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2013年10月28日月曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.521 ver.1.0


霜が降りる頃
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.10.27 06:35撮影
中写真2013.10.27 06:59撮影
下写真2013.10.28 07:10撮影


心配していた台風ですが、その影響で3日間の長雨に見舞われたものの、台風27、28号はいずれも大きく東に進路を変えたため菜園の農作物などへの被害はありませんでした。台風一過の晴天に恵まれた昨日の日曜日から放射冷却現象で、気温は一気に下がり、朝は初冬を思わせるような寒さになりました。デッキは冷たい朝露で濡れています。暦の上ではすでに“霜降”を過ぎていて、早ければ当地でも来週にも初霜になるかも知れません。舗装林道を上ると沿道の雑木の紅葉もかなり進んでいるように見えました(中写真)。それにしても隣りの谷から見えた今朝の雲海は広範囲に広がって幻想的でした(下写真)。
今朝は散歩から帰宅するや否や猪が捕獲されたという情報が入り、その処理解体作業に駆り出されました。晴天ということもあってやる気になっていた外作業の出鼻を挫かれ、複雑な気分になりました。
今週しばらくは晴天が続きそうです。田んぼ法面の草刈り、林縁等の下草刈り、薪用原木調達、菜園の畝床作りなどの外作業が待っています。

秋はここにも
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.10.28 08:10撮影
下写真2013.10.28 11:17撮影

今朝、箱わなに捕えられたイノシシは体重30~40kg程度のメスでしたが、皮を剥ぐと、すでに真っ白い皮下脂肪に包まれていました。この皮下脂肪が分厚くなれば美味しさも増すようです。分け前としてもらった肉はとりあえず冷蔵庫に保管しています。明日のでも洗って塩漬けにし、猪肉ジャーキーでも作ろうかと思っています。
裏山などに自生する山ぶどうの仲間はサンカクヅルとエビヅルですが、裏山でも自宅裏手に、今年は目立って多くのサンカクヅルの果実が下がっています。今年は豊作のようです。疎らな房をいくつか採取し、その中で完熟した特に大粒の果実を食してみました。酸味と共に適度な甘さもある一粒の果汁の糖度を測ってみました。その糖度は16%で、自宅裏手に植えられていて今年鈴生りの豊作になった百匁柿(糖度13~15%)よりも若干高いことが判りました。一度で良いから、この果実で葡萄酒を作りたいと思ったのですが、酒税法違反だそうですね。

コッパーケトル
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.10.22 11:17撮影
下写真2013.10.28 19:06撮影

通販で購入し22日に届いたグランマーコッパーケトル(おばあさんの銅製ケトル)ですが、米国メイン州辺りで人気だったケトルのデザインを復活させてインドで作られたようです。インド綿に丁寧に包まれていたのでインド製に納得です(上写真)。銅製で内側にニッケルメッキが施されています。キラキラ光ってけばけばしいのは好みではありませんが、使い込むと落ち着いた風合いになるはずで、それを期待して購入しました(下写真)。どなたかが計算されていましたが、5リットルのお湯を湧かすのにガスだと35円、それを薪ストーブで湧かすと1時間、一日10時間湧かすと、1ヶ月で10,500円のガス代が節約になるとか。もちろん、沸いたお湯は飲用、お風呂の足し湯などに有効利用するという条件付きで。

ー今週の写真ー
ヒュウガミズキの狂い咲き
撮影場所:広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
撮影日時:2013.10.28 11:16撮影
カメラ:Canon IXY DIGITAL 110IS
撮影データ:ISO感度80 中央部重点平均測光 自動露出(F8・1/125) 露出補正マイナス0.7 トリミングなし
毎年4月に黄色い花を咲かせる庭のヒュウガミズキですが、今年は、この時期になって、枯れ葉に混じってまたまた咲き始めました。これで来春にも咲くとすれば、肥料過多が原因ではないかと思っています。

先週のSr.ボスケの動向
1021日(月):買物/ブログ更新
1022日(火):グランマーコッパーケトル入荷
1023日(水):雨/書類作成
1024日(木):雨
1025日(金):雨
1026日(土):義父母宅洗面所改良
1027日(日):お惣仏様報恩講

2013年10月21日月曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.520 ver.1.1


秋たけなわ
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.10.20 10:28撮影
中写真2013.10.21 15:53撮影
下写真2013.10.21 16:40撮影


