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2013年6月24日月曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.503 ver.1.0


梅雨まっただ中
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.06.22 07:53撮影
中写真2013.06.23 06:35撮影
下写真2013.06.24 16:32撮影


先週はやっと梅雨らしいぐずついた一週間でした。それでも雨上がりの日には遅れていたサツマイモ苗の植付けや草刈り作業に精を出しました。19日には午前と午後に分けて、降り続く雨の中、狂犬病巡回予防注射に2匹の柴犬を連れて行きました。
22日は朝こそ雲の中にあった(上写真)ものの天気は急速に回復し、幸か不幸か、田んぼの畦の草刈りは炎天下での作業になりました。翌23日は以前から予定されていた地区の草刈り共同作業の日でした(中写真)。午前中で終わったものの小雨の中での作業になりました。今日24日は外作業日和とも言うべき曇天の一日でした。雑草が伸び放題でクズやヨシまで生えていた、懸案の堤の土手の草刈り作業を行いました。刈り払った草は今年から集めて運搬し堆肥作りに使うため、草刈り作業は今まで以上に重要な農作業になりました。田んぼの稲はいつの間にか緑一色になりました。田んぼは“中干し”のために21日の夏至の日に水を落としました。
週間予報によると少なくとも今月一杯は未だぐずついた天気が続きそうですが、梅雨明けは突然発表されるのが常ですから、もしかしたら今月中に梅雨が明けることを密かに期待しています。

モリアオガエルの知られざる生息地その2
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.06.20 17:51撮影
中写真2013.06.21 09:52撮影
下写真2013.06.24 16:34撮影


北隣の谷の堤(つつみ、農業用水池)には毎年モリアオガエルが産卵しており、2週間前に現地に行って10個以上の卵塊を確認して来たという話はNo.501でご紹介した通りですが、“灯台下暗し”、まさか、この谷でモリアオガエルの卵塊を見つけようとは思ってもいませんでした。最初に見つけたのは、4日前の6月20日、午後、水路の確認中に白い卵塊を見つけました。この場所ではオタマジャクシが孵化しても水路の急流に流されてしまうという思いから、バケツに移して持ち帰り孵化まで見守ることにしました。バケツに入れた卵塊を見ると卵粒は意外にもクリーム色でした(上写真)。
その後、堤(つつみ)に行って見て、水面上に多い茂った木々の枝葉の奥まったところにへばりついた白い卵塊を少なくとも3個見つけました(中写真)。しばらくして小鼓を連打しているような聞き慣れないカエルの合唱が聞こえて来ました。これがモリアオガエルの鳴き声であることは後でネットで調べて判りました。この堤では、連日モリアオガエルの合唱が聞こえ、甚だ見難いのですが卵塊が増えているように思えるのです。
モリアオガエルが毎年産卵している北隣の谷の堤から南東方に標高差20-30mの尾根を超えると、この谷の堤に至ります。直線距離にして約300m、モリアオガエルの1匹のメスと3~5匹のオスからなる一団は、梅雨のまっただ中に一大決心して、この谷にやって来たのです(下写真)。結局、堤だけでなく、田んぼの畦などに、今のところ10個以上の卵塊を残しています。一つの卵塊には300~800個の卵が入っているそうですから、単純に計算してこの谷にはすでに約5000個のモリアオガエルの卵があることになります。これらの卵が孵化して、最終的に何匹のモリアオガエルがこの谷で生き延びられるのか興味があります。成長したモリアオガエルに何とかお目にかかりたいものです。

ツバメの誕生
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
写真2013.06.21 11:09撮影
玄関軒下のツバメの巣で4羽のヒナが誕生していたのを確認しました。徐々に騒がしくなって来たように思えたのですが、その巣に少なくとも3羽のツバメが出入りしているように見えました。もしかしたら、この巣を乗っ取ろうとしているツバメがいるのかも知れないと不安に思って、例によってドアを半開きにして巣を観察していたら、4羽のヒナはみな元気で、両親が入れ替わり立ち替わりやって来て給餌し、巣の中を掃除していることも判って安心しました。順調に育ってくれることを願っています。

まさかメジロが
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
写真2013.06.20 10:31撮影
先ほど、デッキ側の窓をノックする音がしたので出て見ると、「鳩が豆鉄砲を食ったよう」メジロがキョトンとしてウッドデッキの上にたたずんでいました。そっとメジロを手に取って温もりを感じ間近に見て、余りに小さく軽いのに驚きました。
庭のドウダンツツジの株元に置いたらメジロは木陰でしばらくたたずんでいましたが、数分後には見えなくなっていました。“脳しんとう”のような一時的ショックだったようです。

