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2011年9月16日金曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.410 ver.1.7

稲刈り中
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2011.09.07 06:41撮影
中写真2011.09.10 07:03撮影
下写真2011.09.12 06:42撮影



義父母宅の田んぼでも稲刈りが始まりました。南方で次の台風が発生したとの情報もあって、泥濘(ぬかる)んだ田んぼの自然乾燥を待っていては収穫時期を逸してしまいそうなので、6日に最も乾きの遅れた田んぼに入って、稲の手刈りと排水のための溝付けを行いました(上写真)。田んぼには水が予想以上に溜まっていて、泥濘(ぬかる)んだ田んぼで、田靴(田植え時に履く長靴)を履いての作業になりました。1日の作業を終えた頃には、脹ら脛(ふくらはぎ)が登山後のようにばんばんに張っていました。幸いにも連日晴天で、翌日も同様の作業を行った後の8、9日の収穫には何とかコンバインが使えました(中写真)。10日土曜日には納屋の中に設置されている大型乾燥機で稲籾を一日かけて乾燥させました。昨日の日曜日には、コンバインを使って乾燥機の許容量一杯の稲籾収穫を家族総出で午前中に一気に終えました(下写真)。晴天に恵まれたため、明日の作業で、今年の稲刈り外作業はすべて終わりそうです。

裏山の“夏櫨”
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2011.09.11 16:49撮影
下写真2011.09.11 16:48撮影


裏山には、ツツジ科スノキ属の落葉低木で、甘酸っぱい果実が食用になる“夏櫨(なつはぜ)”が自生しています。夏に櫨(はぜ)のような紅葉を見せるから“夏櫨”と呼ぶのだろうと思っていますが、紅葉するのは、実際には夏ではなく秋のようです。裏山の“夏櫨(なつはぜ)”は未だ紅葉した様子が全く見られません。ところで、“夏櫨(なつはぜ)”には、狭義のナツハゼ(Vaccinium oldhamii、上写真)の他に、アラゲナツハゼ(Vaccinium ciliatum、下写真)があります。萼痕が5弁の桜模様に見えるのがナツハゼ、ほとんど丸い円に見えるのがアラゲナツハゼです。完熟すると、ナツハゼの果実は艶のある黒紫色、アラゲナツハゼの果実は粉白を帯びた藍色ですが、両者とも完熟するのは今しばらく先のようです。

サッカーボールのような
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
写真2011.09.12 17:44撮影

亀甲模様がサッカーボールに見えるのはヤマボウシの果実です。直径15mmほどの小さな果実ですが、完熟した果実を指でそっと2つに割ってみると、数個の種を包む薄オレンジ色の果肉は甘いトロピカルフルーツのようです。食感は違いますが果皮も甘くて食べられます。真っ赤に色づくまで待っていると野鳥に食べられてしまいます。

食品の放射性物質の「暫定基準値」
http://kingo999.web.fc2.com/index.html

ご存知ですか、食品の放射性物質の「暫定基準値」なるものが、3月11日の震災後、東電福島第一原発の重大事故が発生して、慌てて、厚労省によって設定された数値であることを。この中で、最もよく使われるのが、飲料・牛乳・乳製品が200ベクレル/kg、肉・野菜等が500ベクレル/kgという放射性セシウムの暫定基準値です。この値がいかに高い数値であるかは、チェルノブイリ原発事故で被ばくしたウクライナ、ベラルーシにおける食品の現在の基準値と比較した上図を見ると一目瞭然です。「国の暫定基準値をクリアしたものだから安全だ」とはとても言えそうにないのです。「少なくとも放射性物質の影響を受けやすい子供たちや若い女性には、可能な限り汚染されていない食品を食べさせたい」そんな思いから、各食品のベクレル/kgを是非とも表示して欲しいのです。

ところで、“安心・安全の食べもの”をうたい文句にしているグリーンコープについて調べて見ると、グリーンコープでは、国の放射性セシウムの暫定基準に関わらず、これまで通り10ベクレル/kg以下を自主基準としているそうです。以下は「グリーンコープの残留放射能検査についてのQ&A」の抜粋です。ご参考までに載せておきます。

Q1:なぜ、グリーンコープの自主基準は10ベクレル/㎏なのですか?
A1:チェルノブイリ原発事故の時、日本は現地から遠く離れていたこともあり、努力すれば10ベクレル/㎏以下の食品を確保できると考えました。今回は国内での事故発生ということで、やむなくチェルノブイリの時の自主基準(アクションレベル)を変更した生協もあります。そして、グリーンコープとしても10ベクレル/㎏という自主基準は守りとおすことが困難である、もしくはできないとの判断もありました。しかし、自主基準としての10ベクレル/㎏を組合員みんなと共有し、その上で知恵を出しあって命を守るために助け合っていくべきだと考えました。10ベクレル/㎏以上の商品はすべて供給ストップするということではありません。その事実と現状を受け止め公表し、どうするのか検討する自主基準としての10ベクレル/㎏としています。

みんなでつくる放射線量マップ
http://minnade-map.net/

放射線量計を持っていて計測可能な人なら誰でも計測した放射線量を登録できるネットサービスがあります。登録された計測値は放射線量マップとして表示されるのです。計測機器による計測誤差や計測精度の違いは多少あっても、多数のデータが表示されれば、上図の通り、ホットスポットの存在など、放射線量の分布傾向が読み取れるのです。どこかの野党の幹事長が、どこかの国のNHK日曜討論で「一般市民は線量を測るな」と言ったとか、情けない野党ですね。国民の生命を守る、まともな国なら、放射線量を積極的に測定して公表するはずです。この幹事長が何と言おうと、国民には知る権利があります。私も先月末からこのサービスに参加し「みんな」の仲間に入って、放射線量を毎日計測して登録しています。それが何か?

ー今週の写真ー
黒柴鈴ちゃん満10ヶ月


撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2011.09.12 06:32撮影
カメラ:Canon IXY DIGITAL 110 IS
撮影データ:ISO感度80 パターン測光 絞り優先露出(F2.8・1/60) 露出補正なし トリミングあり
わが家の愛犬、黒柴鈴ちゃんの朝夕の散歩は日課になっています。いつもリードを引っ張るように、先に立って咳き切って進んで行く鈴ちゃんは、決してお行儀の良い子ではありません。今日の散歩で、初めてリードから手を離してみました。驚いたことに、鈴ちゃんは拍子抜けしたのか、立ち止まって待っているではありませんか。そうなのです。鈴ちゃんは大きくなったようでも未だ未だ子供で、リードで引っ張られていないと不安で堪らないようです。おかげて格好良い写真が撮れたので、特別に「今週の写真」に載せました。

先週のSr.ボスケの動向
09月05日(月):コンバイン調整/ブログ更新
09月06日(火):稲手刈り/田んぼ溝切り作業
09月07日(水):稲手刈り
09月08日(木):コンバイン稲刈り
09月09日(金):コンバイン稲刈り
09月10日(土):姉夫婦宅/稲手刈り
09月11日(日):コンバイン稲刈り

Sr.ボスケは柴犬が好き! 
小沢さんも柴犬が好きなようですね。
柴犬が好きな人に悪い人はいないと思うのです。
その柴犬の名前は“ももちゃん”だそうですね。
わが家の愛犬も柴犬で、名前も“ももちゃん”です。
ますます好きになりそうです。
「国民の生活が第一」