今年6月16日当集落の“体験農園”に植え付けたサツマイモが順調に成長して、昨日、秋の大イベントである収穫の日を迎えました。今にも降りそうなぐずついた天気にもかかわらず、市内各地から総勢約40名の親子の参加を得て盛況でした(上写真)。それにしても、今年の“農業体験教室”は2回とも予報の雨に悩まされながらも、幸運にも雨に祟られることも無く終わることが出来ました。
今年はなりものが大豊作のようで、どこの家にもある柿の木には柿がたわわに実っています。裏山の木の実も豊作なようで熊も柿を食べにはやって来ないと安心していたら、数日前に林縁の柿の木から柿の実が一夜にして無くなっていました。北隣の谷では昨夜帰宅時に車庫脇の柿の木から2頭の熊が下りて逃げて行ったのを確認したそうです。いよいよ、熊が里にやって来始めたようです。柿の実がたわわに実っている隣家の柿の木もいずれ熊のターゲットになるだろうと思います。出来ればセンサーカメラを設置して熊の動きを動画に収めたいのですが、残念ながら肝心のセンサーカメラが故障中なのです。
裏山の紅葉の進行状況を確認するために、今夕、向かいの落合坂に出かけて向こうから“鈴張プチ高原”を眺めて見ました。全体的には“色づき”段階のように見えました(下写真)。ちなみに手前のアンテナ鉄塔左に我が“田舎暮らし基地”が、鉄塔後ろに我が“裏山自然植物園”があります。
週間予報によると、台風27、28号が日本に接近中、その影響で明後日から雨模様のぐずついた天気が続きそうです。台風一過の次の日曜日あたりから紅葉は一気に進みそうな気がします。

赤い実
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.10.21 14:51撮影
中写真2013.10.21 15:01撮影
下写真2013.10.21 15:12撮影


この時期、裏山(標高410-430m)にはイヌウメモドキ、コバノガマズミ、ミヤマガマズミ、ガマズミ、ゴンズイ(上写真)、ウメモドキ(中写真)など、多種類の赤い実が見られます。ゴンズイの果実は半月形の袋果で、その袋果が裂開して光沢のある黒い種子が中から見えています。最近見つけたウメモドキは、裏山のあちこちに見られ多数の果実が鈴生りのイヌウメモドキに比べて実つきが悪く、葉腋に下がっている果実の数は多くても2個だけです。裏山ではありませんが、標高400mの沢沿いにある“里山自然植物園”では今年見つけたサネカズラにも赤い実が下がっていました。独特の形をした集合果で、本来なら多数の小さな球果から成る玉状集合果らしいので、今日見つけた果実はその意味では不完全な形状をしています。

ニシキギとコマユミ
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.10.21 16:30撮影
下写真2013.10.21 16:30撮影

“里山自然植物園”では、同じニシキギ科ニシキギ属のニシキギとコマユミがごく近くで共存しています。ニシキギとコマユミとの違いは枝にコルク質の翼が有るか無いかだけだと言われていますが、この場所では、紅葉の進行の程度に差があるだけかも知れませんが、外見上はずいぶん違って見えます。

ー今週の写真ー
アメリカハナノキ(亜米利加花の木)
撮影場所:広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
撮影日時:2013.10.21 14:44撮影
カメラ:Canon IXY DIGITAL 110IS
撮影データ:ISO感度80 中央部重点平均測光 自動露出(F2.8・1/400) 露出補正マイナス0.3 トリミングなし
当地に引っ越して来て間もなく近所の方に頂いたトウカエデの苗木、その根元の脇から生えて来たアメリカハナノキです。今ではトウカエデの方は短く剪定されて、このアメリカハナノキは優遇され自由に枝を伸ばしています。調べて見ると、アメリカハナノキはサトウカエデの近縁種でレッドメイプルとも言われていて、北米では至る所に生えているそうです。真っ赤で派手な紅葉には好みが分かれるところです。何か、最近の日中、日米関係と重なって複雑な思いです。

先週のSr.ボスケの動向
1014日(月):田んぼ法面草刈り/ブログ更新
1015日(火):薪ストーブ煙突掃除
1016日(水):薪ストーブ火入れ
1017日(木):買物
1018日(金):龍頭山の野鳥観察
1019日(土):農業体験教室準備作業
1020日(日):“サツマイモ収穫”