ー今週の写真ー
アクシバ(灰汁柴)
撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2013.06.24 17:00撮影
カメラ:オリンパス E-620+ZD35mmF3.5Macro
撮影データ:ISO感度200 スポット測光 絞り優先露出(F6.3・1/13) 露出補正マイナス0.3 トリミングなし
裏山で昨年運良く見つけたアクシバの花ですが、その時は盛りを過ぎていました。今年は盛りを逃すまいと頻繁に現場に通ってチェックしていたのですが、連日の雨で確認を怠っていて、今夕行って見ると、いくつかの蕾の他に葉陰で開花した一輪を見つけました。アクシバはツツジ科スノキ属であるにもかかわらず、カンサイスノキ、ナツハゼ、アラゲナツハゼなどの他のスノキ属の花と違ったユニークな形に興味があります。背丈が低い上に葉陰に隠れて咲く花をうまく撮るのは容易ではありません。

先週のSr.ボスケの動向
0617日(月):田んぼ畦法面草刈り/ブログ更新
0618日(火):畝床作り/さつま芋づる植付け
0619日(水):雨/狂犬病予防注射
0620日(木):雨/モリアオガエル卵塊発見/買物
0621日(金):雨
0622日(土):田んぼ畦草刈り作業
0623日(日):地区草刈り共同作業/来客

2013年6月17日月曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.502 ver.1.0


夏至間近
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.06.17 15:19撮影
中写真2013.06.17 15:20撮影
下写真2013.06.17 18:37撮影


雨天日よりも晴天日の方が多いような気がするのですが、これでも梅雨の晴れ間というのでしょうか、今朝は雲に包まれ今にも雨が降り出しそうだったにもかかわらず、よく晴れた一日でした。おかげで田んぼの畦や法面の草刈り作業がはかどりました(上写真)。このところの晴天で稲の分けつが進み、生長の遅れを何とか挽回し、田んぼは緑一色に変わりました(中写真)。今年は生り物の当たり年のような予感がします。裏山の和製ブルーベリーであるナツハゼとアラゲナツハゼ、自宅裏手の西条柿と百匁柿、いずれも実付きが良いようです。庭のブルーベリーの木の多くは移植したにもかかわらず、すでに実をつけて色づき始めています。栗の古木は例年に無く枝を大きく広げて多数の花を咲かせています(下写真)。予報によると、晴天は今日まで、明日から週末の金曜日頃までしばらく雨が続きそうです。早いもので今週末の金曜日は夏至だそうです。「夏至を境に日は再び短くなる」と聞くと、冬の暖房用薪の調達のことが気になり、何となく心細くなってきます。それにもかかわらず、急きょ思い立って明日の雨の前に、わが家でもサツマイモを植え付けることになりました。明日午前中に手分けして畝床を準備し芋づるを調達して、雨の前に植え付けるという“離れ業”をやることになりました。

“サツマイモ農業体験教室”
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.06.16 10:25撮影
下写真2013.06.16 10:32撮影

昨年もこの時期に行った“サツマイモ植付け農業体験教室”です。昨日、市内各地から総勢44名の親子の参加がありました。今年も雨を心配していましたが、梅雨の合間の晴天で今年も汗ばむような陽気になりました。参加者はすべて家族単位だったこともあって、1家族で1畝(うね)合計約40本の芋づるの植え付けを受け持つことになりました。初めての経験にもかかわらず植え付けは予定よりも早く終了しました。ただし、当然のことながら、植え付けは速さを競うゲームではありません。この秋10月21日に予定されている“サツマイモ掘り農業体験教室”では、原則、芋づるを植え付けた家族が同じ畝(うね)の芋掘りを受け持つことになっているので、植え付けの善し悪しが収穫量によって評価されることになるのです。秋の収穫が楽しみですね。

クロモジとカナクギノキ
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.06.17 09:07撮影
下写真2013.06.17 09:13撮影

