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2012年5月28日月曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.447 ver.1.8

“小満”を過ぎて
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2012.05.27 07:11撮影
中写真2012.05.28 17:37撮影
下写真2012.05.28 18:53撮影
参考サイトの「こよみのページ」を見ると、去る5月21日は二十四節気の一つ“小満”で、万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る(暦便覧)だそうです。西日本でははしり梅雨が現れる頃と記されています。
昨日は久しぶりに涼しい朝で、早朝ウッドデッキは朝露で濡れ向かいの山に雲海が広がっていました。隣の谷では田んぼの向こうの家々が朝靄に煙っていました(上写真)。日中は汗ばむ陽気になり、南方に積乱雲が競り上がる(中写真)、まさに真夏の天気でした。
海見山(標高870m)西麓(標高約400m)に位置する当地では、海見山によって朝日が遮られて日の出は遅れるものの、日没時刻は鈴張地区で最も遅いのです。今日の日没時刻は18時53分でした(下写真)。
義母によると「昔の職人は日没まで仕事をするのが常だったので、ここは職人泣かせの土地と言われていた」そうです。これから夏至まで約1ヶ月、溜まり溜まっている外仕事に精を出したいものです。ところで、先週号で「心配していた義父母宅の田んぼの稲は活着したようで生き生きとして見えた」という意味のことを書きましたが、隣の谷の田んぼ(上写真)と義父母宅の田んぼ(中写真)を比べて明らかなように、活着が遅れたために分蘖(ぶんけつ、苗の茎がだんだん 増えていくこと)がかなり遅れていることが判りました。対策を思案中です。もう一つ、先週号で報告した「つがいのツバメ」の件ですが、残念ながら、その後、一度もやって来なくなりました。

バーベキュー炉
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2012.05.26 07:50撮影
下写真2012.05.26 13:28撮影
思いがけずも庭にバーベキュー炉が完成しました。「友達を呼んで庭でバーベキューをしたいがどうか」と外出していた娘からの電話が約2週間前にありました。その時は、先月竹飯に挑戦した時に使用した出来合いのバーベキューコ(ニュースNo.442参照)で対応しようと思って、簡単にOKの返事を出したのですが、後で参加人数が10人近いというのを聞いて慌てたのが本音です。思案した挙げ句、幸運にもネットでヒントを得て、クラシックレンガを積み上げただけのバーベキューコンロの設置を思い立ったのでした。クラシックレンガは意外に重く、必要な152個のレンガを軽トラ1回で運ぶにはやや重量オーバーの感がありましたが、搬入してしまえば設置は簡単、何と10分余りの短時間で完成しました。「庭でバーベキューするには近くに流し台もあった方が良い」という声に押されて簡単な流し台も作りました。幸いウッドデッキの脇に水道設備だけはあったので、これも手早く作ることが出来ました。直前になって浮上したのは強い陽射し対策でした。何しろ太陽が真上にある正午に始まることになっていたのです。結局、毎夏ウッドデッキ上に設置していた2枚のタープを炉上に張ることで対応しました。予め節を打ち抜いた竹筒を炉の周囲4ヶ所に打込んでおいて、これにそれぞれ竹竿を差してタープを結び付けたのですが、これも良いアイデアだと自負しています。バーベキュー用炭は、20~30年前に亡祖父が焼いた年代物の木炭で、義父母宅の納屋に多量に保管されていたものです。これで準備が整いました(上写真)。