2013年10月14日月曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.519 ver.1.0


寒露を過ぎて
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.10.14 07:44撮影
中写真2013.10.14 07:49撮影
下写真2013.10.14 07:51撮影


二十四節気によると、去る10月8日は冷たい露の結ぶ頃という意味の“寒露(かんろ)”でした。このところウッドデッキが冷たい朝露で濡れていることが多くなりました。これが“寒露”なのですね。先週は雨の日もありましたが、雨が上がると一転して雲一つない清々しい秋の空になりました。今朝も快晴で雲一つ見えませんでした(上写真)。菜園の冬野菜(大根と白菜)は先週の雨で本葉を増やし大きく成長したために、マルチの1穴に1株残して他を間引きました(中写真)。義父母宅の最下段の田んぼの下に体験農園用のさつまいも畑があります。葉は順調に茂り全面が緑一色になっています(下写真)。次の日曜日には春に苗を植え付けた町の人たち44名がやって来てさつまいも収穫作業を体験することになっています。
ところで、今朝の新聞の折り込み広告として入っていた広島市の広報誌「市民と市政10.15」(下記アドレス)の第一面最上段に、何と!「安佐北区安佐町鈴張」が大きく紹介されているではありませんか、しかも、掲載されているパノラマ写真は黒柴鈴ちゃんの毎朝夕の散歩コースになっており、このブログでたびたび紹介している“隣りの谷”なのです。
http://www.city.hiroshima.lg.jp/shimintoshisei/

トックリバチの巣
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
写真2013.10.08 16:57撮影
自宅裏の作業用流し台の脇に、いつ頃からか、高さ2cmぐらいの面白い“ミニチュア土器”が載っていました。何かで蓋されていたので気づくのが遅れたのですが、その蓋を取り除いて驚いたわけです。“ミニチュア土器”は2個くっついていて、片方の土器の口は閉じられていました。何とも面白いものがあったものです。ドバチという蜂の名前を聞いたことがあるので、もしかしたらそのドバチの巣かも知れないと思ってネット検索して調べたところ、トックリバチの巣であることが判りました(http://蜂の巣駆除.net/base/unusual-nest/)。参照した蜂の巣駆除ガイドには、基本情報として下記の説明がありました。
「トックリバチの巣は泥などを固めて、トックリ状に形成して作られています。泥を運ぶときは、口で泥を丸めて団子のようにして運んでいるようです。産卵を終えると、親の蜂は泥で蜂の巣の入り口に蓋をしてしまいます。その際に青虫やシャクトリムシなどを麻痺させて巣の中へ入れておき、幼虫が生まれた後の餌にします。」
これで謎が解けました。口が閉じられている“土器”からはそのうち蜂が巣立って来るわけですね。

ー今週の写真ー
チェリーセージとホウジャク
撮影場所:広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
撮影日時:2013.10.14 17:10撮影
カメラ:Canon IXY DIGITAL 110IS
撮影データ:ISO感度320 中央部重点平均測光 自動露出(F4.9・1/40) 露出補正マイナス0.3 トリミングなし
今夕、庭のチェリーセージの花にホバリングが得意なホウジャクがやって来ました。たまたま携行していたコンデジで撮影しました。このホウジャクを写真に撮ったのは初めてです。辺りはすでに薄暗くなっていたこともあって撮影結果には期待していなかったのですが、高速で羽ばたきながら胴体は空中で全く静止していた様子が撮れました。長い口吻を出して花の蜜を吸うそうですが、残念ながら背後からの撮影のため口吻を捉えることは出来ませんでした。

先週のSr.ボスケの動向
1007日(月):猪捕獲/ブログ更新
1008日(火):強風対策作業/雨
1009日(水):菜園整備作業
1010日(木):モリアオガエル発見
1011日(金):雨/裏山下草刈り
1012日(土):裏山下草刈り/来客
1013日(日):買物

2013年10月7日月曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.518 ver.1.2


深まる秋
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.10.07 07:04撮影
中写真2013.10.07 12:11撮影
下写真2013.10.07 12:23撮影