裏山で見られるクロモジ属には、クロモジ、カナクギノキ、ダンコウバイ、アブラチャン、ヤマコウバシの5種があることはすでに何度か書きました。これら5種の中で、この時期にすでに果実の形を見せてくれるのはクロモジ(上写真)とカナクギノキ(下写真)だけです。裏山に多数自生しているクロモジはともかく、未だわずか2本しか自生が確認されておらず、しかも他の4種と違って唯一高木であるカナクギノキについては、果実の確認が難しく、果実は生らないものと勝手に諦めていました。それが、今日、山路上に低く張り出した枝の中に、葉腋から上向きに出ているこん棒状の果柄が特徴的な果実を初めて発見してやや興奮しました。この時期の果実の形状は両種ともよく似ていて見誤りそうですが、クロモジの果実は黒色であるのに対して、カナクギノキの果実は赤色だそうですから、秋になれば見間違うことは無さそうです。

ー今週の写真ー
熱帯果樹フェイジョア
撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2013.06.17 11:49撮影
カメラ:Canon IXY DIGITAL 110IS
撮影データ:ISO感度80 中央部重点平均測光 自動露出(F4.9・1/200) 露出補正マイナス0.3 トリミングなし
当地に引っ越して来て間もなく、岡山県在住の友人からフェイジョアの果実をもらったのが発端で、実生のフェイジョアを育て、さらに園芸店で別種のフェイジョアの苗木を購入したりして、今では10本以上になっています。ところが、冬期に氷点下5℃以下になることもあって落葉してしまい、毎年、花は咲いても本来の大きさの果実が生らないのです。今年は今までに無く多数の蕾をつけています。たくさんの花が咲き、今年こそ美味しい果実が生ることを願っています。

先週のSr.ボスケの動向
0610日(月):田んぼ畦草刈り/ブログ更新
0611日(火):田んぼ畦草刈り
0612日(水):農業体験教室準備
0613日(木):義父母宅の池掃除
0614日(金):兄来宅/草刈り作業
0615日(土):姉夫婦宅/草刈り作業
0616日(日):「農業体験教室」

2013年6月10日月曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.501 ver.1.2


待望の雨が
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.06.10 16:32撮影
中写真2013.06.10 16:38撮影
下写真2013.06.10 17:34撮影


先週の天気は先々週から一転して晴天続きでした。真夏を思わせるような強い陽射しもあって連日の外作業では難儀しました。今日は晴れ時々曇りの天気で陽射しが幸いにして強くなかったので、前日に引き続き田んぼの畦や法面の雑草の刈り払い作業を行いました(上写真)。これで4枚の田んぼのうち最下段の1枚の草刈りが終わっただけで、未だ次の田んぼの草刈り作業が待っています(中写真)。予報によると、南に下がっていた梅雨前線が台風3号の接近に伴って上昇して来そうです。今夕一時、今にも降りそうな、そんな雲行きになりました(下写真)が、結果的には一滴の雨も降りませんでした。予報によると明日からぐずついた天気が週末まで続くとか。場合によっては台風3号が13日木曜日頃に中国地方を横断する可能性もあるようです。待望の“恵みの雨”でも、台風接近は勘弁してもらいたいものです。

本格的“ズボラ菜園”
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.06.10 16:30撮影
下写真2013.06.10 16:32撮影

No.499でご紹介した「楽々ズボラ菜園」(南洋著)に倣って始めた義父母宅の菜園ですが、夏野菜の植え付けがほぼ終わりました。ハウス内を含めて規格サイズ(1.1m×4.0m)の14の畝床と規格外の3つの三角畑に、野菜苗を植え付け、種を直まきしました。オクラの畝床では、黒マルチを張った畝床に穴を開けて、そこに数粒のオクラの種をまき、ペットボトルのキャップを被せています(上写真)。この写真で左側の畝床には里芋を植付けています。2週間前に植え付けを終えた野菜苗(ナス、唐辛子、ピーマン、パプリカ、カボチャ、トウガン、スイカなど)はそれぞれの畝床でほぼ順調に育っています(下写真)。それより以前にハウス内の畝床に植え付けた8株のトマトと3株のキュウリは、キュウリ1株が萎れて枯れてしまったため急きょ1株を買い増して交換するというハプニングがあったものの、その後は順調に生長しています。トマトには長い支柱を立て、キュウリにはネットを設置しました。草刈機で刈り払った雑草による堆肥作りも進めています。余談ですが、積み上げた枯れ草の内側から野ねずみが顔を出しているのを昨日見つけましたが、堆肥になるまで棲み着くということも無いだろうと大目に見ています。

モリアオガエルの知られざる生息地
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.06.10 09:29撮影
中写真2013.06.10 09:23撮影
下写真2013.06.10 17:48撮影


