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2011年8月8日月曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.405 ver.1.3

早くも立秋
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2011.08.08 07:08撮影
中写真2011.08.08 07:15撮影
下写真2011.08.08 16:48撮影



今日は酷く暑い一日でしたが、暦の上ではすでに立秋です。田んぼの稲の穂が垂れ始め、何となく黄色く色づいて来たように見えました(上写真)。当地よりもやや低い位置にある隣りの谷では、今月末には稲刈りが始められるかも知れないという話を聞きました。共同作業で維持管理している蓮田では、大きな葉がさらに大きくなって陽光を一杯受けているように見えました(中写真)。8月には咲くと言われていたので探してみたのですが、花が見当たりません。れんこんの収穫も楽しみですが、お釈迦様と関係の深い美しい蓮の花にも期待しており、開花を心待ちしています。裏山に入ると蝉の声がうるさいほどに聞こえて来ます(下写真)。さすがにツクツクボウシは未だですが、その声を聞く前に、そろそろ薪の調達を始めなければと、心忙しくなって来ました。

“裏山自然植物園”
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2011.08.08 16:44撮影
下写真2011.08.08 16:45撮影


裏山の雑木林(標高420-460m、約1000坪)ですが、2年前に木本類に付けた名札が色褪せて読めなくなったので、この春から新しい名札に付け替える作業を行っていました。付け替え終わった名札は約100種で約500枚になりました。これを機に、舗装林道からの入口付近に“裏山自然植物園”と書いた看板を立てました(上写真)。“裏山植物園”ではなく、裏山に自然に生えている植物(木本類だけですが)の名前が判るように名札を付けただけという意味で“裏山〈自然〉植物園”としたのです。思い起こせば6年前、この地にやって来た時点では、木本類には全く疎かったど素人のSr.ボスケが、ネットの掲示板「このきなんのき」と林将之著「葉で見わける樹木」、それに山渓ハンディ図鑑「樹に咲く花」を頼りに、無謀にも、ブログ「Sr.ボスケの樹木目録」を更新しつつ、名札を付け始めたのでした。同定作業を始めて見ると論外に面白く、楽しくなって時間も忘れて没頭するようになりました。吊り下げた名札約100種500枚はまさにその成果です。これを機会に、この地区の裏山である片廻山に自生する樹木に対してより一層の興味を抱いていただけるよう、主としてこの地区の人たちに名札を付けたこの雑木林を開放するに至ったのです。この看板はその証なのです。

丸いズッキーニ
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2011.08.08 18:23撮影
下写真2011.08.08 16:53撮影


やっと果実(直径10cm、高さ12cm)が生りました。カボチャと見間違うほどよく似ています(上写真)。未だ味のほどは判りませんが、これが丸いズッキーニです。キュウリによく似た本来の細長いズッキーニを比較のために隣に置いて撮りたかったのですが、先月の台風による強風で倒れて全滅してしまいました。カボチャのように地を這うのであれば問題ないのですが、ズッキーニは人の助け無しには生きられないと思えるような変な野菜です。オクラのように直立して上向きに伸びながら大きな葉を広げ、開花して果実を太らせるのです(下写真)。その果実はオクラのものとは比べ物にならないほど大きく重いため、放っておくと果実の自重で茎が間違いなく折れてしまうのです。それにしても、昆虫によくある擬態ではないかと思えるほど、果実はカボチャによく似ています。この“擬態”は丸いズッキーニにとってどんなメリットがあるのでしょうかね。

夏の花?
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2011.08.07 07:05撮影
中写真2011.08.08 07:06撮影
下写真2011.08.08 07:06撮影



廃田の石垣の傍に毎年この時期に咲くナツズイセンが咲き始めました(上写真)。いつの間にか花茎が伸びて、気がついた時はすでに花が咲いている、彼岸花によく似ていますが、夏の花です。ヒマワリも咲き始めました(中写真)。先月の台風で軒並み倒れてしまったのですが、何とか起こして支柱に結びつけたら、今では高さ2mにもなって期待通り大輪の花になりそうです。これも夏の花です。わが家の敷地の石垣の下に咲いている一輪の赤いコスモスを見つけました(下写真)。これも夏の花? コスモスは和名「秋桜」ですから、やはり秋の花でしょうね。

イノシシ捕獲
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2011.08.06 13:29撮影
下写真2011.08.06 15:18撮影


