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2009年10月25日日曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.311 ver.1.3

霜降を過ぎて
上写真2009.10.25 15:27撮影
下写真2009.10.25 15:29撮影


二十四節気の一つ“霜降”を過ぎて、いよいよ秋も深まって来ました。義父母宅で栽培している椎茸が数日前から生え始めました。紅葉の早かったソメイヨシノの葉は早々と散り始めています。柚子も黄色く色づき、収穫時期が近づいて来ました。田んぼの北側の日当りの良い林縁を散策してみました。鮮やかではないけれど紅葉したガマズミやコバノガマズミ、真っ赤に紅葉したツリバナ、常緑のシロダモ、未だ青々としたコマユミなど、それぞれに特徴のある赤い実がなっていました。裏山の海見山を見上げてみると、スギ・ヒノキ林に挟まれたパッチ状の雑木林では遠目にも紅葉が始まったように見えました。今年は意外に紅葉が早く、しかも例年になく奇麗に色づいているようです。リビングでは薪ストーブが赤々と燃えています。もしかすると今年は冬の到来も早いのかも知れません。

赤い実3種
広島県廿日市市吉和「広島県立もみのき森林公園」
上写真2009.10.24 11:54撮影
中写真2009.10.24 12:09撮影
下写真2009.10.24 13:25撮影



昨日はネット掲示板で知り合ったFさんのお誘いがあって、県立もみのき森林公園に樹木観察に行って来ました。ハンドルネームの“ボスケ”が森あるいは林を意味するにもかかわらず、Sr.ボスケはこれまで「森林公園」と呼ばれる場所には行ったことがありませんでした。知識豊富なFさんのご説明のおかげで思いがけずも有意義な樹木観察が出来たことに満足しています。この日、説明を受けて撮影した樹木は50余種、今まで漫然と見ていた樹木にも様々な面白い特徴があることも教わりました。Fさんのおかげで、最近始めた裏山の樹木の目録作成にも弾みがつきました。添付写真は当日の樹木観察で見つけた赤い実のなる樹木のうち、我が裏山でも是非とも見つけたい3種(上から順に、カマツカ、オトコヨウゾメ、カナクギノキ)です。特にカナクギノキの赤い実の“けん玉”に似た形は大いに気に入っています。

ー今週の写真ー
ツチアケビ(土木通)


撮影場所:広島県廿日市市吉和「広島県立もみのき森林公園」
撮影日時:2009.10.24 14:20
カメラ:オリンパス E-1+ZD14-45mmF3.5-5.6Zoom
撮影データ:ISO感度400 パターン測光 絞り優先露出(F5.6・1/60) 露出補正なし トリミングなし  
コメント:森林公園のサイクリングロード脇で偶然見つけたラン科ツチアケビ属ツチアケビです。初めて見る奇妙な植物です。「出来立てのウインナーソーセージ」に似ていると思いませんか? 山渓ハンディ図鑑「山に咲く花」によると、山地の林内や笹薮などに生える腐生植物で、地下茎は太く、よく分岐し、きのこのナラタケと共生するそうです。写真はツチアケビの実ですが、同じ図鑑に掲載されている写真を見ると、花はラン科らしくまさに蘭の花のようでした。

先週からのSr.ボスケの動向
10月19日(月):ビニールハウス内整備作業
10月20日(火):草刈り作業/歯科治療
10月21日(水):サニーレタス等種まき
10月22日(木):兄夫婦来宅/樹木名札作成
10月23日(金):裏山下草刈り/樹木名札作成
10月24日(土):小室井山樹木観察
10月25日(日):お惣物様/自治会常会/HP更新

Sr.ボスケは柴犬が好き! 
小沢さんも柴犬が好きなようですね。
柴犬が好きな人に悪い人はいないと思うのです。

2009年10月18日日曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.310 ver.1.3

紅葉の始まり?
上写真2009.10.16 07:14撮影
中写真2009.10.18 15:32撮影
下写真2009.10.18 16:12撮影



自宅の庭ではすでに紅葉が始まっています。紅葉が極端に早いドウダンツツジはともかく、オオデマリ、イロハモミジ、ブルーベリー、ハナミズキ、ヤマボウシ、シャラなどにも紅葉が始まっています。グランドカバープランツとして植えている“雪見いちご”の葉も部分的に赤く色づいています(上写真)。本日午後、隣町での買物の帰りに、向かいの山から“鈴張プチ高原”を眺めてみました。中写真で手前の鉄塔の左手に我が家が、鉄塔の裏手、植林ヒノキ林の中に楔状に入り込んだ我が家の裏山の雑木林が見えます。部分的な紅葉でしょうか、緑のヒノキ林と違った色合いになっています。自宅に戻ってあらためて裏山の雑木林に入ってみました。ヤマザクラ、ヤマハゼ、ナツハゼ、ツクバネウツギなどの多くは真っ赤な紅葉を見せていましたが、全体としての紅葉は未だ未だのようでした(下写真)。今週末には二十四節気のひとつ“霜降”に入ります。その頃になると秋も深まり、紅葉した木々も増えているでしょう。

