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2009年2月1日日曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.273 ver.1.5

春の息吹
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2009.2.01 12:54撮影
中写真2009.2.01 12:59撮影
下写真2009.2.01 12:37撮影



一年のうち大寒から立春までが最も寒いと言われていますが、今日から2月、立春(2月4日)までもうすぐです。今日は久しぶりの晴天で穏やかな陽射しがありました。先週末までに降った雪はすっかり融け、裏山の残雪さえも消えてしまいました。未だ早いとは思ったのですが、暖かい陽光に誘われ春の息吹を探して田んぼ周辺の林縁を散策してみました。昨年見つけた林縁の湧水箇所で、何と!出て来たばかりの小さなフキノトウを3個ばかり見つけました。「天ぷらにすると美味しいかなー」とは思ったのですが「出て来たばかりで可哀想」ということで今日は写真だけに止めておきました(上写真参照)。続いて棚田上段の梅林に行ってみました。つぼみは未だ未だ膨らみそうにない梅の木にメジロではなくホオジロの群れがやって来ていました(中写真参照)。
この散策を終わって家の中に入った頃に鼻がむずむずし始めました。もしかしたら杉花粉症の兆候かも知れませんね。何しろ“わが基地”周辺には植林のヒノキに混じって杉の大木も多く見られます。いま杉の木には褐色の実がたわわに実っており、あたかも枯れ木のように見えています(下写真参照)。そう言えば、杉花粉症も今や“春の息吹”のひとつですね。

十両三分
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2009.1.31 11:59撮影
下写真2009.1.31 11:53撮影


裏山のヒノキ林の林床のあちこちに、ヤブコウジ科ヤブコウジ属のヤブコウジ(薮柑子)と呼ばれる背丈10cm余りの常緑小低木が一面を埋め尽くすように生えています。同じヤブコウジは隣りの谷に通じる山道沿いにも見られ、冬でも真っ赤な果実をつけています(上写真参照)。このヤブコウジの別名は“十両”だそうです。そう言えば、同じように冬に赤い実をつけるマンリョウ(万両)やセンリョウ(千両)というのもありますね。マンリョウはヤブコウジ属ですが、センリョウはセンリョウ科センリョウ属だそうです。万両、千両、十両があるなら、百両と一両もあるのでしょうか? あるのです。ヤブコウジ属のカラタチバナ(唐橘)の別名が“百両”で、アカネ科アリドオシ属のアリドオシ(蟻通し)の別名が“一両”だそうです。余談になりますが、“蟻通し”とは「刺が鋭くアリでも刺し通すという意味」(山渓ハンディ図鑑5「樹に咲く花」)です。ヤブコウジを撮った上述の山道沿いで、たまたま同じアリドウシ属のツルアリドオシ(蔓蟻通し)を見つけました(下写真参照)。金貨の1両は4分だそうですから、アリドオシが“一両”なら刺のないツルアリドオシは“三分”というところでしょうか(笑)

ー今週の写真ー
雌のジョウビタキ


撮影場所: 広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2009.2.1 12:48
カメラ:オリンパス E-1+ZD70-300mmF4-5.6Zoom
撮影データ:ISO感度400 パターン測光 絞り優先露出(F5.6・1/500) 露出補正なし トリミングあり  
コメント:田んぼ北側の雑木林で見つけた雌のジョウビタキです。以前に我が家の庭にやって来たジョウビタキを撮ったことがありますが、やはり自然の中で撮った写真の方がいいですね。次は銀髪を伸ばしているように見える雄のジョウビタキを撮りたいと思っています。

先週からのSr.ボスケの動向
01月26日(月):雪
01月27日(火):ヒノキ伐採
01月28日(水):丸太運搬/薪割り
01月29日(木):眼科専門動物病院
01月30日(金):大学病院/買物
01月31日(土):林道散策/写真撮影
02月01日(日):林縁散策/HP更新