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2011年6月6日月曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.396 ver.1.4

芒種 (ぼうしゅ)
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2011.06.05 10:11撮影
中写真2011.06.05 10:17撮影
下写真2011.06.05 10:19撮影



一山越えて北隣の谷に行ってみました。手前は同じ自治会に属する集落で、向こう側は隣町(北広島町)の集落です。似たような景色のはずですが、久しぶりに眺めると新鮮な驚きがあるものです。田んぼ周辺の緑が何となく鮮やかでさらに濃く見えました(上写真)。こちらの谷に戻ってみると、また雨になるのか空気がやけに湿気を含んでいるように感じられ、田んぼの稲がさらに太く成長しているように見えました(中写真)。堤の土手上に繁茂する雑草は先日刈り払ったのですが、アザミやニガナ、それに蕾が見られ始めたウツボグサが生えている池側の刈り払いは、好きなウツボグサの花が終わるまで、しばらく先延ばしすることにしています(下写真)。今日(6月6日)は二十四節気の一つの芒種 (ぼうしゅ)です。「こよみのページ」によると「稲の穂先のように芒(とげのようなもの)のある穀物の種まきをする頃という意味」だそうですが、田植え時期がずいぶん早くなったために、現実の歳時と合わなくなった例の一つでしょう。あちこちで卯の花(ウツギ)が見られるようになりました。昨日はカッコウの鳴き声が聞こえました。

モリアオガエルの卵
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2011.06.05 09:55撮影
下写真2011.06.05 09:57撮影
下写真2011.06.05 10:03撮影



北隣の谷の堤(つつみ、農業用水池)に、毎年、モリアオガエルが産卵するという話は以前から聞いていました。昨日の朝、懇意にして戴いている方から「モリアオガエルの卵塊が数個見つかったよ」という知らせを受けて、早速、デジカメを携えて現地に行ってみました。その堤は山際にあって、スギやヒノキ、クヌギの大木が枝を出して水面を覆うように茂っています。スギの木をよく見ると、2〜4mの高さ辺りの枝に白い塊が付いているのが判りました(上写真)。スギの枝に付いている卵塊は直径10〜20cmの泡の塊のように見えました(中写真)。ほかに、同様の卵塊が水面すれすれに伸び出ているクヌギの枝にも見られましたが、モリアオガエル自体を見つけることは出来ませんでした(下写真)。この日は所用があってゆっくり探すことが出来ませんでしたが、出来ることなら親ガエルを見つけて、ニホンアマガエルやシュレーゲルアオガエルとの違いを確認したいものです。

ナツハゼ?アラゲナツハゼ?
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2011.06.06 17:57撮影
下写真2010.06.09 13:40撮影


待ちに待ったナツハゼの花の季節になりました。裏山のナツハゼとアラゲナツハゼは、不作だった昨年よりも、いずれの木も一回り大きくなって多数の花を付けています。その中で、花冠がピンク色と白色の縦縞になっていて花柄の基部に赤い苞葉が付いている奇妙なナツハゼ?アラゲナツハゼ?が今年も開花しました(上写真)。姉妹ブログ「Sr.ボスケの樹木目録」http://srbosque-treechecklist.blogspot.com/では、ナツハゼかアラゲナツハゼか判断出来ず、苦肉の策として“ナツハゼーアラゲナツハゼの中間種(?)”と仮称しています。それぞれの花序を、上位から、ナツハゼ、当該種、アラゲナツハゼの順に並べています(下写真)。関心のある方のコメントをお待ちしています。

やっと来た!
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
写真2011.06.03 22:21撮影

裏山の猪捕獲用固定ワナ入口前に設置されているセンサーカメラに、イノシシがやっと捉えられました(添付写真)。ここには、ホンドテン、ホンドタヌキ、ホンドキツネ、アナグマのみならず、ツキノワグマまでやって来たというのに、肝心の捕獲対象になっているイノシシだけが未だ姿を見せていなかったのです。固定ワナの中には、2ヶ月前から、米糠(ぬか)や糠団子、ジャガイモ、時にはパンやペットフードが撒かれているほか、イノシシの好物になりそうなジャガイモやカボチャ、ヤマイモが植付けられているにもかかわらずです。テンやタヌキは固定ワナ内を自由に動き回っているというのに、イノシシはかなり慎重なようです。この固定ワナの上部が開放されているので、例え扉が落下して閉じられても、多くの野獣は柵越えしそうですが、イノシシだけは逃げることが出来ない、イノシシにはそれが判っているのかも知れません。

「葉っぱスキャンワールド」
広島市植物公園展示資料館
上写真2011.06.05 14:44撮影
下写真2011.06.05 14:16撮影


昨日、当地から車で約1時間の距離にある広島市植物公園に初めて行きました。目的は樹木図鑑作家の林将之氏の作品展示会「葉っぱスキャンワールド」の鑑賞と、午後に開催された講演会「葉っぱスキャンと樹木の見分け方について」に参加するためです。展示されていた氏の作品はまさに「目からウロコ」、ありふれた葉っぱが美しい見事な美術作品になっているのに驚きました。講演会では、予め用意された葉っぱについての見分け方が、著書「葉で見わける樹木」をテキストにして、分りやすく説明されました。葉のスキャン法については、スキャンに供される葉の採取・保存方法の説明の後、実際にスキャナーとパソコンを使った懇切丁寧な説明がありました。この講演会を通じて、まじめて優しいお人柄によって、氏はまた多くのファンを獲得されたのではないかと思います。
ところで、当地に引っ越して来た当時(5年余前)には樹木に全く疎かったSr.ボスケが裏山の樹木目録(100種余)を作成することが出来たのは、何を隠そう、林将之氏の著書「葉で見わける樹木」と氏が主宰されている「このきなんのき」掲示板のおかげです。その意味でも林将之氏には大いに感謝しております。氏の樹木図鑑作家としての益々の発展を願っております。

ー今週の写真ー
ミヤマウグイスカグラ(深山鶯神楽)


撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2011.06.05 10:26撮影
カメラ:オリンパス E-1+ZD40-150mmF3.5-4.5Zoom
撮影データ:ISO感度400 パターン測光 絞り優先露出(F6.3・1/100) 露出補正0.30 トリミングあり
裏山の菜園脇に自生するミヤマウグイスカグラに多数の赤い実が見られるようになりました。ウグイスカグラは裏山で4株確認されているのですが、このミヤマウグイスカグラは未だ1株しか見つかっていません。貴重な木です。その違いは花や果実に見られる腺毛です。果実は甘味があって食べられるのですが、多量の腺毛が味覚の邪魔をするようで、美味しさは腺毛の無いウグイスカグラにあるようです。

先週のSr.ボスケの動向
05月30日(月):草刈り作業/買物/ブログ更新
05月31日(火):草刈り作業/ナス&キュウリ苗追加植付け
06月01日(水):雨/党首討論視聴
06月02日(木):竹林整備/買物
06月03日(金):猪侵入防止柵補修/裏山整備
06月04日(土):農道周辺草刈り/裏山ササ刈り
06月05日(日):モリアオガエル観察/広島市植物公園

Sr.ボスケは柴犬が好き! 
小沢さんも柴犬が好きなようですね。
柴犬が好きな人に悪い人はいないと思うのです。
その柴犬の名前は“ももちゃん”だそうですね。
わが家の愛犬も柴犬で、名前も“ももちゃん”です。
ますます好きになりそうです。
「国民の生活が第一」