百匁柿
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2009.10.14 06:37撮影
下写真2009.10.14 16:34撮影


当地に引っ越して来た2005年の秋に植栽した柿の木は背丈3mほどに成長し、今年初めて豊富に果実が生りました。「百匁柿」という品種名の柿です。未だ完熟には至っていないようですが、時おり試食と称してもぎ取ってかぶりついています。固い柿ですが、すでに渋みは無く、シャキシャキとした食感とサトウキビのような甘さは独特の美味しさです。若木だからでしょうか、完熟しても小振りで、おそらく百匁(375g)には及びそうにはありませんが、とにかく富有柿や“淡し柿”に無い独特の食感です。完熟が楽しみです。

樹木目録
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2009.10.18 18:00撮影
下写真2009.10.18 15:52撮影


懸案だった裏山の雑木林に自生する樹木の目録作成作業を始めました。裏山の雑木林とは、義父から譲り受けた山林(雑木林が伐採されてヒノキが植林された土地約1000坪)のことです。四季折々の変化が楽しめる雑木林の方に魅力を感じて、この山林では植林されたヒノキの保全よりもむしろ雑木の再生に力を入れています。伐採後5年余り経過した雑木林は予想以上に速いスピードで再生しています。ブナの仲間のコナラやクヌギそれにクリは、樹高4-5mにもなって既に沢山の実をつけています。ヤマザクラやウワミズザクラ、カキノキ、ホオノキ、アワブキ、ザイフリボク、アオハダ、ウラジロノキなども同様の樹高に達しています。常緑高木ではソヨゴが随所で見られ今は赤い実をつけて奇麗です。樹高は未だ2-3mですがシラカシやアラカシも生えています。少数ですがアカマツも見つかっています。これらの高木の下で落葉小高木〜低木も繁茂しています。その中でツツジ科のネジキが最も旺盛で至る所に生えています。ツツジ科では和製ブルーベリーということで最も期待をかけているのがスノキ属のナツハゼとアラゲナツハゼです。今では20数株を確認しています。先月末から何度か果実を収穫してコンポート(砂糖煮)を作っています。他に、ウグイスカグラやウメモドキ、タンナサワフタギなども見つかっています。先週から目録作りと並行して写真入りの樹木名札(上写真)を作成して取り付け始めました(下写真)。これまでに約150枚の名札を掛け終わりました。

ー今週の写真ー
ニホンアカガエル


撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2009.10.18 16:22
カメラ:オリンパス E-1+ZD70-300mmF4-5.6Zoom
撮影データ:ISO感度800 パターン測光 絞り優先露出(F5.6・1/125) 露出補正マイナス0.30 トリミングなし  
コメント:裏山の山路を歩いていたら思いがけずも蛙が飛び出して来ました。止まったところで撮影したのがこの写真です。たまたま望遠ズームを取り付けていたので蛙に近づくことなく大きく撮ることが出来ました。背中のスジ(背側線)が直線的なことからヤマアカガエルではなくニホンアカガエルであることが判りました。

先週からのSr.ボスケの動向
10月12日(月):草刈り作業
10月13日(火):草刈り作業/歯科治療
10月14日(水):草刈り作業
10月15日(木):眼科専門動物病院/草刈り作業
10月16日(金):薪作り作業/樹木名札作成
10月17日(土):樹木名札作成&名札付け
10月18日(日):樹木名札作成&名札付け/買物/HP更新

Sr.ボスケは柴犬が好き! 
小沢さんも柴犬が好きなようですね。
柴犬が好きな人に悪い人はいないと思うのです。

2009年10月11日日曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.309 ver.1.1

寒露
上写真2009.10.11 06:26撮影
中写真2009.10.11 11:44撮影
下写真2009.10.11 14:06撮影



先週木曜日(10月8日)は二十四節気の一つ“寒露(露が冷気によって凍りそうになる頃)”でした。それから3日後の今朝の外気温は6℃で、この秋一番の寒さをまた更新しました。ウッドデッキは冷たい朝露で濡れており、向かいの山々には雲海が広がっていました(上写真)。今朝はまさに“寒露”を象徴するような朝でした。それでも正午近くになると秋の陽射しがあって、“小春日和”と呼ぶにはちょっと早過ぎますが、愛犬モモは早速デッキに出て日向ぼっこを始めました(中写真)。棚田最上段の廃田にあるソメイヨシノは早くも紅葉し始めています(下写真)。