当日の参加者は7名でしたが、それなりに楽しんでいただけたのではないかと思っているわけです(下写真)。


草刈りのシーズン
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原

上写真2012.05.28 17:34撮影

中写真2012.05.28 17:35撮影
下写真2012.05.28 17:35撮影
いよいよ草刈りが忙しくなりました。刈っても刈っても生えて来るのが“雑草”です。当地で田舎暮らしを始める前、埼玉県入間市に住んでいて西多摩自然フォーラム(植物調査班)の会員だった頃には“雑草”という概念はなく、すべてが“野草”でした。それどころか、正直な話、“野草”を刈り払う農家の人たちに敵対心さえもっていたものです。それが農業の手伝いを続けているうちに今では、私、Sr.ボスケにとって“野草”が“雑草”に変わりつつあります。とは言っても、全ての“野草”が“雑草”と言う訳ではなく、観察しながら草刈り作業を続けています。自宅裏口付近(上写真)ではクサイチゴが“野草”と“雑草”の間を行き来しています。赤い果実がなるクサイチゴは絵になる野草(本当は木本)ですが、裏山の菜園で畝床を占拠するほど繁茂したクサイチゴは“雑草”になりました。
この時期の草刈りはもちろん避けています。 義父母宅脇の里道(中写真)は一時期あちこちでワラビが生えて来ます。
こんなことをしていては能率は上がらないのですが、“野草”観察を楽しみながら草刈り作業を続けています。
田んぼの見える農道沿い(下写真)では、フタリシズカは今でも“野草”で、刈り払わないように残しています。

久しぶりに山野草
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2012.05.28 07:52撮影
中写真2012.05.28 17:43撮影
下写真2012.05.28 18:17撮影
久しぶりに“山野草”を撮りました。当地で「堤の土手や路端に繁茂するアザミが山野草だ」と言ったら嘲笑されるに違いありませんが、私、Sr.ボスケにとっては一際目立つ赤紫の大きな花はいつまで経っても“山野草”です。草刈り時、いつも躊躇して刈り払いを先延ばしするのがこのアザミです(上写真)。
このアザミよりもずっと小振りで、堤の土手に咲く薄紫色~青紫色の花のタツナミソウ(立浪草)は、Sr.ボスケにとっては“純然たる山野草”です(中写真)。「泡立って寄せてくる波に見立てて名付けられたことをよく説明すれば、地元の人でも刈り払いを躊躇するのではないかと思われます。
ちょっと前までワラビが繁茂していた栗林で、ススキやササなどの上に一際高く伸び出ているのがサトイモ科のテンナンショウ属です。仏像の後ろにある光背に見立てて名付けられた“仏炎苞”に肉穂花序が入っています。この仲間に、マムシグサやウラシマソウがあります。いずれにしてもユニークな形のしているので、これもSr.ボスケにとっては“純然たる山野草”です(下写真)。

ー今週の写真ー
恥ずかしがり屋の鈴ちゃん


撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2012.05.27 18:18撮影
カメラ:Canon IXY DIGITAL 110IS

撮影データ:ISO感度80 パターン測光 自動露出(F2.8・1/80) 露出補正マイナス0.3 トリミングなし

我が家の鈴ちゃんは生後1歳半、生後約5ヶ月でわが家にやって来たメスの黒柴です。柴犬は一般に家族以外の人には慣れ難い犬種ですが、鈴ちゃんはその上“蚤の心臓”の持ち主です。デッキに出ていても他人が近づくと素早く室内のケージの中に入ってしまいます。デッキからの出入口を閉じていた一昨日、他人が近づいたらお座りしたまま固まって、ついにオシッコを漏らしてしまいました。そんな“恥ずかしがり屋”ですから、ご覧の通り、カメラを向けると他所を向いてしまいます。というのは嘘ですが、他人に慣れ難い分、時間はかかりましたが一年経ってやっと家族には心を許し、今では“抱っこ大好き犬”になりました。



先週のSr.ボスケの動向

0521日(月):庭の流し台設置作業/ブログ更新
0522日(火):庭の流し台完成/家族バーベキュー
0523日(水):裏山下草刈り作業/買物
0524日(木):裏山下草刈り作業
0525日(金):田んぼ法面草刈り/タープ張り準備
0526日(土):来客バーベキュー
0527日(日):集落協定役員会