先月下旬からイノシシがあちこちに出没しています。義父母宅でも庭に植えられているユリの根が軒並み掘り返されました。幸い、この地区の大半の田んぼは電柵で囲まれているので、イノシシの田んぼへの侵入は何とか免れていますが、地区の5ヶ所に設置されている、どのイノシシ捕獲用箱わなにも、イノシシが接近している兆候が見られています。そんな折の一昨日(8月6日)朝、北部の谷の林縁に設置された箱わなにイノシシが捕らえられたという情報が入りました。その時は所用があって現場で確認することは出来ませんでしたが、捕獲され、止めを刺されたイノシシを、午後、処理場に行って確認しました(上写真)。よく判りませんが、体重は40〜50kgぐらいでしょうか、メスのイノシシでした。当日は近くの田んぼでイノシシが侵入した痕跡が見つかっています。どのようにしてイノシシが田んぼに入ったか、周囲を調べて見たところ、すぐ脇の堤(つつみ、農業用水池、下写真)の水際を歩いた足跡を見つけました。イノシシは堤の土手に設置されているトタン柵を越えて田んぼに直行したようです。翌日、行って見たら、その田んぼにはすでに電柵が張られていました。

怖い「放射能土壌調査結果」

福島第一原発事故をうけて、市民への情報共有を目的とした活動を始めた任意の市民グループ、RDP(放射能防御プロジェクト)によって実施された首都圏150ヶ所の放射能土壌調査結果の発表会見が、本日(8月8日)参議院議員会館B104で行われました。その模様はインターネットのニコニコ生放送と岩上安身氏のIWJ(Independent Web Journal)で生中継され、土壌調査結果のマップと分析結果表はRDPのホームページ(http://www.radiationdefense.jp/)で公表されています。
チェルノブイリの区分と比較されたその結果は、予想されていたこととは言え、震えるほどの空恐ろしさを感じるものでした。採取された土壌のセシウム分析結果を示すマップ(画像参照)中、赤い丸印は、埼玉県三郷市早稲田の植え込みから採取された土壌で、セシウム合計919,100Bq/㎡が得られています。この値は、チェルノブイリの区分で特別放射線管理区域(義務的移住区域、農地利用禁止)に相当するものです。オレンジ色の丸印は、チェルノブイリの区分で高汚染区域(移住の権利が認められる)に相当するもので、東京都の南東部から千葉県北西部、茨城県南西部にかけてまとまった形で5ヶ所あります。黄色の丸印はチェルノブイリの区分で汚染区域(不必要な被ばくを防止するために設けられている区域)に相当するもので、東京都の東部、千葉県北西部、埼玉県南東部、茨城県南西部に広範囲に見られます。緑色の丸印は37,000Bq/㎡以下で、チェルノブイリの区分では汚染区域外、星印は検出限界(1Bq)以下を示しています。
本来なら東電あるいは国によって積極的に行われるべき汚染調査が、市民グループによって実施されたことを、東電あるいは国は恥じるべきです。この調査結果を基にして、組織的に、より詳細な調査を早急に実施して、適切な対策を提示するよう、東電あるいは国に要求すべきです。

ー今週の写真ー
カワラナデシコ(河原撫子)


撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2011.08.06 15:07撮影
カメラ:オリンパス E-1+ZD14-45mmF3.5-5.6Zoom
撮影データ:ISO感度200 パターン測光 絞り優先露出(F6.3・1/800) 露出補正マイナス0.30 トリミングなし
隣りの谷の田んぼの土手で偶然見つけました。以前から探していた自生のカワラナデシコです。定期的に草が刈られている、陽当たりの良い環境の場所に自生するそうです。このカワラナデシコを絶滅させないためには、このような里山環境が将来にわたって維持されることが必要です。

先週のSr.ボスケの動向
08月01日(月):猪柵予定ルート役所確認/ブログ更新
08月02日(火):キウイ棚周辺草刈り
08月03日(水):キウイ棚周辺草刈り
08月04日(木):日除けタープ再設置/縁者宅訪問
08月05日(金):買物/裏山草刈り
08月06日(土):猪捕獲/報告用写真撮影
08月07日(日):庭整備/買物

Sr.ボスケは柴犬が好き! 
小沢さんも柴犬が好きなようですね。
柴犬が好きな人に悪い人はいないと思うのです。
その柴犬の名前は“ももちゃん”だそうですね。
わが家の愛犬も柴犬で、名前も“ももちゃん”です。
ますます好きになりそうです。
「国民の生活が第一」