キアゲハの終齢幼虫
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
2009.10.10 06:53撮影

昨日の朝、自宅裏でキアゲハの終齢幼虫を見つけました。2匹の終齢幼虫はアシタバ(セリ科シシウド属)の茎に取りついてせっせと花を食べていました。シシウドだとばかり思っていたのですが、あとでセニョーラに聞いたら以前にアシタバを移植したことがあるとのことでした。本題から離れますが、これでアシタバはシシウドにそっくりだということがよく判りました。さて、2匹のキアゲハの終齢幼虫のことですが、どうして“寒露”のこの時期にいるのかと思って調べてみたら、秋のキアゲハの幼虫は蛹になって越冬するそうですね。今夕、ふと思い出して件のアシタバを見回したのですが、あの終齢幼虫は2匹とも見つかりませんでした。おそらく、今朝の寒さに絶えられず、急きょ蛹になる時期を早め、越冬に最適な場所を見つけて蛹になっているのでしょうか。明日、付近一帯をもう一度捜してみたいと思います。

裏山の雑木林
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2009.10.11 14:15撮影
中写真2009.10.11 14:21撮影
下写真2009.10.11 14:21撮影



久しぶりに裏山を散策してみました。この裏山は5年余り前に雑木林が伐採されてヒノキが植林された土地を譲り受けたものです。せっかくのヒノキ植林地ですが、四季折々の変化が楽しめる雑木林の方に魅力を感じて、ひこばえで再生し始めたコナラやクヌギ、ツツジやナツハゼなどのいわゆる雑木の成長を楽しみに熊笹などの下草刈りを行っています。その甲斐あって、ツツジやナツハゼなどの落葉低木が再生し、春の花、秋の果実が楽しめるようになりました。先月下旬からナツハゼの果実を収穫してコンポート(砂糖煮)を作っています。今日は、ひこばえから再生したクヌギ(上写真)とコナラ(中写真)が大きく成長し、かわいいドングリを実らせていることに感激しました。さらに感激したことに、落下したドングリからは長い根が既に伸びていました。これから5年後にはどんな雑木林(針広混交林)になっているか今から楽しみです。

ー今週の写真ー
ヨメナ(嫁菜)


撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2009.10.11 14:01
カメラ:オリンパス E-1+ZD14-45mmF3.5-5.6Zoom
撮影データ:ISO感度100 パターン測光 絞り優先露出(F6.3・1/640) 露出補正マイナス0.70 トリミングなし  
コメント:堤脇の通称“小堤”に生えていました。舌状花が白いことだけでなく、ノコンギクとは何となく違って見えるので調べてみました。考えられるのはヨメナですが、両者は花序の形が違っているようです。ウィキペディア(Wikipedia)に記憶用として「ヨメナはハナの下が長い」とあったので、本種をヨメナと判定しました。

先週からのSr.ボスケの動向
10月05日(月):廃屋敷地草刈り
10月06日(火):メボソムシクイ発見/台風対策作業
10月07日(水):中電病院/雨
10月08日(木):風雨/樹木名札作成
10月09日(金):樹木名札作成
10月10日(土):廃屋敷地草刈り
10月11日(日):裏山散策/HP更新

Sr.ボスケは柴犬が好き! 
小沢さんも柴犬が好きなようですね。
柴犬が好きな人に悪い人はいないと思うのです

2009年10月4日日曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.308 ver.1.7

中秋
上写真2009.10.04 07:04撮影
中写真2009.10.04 13:55撮影
中写真2009.10.04 13:59撮影
下写真2009.10.04 14:11撮影