2012年5月21日月曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.446 ver.1.3


金環日食の日
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2012.05.21 06:31撮影
中写真2012.05.21 15:07撮影
下写真2012.05.21 15:11撮影
今日は世間では待ちに待った金環日食の日です。とは言っても、当地では残念ながら金環日食にはならず部分日食であったために、特に太陽観測用メガネを準備することもありませんでした。当地の日の出は日食前の6時半、試しにデジカメで素早く撮ってみました(上写真)。
本来ならデジカメであってもCCDを損傷してしまうので減光フィルタの装着が勧められていますが、太陽観測には安価な並の減光フィルタでは用を成さず、結局、太陽観測用の減光フィルタ購入は早い時点で諦めていたのです。
ところで、午後、義父母宅の田んぼに行って見ました。心配していた稲は活着したようで生き生きとして見えました(中写真)。よく見ると、すでにオタマジャクシがあちこちで泳いでいました。

義父母宅の菜園では、ジャガイモがメークインと男爵いずれも順調に育っていました(下写真)。午前中はボスケ夫人がジャガイモの芽欠き作業を手伝ったそうです。畑に何本ものペットボトルが立っているのが見えます。撒種後のオクラを保護しているものです。楽々ズボラ菜園(南洋著)を参考にSr.ボスケが義母に伝授したものです。
それにしても暖かくなって来ました。昨朝は黒柴鈴ちゃんの散歩中に、3羽のメジロの雛がぎこちなく飛び、よちよち歩いているのに出くわしました。昨夕はつがいのツバメがガレージの中の特設棚に止まってさえずり合っているのに気づきました。今度こそ営巣してくれるのではないかと大いに期待しています。

かぶれの木
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2012.05.16 17:29撮影
下写真2012.05.16 17:29撮影
わが“裏山自然植物園”にはあちこちに「かぶれの木」があります。ふつうの植物園なら、こんな危険な木は見つけ次第切り倒してしまうのでしょうが、わが“裏山自然植物園”では、このような危険な樹木の名札に赤帯表示して、原則自然そのままに残しています。
Sr.ボスケは何を隠そう「かぶれの木」に甚だ弱いのです。以前にメキシコマンゴーに被れて皮膚科のお世話になったことがあります。その時、初めてマンゴーもウルシ科であることを知ったのです。それで名札を結び付けるにも手袋を着用して細心の注意をしています。問題は細かい部分の観察です。ふつうならサンプルの葉を摘み取ってルーペを使って毛の有無などを観察するのですが、「かぶれの木」の場合には写真判定となります。


上写真がヤマウルシ、下写真がヤマハゼです。撮影時刻を見ると同時刻になっていますが、そうなんです! 両種が隣り合わせに自生していたのです。両種の生育環境はやや異なるため、一緒に生育することはあまり無さそうですが、こんなこともあるのですね。

放射能検知
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2012.05.21 08:14撮影
下写真2012.05.21 08:26撮影

「縦窓日記」にも書きましたが、このムラサキツユクサは放射能を検知すると花の真ん中の紫色のもじゃもじゃ毛が桃色に変色することが昔から知られていたようです(上写真)。このムラサキツユクサの放射能検知能力を使って、既存の原発周辺における放射能汚染を検知し、原発の危険性を訴える人たちがいたことを思い出しました。ムラサキツユクサの放射能検知能力については「自然と科学なんでもニュース」http://onndannka.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/nsnews71.pdfに詳しく説明されています。
放射能感知と言えば、昨年3月11日の東日本大震災以後発生した東電福島第一原発事故による放射能汚染を契機に、放射能測定器の需要が高まり、安価で高性能の測定器の開発が進みました。Sr.ボスケが保有している測定器(空間放射線量測定器)もその一つです。

この測定器は宮城県石巻市の非営利プロジェクト「radiation-watch.org」が昨年8月に製造およびネット販売を開始したポケットガイガーKITです。この測定器は単体では用を成さず、iPhoneかiPad、あるいはiPod touchに接続する必要がありますが、そのかわり安価で、当時の価格は税込み3,500円でした。Sr.ボスケは発売開始と同時にネット注文し、約3ヶ月間、ほぼ毎朝、庭における放射線量を測定し、その結果を「みんなでつくる放射線量マップ」(http://minnade-map.net/)に登録していました。ところが残念ながら昨年12月半ばに機器故障で測定出来ない状態になってしまいました。あれから約半年、懲りないSr.ボスケは値下げ販売された同製品(税込み1,850円)を購入して測定を再開し、先の放射線量マップに登録し始めました(下写真)。ちょっと覗いて頂ければ幸甚です。