北隣の谷の堤(つつみ、農業用水池)に毎年モリアオガエルが産卵するという話を聞いて一昨年6月06日にデジカメを携えて確認に出かけた顛末はNo.396で紹介しているので、これは第二弾です。ブログ情報で当地の南南西約40kmの『おおの自然観察の森』でモリアオガエルがいっせいに卵塊をつけているという情報(http://benriyamoku.lolipop.jp/index.php?ブログ%2F2013-06-09)を得て、当地のモリアオガエルの件を思い出し、本日午前、またまたデジカメを持って件の堤(上写真)に向かったのです。堤では、直径20cmぐらいの卵塊が、水面を覆うように茂っていたスギやヒノキ、クヌギ、ナラガシワなどのほかに、水面すれすれに伸びたミヤマガマズミの枝葉にも見られました(中写真)が、モリアオガエルを今度こそ見つけたいという思いで出かけたにもかかわらず、結果は前回と全く同じ、卵塊は10個以上はあったと思うのですが、その卵塊を生んだ親ガエル(モリアオガエル)は見つかりませんでした。ある人曰く「産卵し終えた親ガエルはすでに“用無し”のため、ここには止まっていないに違いない」と。事実、隣県の山口県萩市で捕獲したモリアオガエルに発信機を付けてその産卵後の行動を追跡したところ、「雌の行動の特徴は、産卵が終わると直ちに産卵場所から遠ざかり、その個体を探すのは 非常に困難であった。」という結果が得られています(産卵を終えたモリアオガエルのテレメトリー法による追跡調査 (I) 移動距離)。
本日夕方、裏山(件の堤の南南東約320m)でサワフタギの撮影をしていたところ、視野に入って来たのは緑色のカエルでした(下写真)。眼の前後に線が無いのでニホンアマガエルではない、もしかしてモリアオガエル!と一瞬興奮したのですが、“そうは問屋が卸さない”ようで、やはり、シュレーゲルアオガエルに落ち着きそうです。


キウイフルーツかサルナシか
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.06.10 16:42撮影
中写真2013.06.10 17:42撮影
下写真2013.06.10 17:42撮影


棚田最上段の廃田で5年以上前からキウイフルーツを栽培していますが、この冬に強剪定したため、今年は果実が生るものかどうか不安でした。ところが、心配無用、短い蔓ながら、それなりに多数の果実が生っています(上写真)。裏山で、わが家の敷地に隣接する“緩衝帯”に、これも5年以上前に購入して植え付けたサルナシがあります。蔓が伸び放題で周りの立木に絡み付いていたため、この冬にこれも剪定して、新たに数本の支柱を立ててこれに絡ませておきました。いま多数の小さな果実が下がっています(中写真)。花は終わったものと思っていたら、未だ多数の花が一ヶ所にまとまって咲いていました(下写真)。ところで、キウイフルーツについては5本の雌株だけでなく一緒に雄株を1本植え付けているのですが、サルナシは雌株を1本植え付けただけです。それでもサルナシが毎年多数の果実を実らせるのは、約80m北方にあるキウイフルーツの花粉を受粉して結実しているのだろうと推測しています。何しろ、どちらもマタタビ科マタタビ属ですから。
ところで、「外国生まれのキウイフルーツが良いか、日本固有の種であるサルナシが良いか」ということになると、サルナシに軍配を上げたいのです。確かにキウイフルーツは大玉で、うまく追熟できれば甘いフルーツになるのですが、樹上では熟しにくいために、収穫時期の判定が難しいのです。他方、サルナシは小粒ですが、樹上で完熟するために手軽に食べられるのです。それに美味しいことはお墨付きです。キウイフルーツよりはるかに美味(山渓ハンディ図鑑4「樹に咲く花」p.165参照)だそうです。

ー今週の写真ー
ヤマツツジ(山躑躅)
撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2013.06.10 16:34撮影
カメラ:Canon IXY DIGITAL 110IS
撮影データ:ISO感度200 中央部重点平均測光 自動露出(F4.5・1/125) 露出補正マイナス0.3 トリミングなし
3年前の2010年7月4日に田んぼ北側の林縁で見つけた後、2011年秋の“里山林再生整備事業”によって刈り払われて消滅したかに見えたヤマツツジですが、今年早くも再生し、懐かしい朱色の花を咲かせてくれました。一頃はどこの山にもあったそうですが、今や貴重なヤマツツジです。レンゲツツジと同様に大切に保護したいものです。