昨日は「中秋」すなわち陰暦8月15日でした。昨夜当地はうろこ雲のような雲に全天覆われていて、残念ながら中秋の名月の鑑賞は出来ませんでした。今朝は久しぶりに広い範囲に雲海が見られました。気温は7℃、この秋一番の寒さでした。ついに居間の薪ストーブに火を入れてしまいました(上写真)。隣りの義父母宅敷地入口にあって我が家の居間からよく見える山茶花の木に淡いピンク色の花が咲き始めました(中写真)。山茶花はこれから立春の頃まで咲き続けるので、きれいな花が冬中楽しめます。棚田最上段にある堤(つつみ)ではススキの穂が風に揺れていました。山々は未だ緑に覆われていて紅葉は未だ未だ先のようです(中写真)。先月上旬に刈り取りが終わった田んぼでは切り株から緑の葉が再生したようです(下写真)。このような稲の葉の再生も“ひこばえ”と呼ぶそうですね。

モモの換毛
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
2009.10.03 09:31撮影

愛犬モモはメスの柴犬です。柴犬などのダブルコート(上毛と下毛がある)の犬種は季節の変わり目(春と秋)に下毛が抜けて生え替わります。モモは数日前から古い下毛が浮き上がり徐々に抜け始めました。そのまま放っておくと抜け毛が部屋中に散乱して掃除が大変になるので、昨日は徹底的にブラッシングして浮き上がっている古い下毛を一気に抜き取りました。この山のような抜け毛をご覧下さい(写真参照)。都会ならこの抜け毛の処分に困るところですが、田舎暮らしの我が家の庭では、この抜け毛をまとめて庭木の枝又に挟み込んでおくとシジュウカラやヤマガラなどの野鳥がやって来て好んで持ち去ります。この抜け毛を野鳥たちは営巣のための巣材にするようです。

秋の山野草5種
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2009.10.04 14:01撮影
中写真2009.10.04 14:08撮影
中写真2009.10.04 14:16撮影
中写真2009.10.04 14:21撮影
下写真2009.10.04 14:25撮影





久しぶりの晴天だった本日午後、デジカメを携え山野草を探して田んぼ周辺を散策しました。
最初の写真のキクバヤマボクチ(菊葉山火口)は田んぼ脇の林縁で毎年この時期に見られるユニークな山野草です。キク科ですが写真のものは未だ蕾のようです。その花姿だけではなく名前もユニークで、“火口(ボクチ)”とは火をおこす時の火口(ひぐち)の意味で、かつてこの葉を乾燥させて叩いて出来た繊維を火口(ひぐち)に利用したようです。
2番目の写真はキク科オニタビラコ属のヤクシソウ(薬師草)です。日当りの良い田んぼ脇で見つけました。高さ1m以上にもなるので、いつもうな垂れたように曲がっています。霜の降りる晩秋まで見られます。
3番目の写真はキク科アキノキリンソウ属のアキノキリンソウ(秋の麒麟草)、別名はアワダチソウ(泡立草)です。隣りの谷に通じる半日陰の山道に生えています。アワダチソウと言えば北アメリカ原産の帰化植物で荒れ地に大群生するセイタカアワダチソウが有名ですが、派手過ぎて好きになれません。
4番目の写真はリンドウ科センブリ属のセンブリ(千振)です。半日陰の水路脇に生えています。苦味健胃薬としてよく知られています。千回振り出しても苦味が無くならないから千振だそうです。数年前にはこの傍に同属のアケボノソウが自生していたのですが、絶滅したのでしょうか、今は見当たりません。
最後の写真はキク科ヤブタバコ属のガンクビソウ(雁首草)です。これも隣りの谷に通じる山道脇で見られます。下向きの頭花がキセルの雁首に似ているので雁首草だそうです。本題から外れますが、キセルは刻みタバコを吸う器具ですが今は死語になっていますね。それに「キセル」はカンボジア語だそうですね。

ー今週の写真ー
秋の夜長


撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2009.10.3 18:52
カメラ:オリンパス E-1+ZD40-150mmF3.5-4.5Zoom
撮影データ:ISO感度200 パターン測光 マニュアル露出(F6.3・19.68) 露出補正なし トリミングなし  
コメント:中秋の名月を撮ろうと戸外に出たのですが、あいにくの曇り空、満月がほとんど撮れませんでした。露光時間を多少短縮すれば雲間の月が見えるようになったでしょうか。

先週からのSr.ボスケの動向
09月28日(月):雨
09月29日(火):ニンニク植付け/なめこ栽培地見学
09月30日(水):雨/柿収穫
10月01日(木):眼科専門動物病院/アスパラ畑整備
10月02日(金):雨/姉夫婦来宅
10月03日(土):兄夫婦来宅/栗拾い
10月04日(日):薪ストーブ火入れ/HP更新

Sr.ボスケは柴犬が好き! 
小沢さんも柴犬が好きなようですね。
柴犬が好きな人に悪い人はいないと思うのです。