ー今週の写真ー
ナツハゼ(夏櫨)

撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2012.05.21 15:18撮影
カメラ:オリンパス E-1+ZD14-45mmF3.5-5.6Zoom
撮影データ:ISO感度100 パターン測光 絞り優先露出(F6.3・1/125) 露出補正マイナス0.3 トリミングなし
“裏山自然植物園”で、最大の株立ちを誇るナツハゼで、樹高は3m優にありそうです。毎年大量の果実を提供してくれる我が家の宝物です。日当りの良い主に樹冠部分は若葉のこの時期でも紅葉しています。名前「夏櫨」の由来はこのように夏でもウルシ科のハゼのように紅葉することにあるそうですが、この画像で納得ですね。

先週のSr.ボスケの動向
05月14日(月):庭木植付け/ブログ更新
05月15日(火):雨/農道沿い草刈り
05月16日(水):キウイ畑草刈り
05月17日(木):降雹/買物/バーベキュー炉設置
05月18日(金):菜園整備作業
05月19日(土):買物/庭用シンク設置作業
05月20日(日):買物/庭用シンク設置作業


2012年5月14日月曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.445 ver.2.4

立夏を過ぎて
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2012.05.12 07:21撮影
中写真2012.05.14 08:26撮影
下写真2012.05.14 08:31撮影
立夏を過ぎてタケノコの成長も著しく、タケノコ掘りよりも伸びたタケノコ倒しが忙しくなりました(上写真)。それにしても今年ほどタケノコ料理を堪能したことはありませんでした。これも林縁の里山林再生整備事業のおかげです。

田んぼの土手や農道脇の雑草の伸びも著しく草刈り作業が日課になりつつあります。雑草の中で柄の長い丸い葉を広げているフキだけは食用になるので刈らないで残すようにしています(中写真)。

義父の田んぼでは田植え後10日経とうとしているのに稲が未だ活着していないようです(下写真)。改めて隣の谷の田んぼと比べて見ると活着が明らかに遅いようです。原因をいろいろ考えています。

今夜はしとしと雨が降っています。この雨が上がる明日午後には気温がさらに上昇して夏日になりそうです。そう言えば、我が家の太陽光発電設備(容量4kW)を太陽光発ユーザー支援サイト「ソーラークリニック」に登録しました。登録した発電所の名称は「鈴張ボスケ太陽光発電所」です。先月の発電量は454kWすなわち113.5kWh/kWで、月間発電量ランキングは1771件中1177位でした。今月の発電量は先月を上回る好成績が期待できそうです。

裏山のスノキ属3種
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2012.05.14 16:30撮影
中写真2012.05.14 16:28撮影
下写真2012.05.14 16:37撮影
裏山で、我が“裏山自然植物園”で、最も大切に保護されている樹木はツツジ科とりわけスノキ属です。何しろ果実が食べられますから(笑)。裏山で代表的なスノキ属は、ナツハゼ、アラゲナツハゼ、カンサイスノキの3種です。この時期のナツハゼは未だ小さな蕾ですが、それぞれの蕾が1枚の小さな苞葉を伴っています(上写真)。

アラゲナツハゼはナツハゼと違って苞葉が目立って大きいのが特徴で、この時期、個々の蕾が大きな苞葉に包まれていて全く見えません(中写真)。この2種は果実がコンポート(砂糖煮)の重要な材料になります。

カンサイスノキはすでに早々と開花しています。葉を噛むと酸っぱいのはスノキと同様ですが、五角形の花冠がスノキと異なる特徴です(下写真)。














裏山のスノキ属は、この3種のほかに、他のスノキ属とは異なるユニークな花が特徴で裏山で開花が期待されているアクシバについては開花が確認されたら改めてご紹介するつもりです。