先週のSr.ボスケの動向
0603日(月):田んぼ草取り/草刈り作業/ブログ更新
0604日(火):菜園畝作り/支柱用竹採取
0605日(水):田んぼ草取り/キュウリ支柱立て/買物
0606日(木):菜園畝作り
0607日(金):草刈り作業
0608日(土):草刈り共同作業/孫娘宅訪問/孫来宅
0609日(日):玉ねぎ吊り下げ/草刈り作業

2013年6月3日月曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.500 ver.1.0


梅雨の晴れ間
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.06.02 09:53撮影
中写真2013.06.03 16:47撮影
下写真2013.06.03 17:07撮影


先月27日に梅雨入りして昨日までほぼ連日のように雨が降っていました。おかげで菜園の野菜苗も順調に育っているように見えます(上写真)。今日は梅雨の中休みでしょうか、朝からよく晴れて暖かい一日になりました。裏山を見ると、青空を背景にした海見山(標高870.0m)はすでに暑い夏の様相を見せていました(中写真)。庭のバラは雨で痛んだ花が摘み取られ、久しぶりに陽射しを受けて、英気を取り戻したように見えます(下写真)。週間予報によると、梅雨時にもかかわらずこの陽気はしばらく続きそうです。農道沿いや田んぼの畦や法面、何処も彼処も雑草が繁茂しています。田んぼの草取りも気になるのですが、しばらくは草刈りが主要な日課になりそうです。
ところで、昨日、雨が上がるのを待って林縁で高く伸びた筍を揺すって折り落とす作業をしました。折れた筍のうち、柔らかそうな部分を持ち帰って茹でました。春の筍とは違うケリケリ食感の筍で、中華風に味付けすると“シナチク”のような風味の筍に変身します。

ウグイスカグラ2種
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.06.03 15:59撮影
下写真2013.06.03 16:03撮影

裏山に自生するウグイスカグラとミヤマウグイスカグラがほぼ同時に多数の赤い果実を見せています。ウグイスカグラは裏山の数ヶ所に自生している他、移植されたものが庭にもあって、以前から無毛の赤い実をつけていました。他方、ミヤマウグイスカグラは自宅裏手に1株のみ自生するものですが、多数の赤い実が生っているのを雨上がりの今日初めて確認しました。ウグイスカグラとの違いは明らかで、若い枝や葉だけでなく赤い実の表面にも毛が密生しています。果実を試食したところ、どちらにもほのかな甘味があるのですが、ミヤマウグイスカグラには甘味に加えてやや渋みが感じられました。

虫たちのオアシス
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.06.03 16:38撮影
下写真2013.06.03 16:37撮影

棚田最上段の廃田上り口付近の2本のナラガシワの木(上写真)は、夏になると樹液を求めてやって来る虫たちのオアシスになります。今は梅雨時、虫たちは未だやって来てはいないだろうと思っていたのですが、あに図らんや、すでに小さなクワガタ(名称未詳)やキイロスズメバチがやって来ていました(下写真)。真夏になれば、種類の異なるクワガタ、カブトムシ、チョウ、それに怖いスズメバチ、さらに子供たちまで、入れ替わり立ち替わりやって来て賑やかになります。
小規模ですが裏山のアベマキの木にもオアシスがあります。樹液がもっと出るようにノコギリで樹皮に傷をつけています。この夏に子供たちを呼べるような大きなオアシスにしたいものです。

ー今週の写真ー
ケヤマハンノキ(毛山榛の木)
撮影場所:広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
撮影日時:2013.06.03 16:32撮影
カメラ:オリンパス E-1+ZD14-45mmF3.5-5.6Zoom
撮影データ:ISO感度320 パターン測光 絞り優先露出(F5.6・1/50) 露出補正なし トリミングなし
カバノキ科ハンノキ属のケヤマハンノキです。この冬に薪ストーブ用の燃料になる原木を探して田んぼ北側の林縁に入った時見つけた大木です。「このきなんのき」掲示板で、ヤマハンノキ、葉裏などに毛が多ければケヤマハンノキと教わりました。ほとんどの葉は10m以上で枝を広げて樹冠を構成しており、本来なら葉の詳細は確認のしようがないのですが、幸運にも、目の届く高さで幹から細枝が出ていて、葉裏に毛が多いことからケヤマハンノキであることが確認出来たのです。

先週のSr.ボスケの動向
0527日(月):野菜苗植付け/玉ねぎ収穫/ブログ更新
0528日(火):小雨
0529日(水):小雨
0530日(木):田んぼ草取り作業
0531日(金):裏山植物園訪問客/菜園畝作り
0601日(土):雨/草刈り作業
0602日(日):雨/竹折り落とし