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2012年3月26日月曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.438 ver.1.4

春の雪その2
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2012.03.25 11:28撮影
中写真2012.03.25 11:38撮影
下写真2012.03.26 07:23撮影



やっと春が来たかと思ったのも束の間、再び冬を思わせるような寒さになりました。それでも、昨日は未だ陽射しが暖かく、裏山の散策では暫し春を感じていました(上写真)。堤脇の梅の花はさらに数が増えていました(中写真)。昨夜は気温が下がり時おり強風が吹いていたので、もしや、と思ったら、案の定、今朝は真冬の雪景色に変わっていました(下写真)。それでも、気温は氷点下には至らず、雪は霙(みぞれ)のような重たい春の雪でした。積もっていた雪は陽が昇ると一気に融け、午前中にはすっかり無くなっていました。3年前、舗装林道脇に移植した早咲きの東海桜、その蕾が大きく膨らんでいました。予報通りの陽気が続けば、今週中にこの東海桜は開花するかも知れません。庭のサクランボ(シナノミザクラ)はそれより先に咲き始めるでしょう。いよいよ、桜の季節の到来です。

ツツジ科スノキ属の冬芽
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2012.03.26 10:30撮影
中上写真2012.03.26 10:21撮影
中写真2012.03.26 10:40撮影
中下写真2012.03.26 10:28撮影
下写真2012.03.26 10:29撮影





“裏山自然植物園”で、Sr.ボスケが特に目をかけて成長を見守っているツツジ科スノキ属、その冬芽の一挙公開です。最初に紹介するのは甘酸っぱい果実が食用になるナツハゼ、その冬芽です(上写真)。赤褐色で先がやや尖った卵形、その長さは約2mmあります。枝に小さな白い皮目があり、枝肌に細かい毛が密生しています。次に、これも果実が食用になるアラゲナツハゼです。その冬芽は茶褐色で丸みを帯びた三角芽です(中上写真)。枝肌にはナツハゼと同様に細かい毛が密生しています。3番目に、Sr.ボスケが勝手に命名した“ナツハゼーアラゲナツハゼの中間種”です。冬芽も、何となくナツハゼとアラゲナツハゼの中間的特徴を示しているように見えます(中写真)。4番目はカンサイスノキです。果実はナツハゼと似て甘酸っぱいものの、実付きが極端に悪いために利用価値がありません。その冬芽は赤色で光沢があり先端が尖った長い紡錘形、その長さは約5mmあります(中下写真)。最後にアクシバです。未だ花を見たことが無いのですが、花は他のスノキ属と違ってずいぶんユニークな形をしているようです。緑色の枝が特徴的で、冬芽は長さ3~4mmのやや扁平な楕円形で芽鱗に細かい黒点が見えます(下写真)。
開花時期になったら「ツツジ科スノキ属の花」と題して、再びこの5種を紹介するつもりです。ご期待下さい。

裏山のツツジは今
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2012.03.26 10:36撮影
中写真2012.03.26 10:33撮影
下写真2012.03.26 10:25撮影



“裏山自然植物園”には低木のツツジがあちこちに自生しています。そのほとんどすべてがコバノミツバツツジです。水滴形の花芽が膨らんできたように見えます(上写真)。ヒメヤマツツジは一昨年初めて見つけたのですが、未だに1株しか見つかっていません。越冬した葉が枝先に複数ついていて、その中に小さな頂芽が隠れています(中写真)。レンゲツツジは6年前に入口付近で見つけた1株だけです。枝先の頂芽が一際大きいのが特徴です(下写真)。初夏にオレンジ色の総状花序が出て目を引きます。5月の開花が楽しみです。

春の天体ショー
上写真2012.03.26 19:37撮影
下写真2012.03.26 20:11再現


今夜日没後の西の空で、素晴らしい天体ショーを見ることが出来ました。三日月の上に金星、下に木星があって、ほぼ縦一列に並んでいるのです。気温マイナス1℃で澄みきった空、天体観察には絶好の夜でした。
iPadにインストールした星空再現アプリ「iステラHD」で今夜の西空を確認して見ました。金星は-4.3等星で、木星は-2.1等星、今夜の月齢は3.9でした。デジカメで撮った画像(上写真)では確認できなかったのですが、金星は上半部が欠けているようです(下写真)。



“ツバメの巣140万ベクレル 離れれば「影響なし」”???
http://www.47news.jp/news/2012/03/post_20120323220902.html

3月23日の47NEWSによると、環境省は東電福島第一原発から約3キロ離れた大熊町にある建物の壁で採取したツバメの巣から約140万Bq/kgの放射性セシウムを検出したと発表し、「近づかなければ巣による人への影響は無視できると考えられる」とコメントしたそうです。
ちょ、ちょっと待って下さい! この巣そのものからの人への影響は兎も角、この巣を作ったツバメ、この巣で生まれ育ったツバメは大変な被爆をしたはずです。影響が無いはずがありません。原発事故はツバメだけではなく周辺の多くの生態系に甚大な影響を及ぼしたはずです。
以下は、その47NEWSの抜粋です。
環境省は23日、東京電力福島第1原発から約3キロ離れた福島県大熊町にある建物の壁で採取したツバメの巣から、1キログラム当たり約140万ベクレルの放射性セシウム(セシウム134と137の合計)を検出したと発表した。環境省によると、巣はセシウム濃度が高い付近の田んぼの泥や枯れ草を集めて作ったとみられる。千葉市の放射線医学総合研究所に運び、巣表面の放射線量を測定すると毎時2・6マイクロシーベルトだったが、約50センチ離れると同0・08マイクロシーベルトに下がったことから、同省は「近づかなければ巣による人への影響は無視できると考えられる」としている。2012/03/23 22:07 【共同通信】

ー今週の写真ー
ツツジ科アセビ属のアセビ(馬酔木)


撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2012.03.26 11:26
カメラ:オリンパス E-1+ZD35mmF3.5Macro
撮影データ:ISO感度200 パターン測光 絞り優先露出(F6.3・1/200) 露出補正なし トリミングなし
ブルーベリーやナツハゼなどスノキ属の花に一見似ていますが、つぼ状の花冠でつぼんだ小さな口が特徴でしょう。純白の花だと思ったら、ややピンクがかっていました。ピンクの花ならアケボノアセビと呼ばれるそうです。それにしても予期せぬ開花に驚きました。

先週のSr.ボスケの動向
03月19日(月):林縁散策/ブログ更新
03月20日(火):集落協定役員会
03月21日(水):エンジン丸鋸借用/原木玉切り作業
03月22日(木):薪原木調達/原木玉切り作業
03月23日(金):雨
03月24日(土):クッキング薪ストーブ着
03月25日(日):講中役員会/自治会常会

Sr.ボスケは柴犬が好き! 
小沢さんも柴犬が好きなようですね。
柴犬が好きな人に悪い人はいないと思うのです。
その柴犬の名前は“ももちゃん”だそうですね。
わが家の愛犬も柴犬で、名前も“ももちゃん”です。
ますます好きになりそうです。
「国民の生活が第一」