大丁字ガマズミ
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
写真2012.05.14 16:24撮影
一昨日、当地から車で30分余りの場所にあるグリーンセンターで、花の終わった「大丁字ガマズミ」の小さな苗木が売られているのを見つけました。
ガマズミと言えば、我が“裏山自然植物園”には、本来のガマズミのほか、ミヤマガマズミ、コバノガマズミ、ヤブデマリが自生しており、我が家の庭には、オオデマリのほかに最近購入したスノーボールという園芸品種のテマリカンボクがあります。「大丁字ガマズミ」をネット検索したところ、和名オオチョウジガマズミは対馬と朝鮮半島に分布し淡紅色を帯びた白色で芳香があることが判りました。もちろん、この大丁字ガマズミも我がガマズミコレクションに含めることにして購入しました。

三光鳥
写真が無いのが残念ですが、今日、自宅周辺で何度か、「ヒィー ツー フィー ホイホイホイ」と鳴くサンコウチョウ(三光鳥)の鳴き声を聞きました。その際一度、隣の別荘の森から尾の長い黒っぽい鳥がわが裏山の森に向かって飛んで行ったのを確認しています。ボスケ夫人に話したら、数日前にも同様の鳴き声を聞いて、サンコウチョウではないかと思ったとのことでした。なぜ我々がサンコウチョウに関心があるかと言えば、話は当地に引っ越して来た2005年の秋に遡ります。西多摩地域での植物調査が縁で知り合った、野鳥にお詳しいKさんが当地にお出でになった折に、我が家周辺はサンコウチョウの営巣に最適な環境であることを力説されました。その際、「ヒィー ツー フィー ホイホイホイ」すなわち「日月星ホイホイホイ」と鳴くのが三光鳥であることを聞いていたのです。それにしても写真が無いのが残念です。何とか撮影して証拠をお見せしたいものです。


ハンマーを買おうかな~

広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2012.05.10 15:30撮影
下写真2012.05.10 15:54撮影
大学の地質学の恩師O先生が何と!我が裏山の地質調査にお出でになりました。「先生!卒業以来40数年、一度もご挨拶に伺わなかった不義理をお許し下さい」先週木曜日(10日)午後、O先生と3名の同行者は調査ルート沿いに位置する我が家の庭で、30分ばかり雑談にお付き合いいただいた後、私ボスケも調査に同行させていただきました(上写真)。
調査道具を何一つ持ち合わせていないのですが、花崗岩、花崗斑岩、流紋岩などという岩石名の飛び交う議論の中に身を寄せると、学生の頃、現役の頃にタイムスリップしたような不思議な感覚になりました。地質露頭を見ると、ハンマーを使って無性に岩片を採取したい衝動に駆られました(下写真)。

少なくとも会社を退職して7年半、地質と全く縁のない生活を続けて来ましたが、ここに来て、趣味の一つに地質を含めたい、そんな気持ちが芽生えて来ました。とりあえず、岩石ハンマーを買おうかな~
ところで、このO先生の同行者のうち2名(いずれも私の同窓生で後輩)が当地「鈴張」の出身であることが判り、月並みな言葉で言えば「世間は狭い」ということでしょうが、仰天しました。



ー今週の写真ー

ミズタビラコ(水田平子)




撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2012.05.14 08:56撮影
カメラ:オリンパス E-1+ZD35mmF3.5Macro
撮影データ:ISO感度400 パターン測光 絞り優先露出(F6.3・1/15) 露出補正マイナス0.3 トリミングなし
隣の別荘敷地内を流れる渓流のそばで咲き始めたミズタビラコです。まさに咲き始めたばかりで、7日前、東京からの友人K氏と探した際には開花前だったため見つからなかったのです。花は同じムラサキ科のヤマルリソウやキュウリグサなどとそっくりです。残念ながら薄暗いところでの撮影のためブレたようです。

先週のSr.ボスケの動向
0507日(月):友人K氏と植物調査/ブログ更新
0508日(火):買物/裏山菜園整備
0509日(水):猪捕獲/田んぼ法面草刈り/姉夫婦宅
0510日(木):農道脇草刈り/片廻林道地質調査同行
0511日(金):農道脇草刈り
0512日(土):買物/裏山菜園整備
0513日(日):買物/裏山菜園整備/来客








2012年5月7日月曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.444 ver.1.3

田植も終わって
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2012.05.05 11:58撮影
中写真2012.05.06 07:36撮影
下写真2012.05.07 18:05撮影