仲秋にもかかわらず気温は高めに推移しています。それでも紅葉は着実に進んでいるようです。今朝は珍しく向かいの集落一帯が真っ白い雲海に包まれていました(上写真)。棚田最上段の桜(ソメイヨシノ)の古木は決して美しくはありませんが紅葉し、何と早くも散り始めています(中写真)。稲の切り株から芽吹いたひこばえで田んぼは再び緑一色になろうとしています(下写真)。ひこばえの緑は肥料過多の証左かも知れませんが、最近ではこれも秋の風景の一つになりました。
穏やかな秋、これから秋の紅葉が楽しめると思っていたら、今夕の予報によると台風が接近していて明日午後から風雨が強まりそうとのことです。とりあえず台風が無事通過してくれることを願っています。今週末は台風一過、爽やかな秋晴れが期待出来そうですが、紅葉は台風の影響を受けて果してどのようなものになるでしょうか。

簡易屈折糖度計
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
写真2013.10.05 08:04撮影
通販で購入した簡易屈折糖度計が届きました。以前ネット検索で調べた糖度計の値段は数万円でしたが、“簡易”というキーワードを追加したら、何と、送料込で定価2,300円という驚くほど安価な糖度計が出て来ました。迷わず発注後、届いた糖度計を見てまた驚きました。説明書などすべて中国語でした。それでも、そんな難しい操作が必要なわけではないのですぐに使えるようになりました。早速、身近にある果物を測定してみました。その結果得られた糖度は、食用ホオズキ14%、百匁柿20%、イチジク(ホワイトゼノア)15%、サルナシ23%、ナツハゼ11%、ナツハゼーアラゲナツハゼ中間種15%、柿(品種名未詳)13%、キウイフルーツ(未追熟)7%、ぶどう(マスカット)18%でした。厳密には温度補正が必要なようですが、いずれにしても、絶対値の信頼性はともかく相対的にはほぼ納得の数値で満足しています。

山本太郎さんが広島にやって来た!
広島市中区パルコ本館本通り側
上写真2013.10.07 20:06撮影
中写真2013.10.07 20:18撮影
下写真2013.10.07 20:39撮影


先の参議院議員選挙で「被爆させない、TPPに入らない、飢えさせない」を訴えて東京選挙区から立候補し、66万票の高得票を得て参議院議員になった山本太郎さん、政府自民党がこの秋の臨時国会で通過させようとしている秘密保全法に反対して全国キャラバンを続けている山本太郎さん、その本人が今夜広島にやって来ました。
政府に都合の悪いことは秘密にして、これを外部に知らせたり、知ろうとしたら罰せられるという、無茶苦茶な法案で、しかも、当然の話ですが、何が秘密かは明かされないので、この法案が通れば怖くてブログやツイッターなどが出来なくなるのです。与党が多数を占める今の国会では、このまま黙っていれば難なく通ってしまうということになります。それで、秘密保全法に反対するように国会議員宛てにファックスやメールなどを送ろうと、山本太郎さんは訴えているのです。
山本太郎さんは路上で多数の聴衆の前で演説の後、彼本人とのツーショット写真などを自由に撮って「秘密保全法反対」のネットによる拡散を願っているのです(上&中写真)。参議院議員山本太郎さん自ら自販機で切符を買い、次の演説会場のある岡山へと移動して行きました(下写真)。3枚の写真はすべてツイキャス(http://twitcasting.tv/yamamototaro0)より画面コピーしたものです。
山本太郎さんの生の演説(10月10日福岡市にて)


ー今週の写真ー
ツリバナ(吊花)
撮影場所:広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
撮影日時:2013.10.07 12:15撮影
カメラ:Canon IXY DIGITAL 110IS
撮影データ:ISO感度200 中央部重点平均測光 自動露出(F4・1/100) 露出補正マイナス0.3 トリミングなし
今年のツリバナは例年に無く実付きが良いのに改めて驚いています。No.516ではキバラヘリカメムシやその幼虫が多数集まっていた庭のツリバナを紹介しましたが、今度は堤のそばのツリバナです。ここでも多数の赤い果実が下がっています。改めて思うに、ツリバナは数少ない果実が葉陰にひっそり隠れるように下がっている方が趣があって好ましい。そんな思いがあります。

先週のSr.ボスケの動向
0930日(月):菜園整備作業/ブログ更新
1001日(火):買物
1002日(水):猪侵入防止柵補修/菜園整備作業
1003日(木):薪割り作業
1004日(金):買物
1005日(土):雨/糖度計入手
1006日(日):田んぼ法面草刈り/義父母宅インターホン設置