 ゴールデンウィークのメインイベントである義父母宅の田んぼの田植えが予定通り5月5日に行われました。田植え機で植付けられなかった部分の手植え作業に義父母の子や孫の応援を得て、午前中に4枚の田んぼ全ての田植えが終わりました(上写真)。その夜からカエルの合唱が一際大きくなったように思えました。翌日(6日)の朝、田植えの終わった田んぼを眺めて見ました。欠株が未だ見られるものの、とにかく田んぼには緑の稲苗が植付けられました(中写真)。昨夜、東京在住で植物関係の十年来の友人Kさんが来宅、今日午前中、裏山を案内しました。裏山ではレンゲツツジがやっと開花し、付近一帯が明るくなったように見えました(下写真)。スノキ属の中でカンサイスノキの花が最初に咲き始めました。ナツハゼやアラゲナツハゼの開花ももうすぐです。

久しぶりに全員集合
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2012.05.06 08:04撮影
下写真2012.05.06 09:27撮影





昨日に朝、黒柴鈴ちゃんの散歩中に、隣の谷に設置してある箱わなにイノシシが入ったという情報を得ました。帰宅後、デジカメを携えて軽トラでいつもの解体処理場に馳せ参じました。そこにはすでにイノシシ捕獲班の全員が参集していました。冬場の猪侵入防止柵の設置作業以来の久しぶりの顔合わせです。肝心のイノシシは体重20kg足らずの子猪でした(上写真)。分配された少量の肉塊よりも、解体作業後の農業技術の情報交換に大きな意味がありました(下写真)。罠にかかったイノシシのおかげです。


待望のハナイカダ
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
写真2012.05.07 10:36撮影

ミズキ科ハナイカダ属のハナイカダです。裏山で見つけたい樹種のひとつでした。本日午前中、友人Kさんと一緒に裏山およびその周辺の山道を歩いた際、Kさんが見つけてくれたものです。狭義の裏山すなわち“裏山自然植物園”内ではなく隣接する別荘地内の渓流北側に自生していました。樹高2mぐらいで、しなやかなウツギのような樹形に見えました。奇妙にも葉の上に小さな花がついていました。これがハナイカダのハナイカダたる所以です。これらの花には3~4個の雄しべが見られ、ハナイカダは雌雄別株であることから、この木は雄株のようでした。出来ることなら“裏山自然植物園”内で、出来れば果実の生った雌株のハナイカダを見つけたいものです。

全ての原発が止まっています!






5月5日午後11時過ぎに、北海道電力の泊原発が定期検査のために停止したことによって、我が国の全ての原発が停止したことになりました。2日経過した今現在(5月7日午後11時)も原発が無くても何の支障もなく電力が供給されているというのに、国内には50基もの原発があるそうです。高い電力料金はこの50基の原発に起因していると思えてなりません。


ー今週の写真ー
ヒメヤマツツジ(姫山躑躅)

撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2012.05.07 18:08撮影
カメラ:オリンパス E-1+ZD14-45mmF3.5-5.6Zoom
撮影データ:ISO感度400 パターン測光 絞り優先露出(F6.3・1/30) 露出補正なし トリミングなし
ヤマツツジの変種ヒメヤマツツジであることを、一昨年、ネット掲示板「このきなんのき」で教わりました。このヒメヤマツツジは広島県と山口県にのみ自生するツツジのようです。“裏山自然植物園”では未だこの1株しか見つかっていませんが、その気で見ると周辺の日当りの良い道路脇などでよく見かけます。これより前に咲いていたコバノミツバツツジよりも小さくかわいいので我が家では人気があり、いま花瓶に入っています。

先週のSr.ボスケの動向
0430日(月):孫娘母子迎え/ブログ更新
0501日(火):孫娘母子
0502日(水):孫娘母子送り/裏山菜園整備
0503日(木):田んぼ法面草刈り/裏山菜園整備
0504日(金):稲苗引き取り
0505日(土):田植え作業
0506日(日):猪捕獲/裏山菜園整備/知人来宅