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2011年9月19日月曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.411 ver.1.6

秋雨
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2011.09.17 07:16撮影
広島県北広島町東八幡原 臥龍山
中写真2011.09.19 10:44撮影
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
下写真2011.09.20 10:33撮影



稲の収穫作業は週末の籾すり作業によって全て終了しました。外作業が終わるのを待ってくれていたように、16日の午後から雨が降り始めました。土曜日(17日)の朝見ると、田んぼでは稲刈り後の切り株から早くも“ひこばえ”が成長し始めていました(上写真)。18日の日曜日には、いつも縦窓から見える深入山(標高1,152m)山麓の宿泊施設(いこいの村ひろしま)を拠点に1泊2日で行われた樹木観察会(参加者12名)に参加しました(中写真)。小雨混じりの曇天の2日間でしたが、びしょ濡れになるほどのこともなく、久しぶりに樹木&山野草観察を楽しむことが出来ました。接近している台風の影響でしょうか、今日も雨は弱いながらも断続的に降り続いています。堤(つつみ、農業用水池)の土手や農道脇など、あちこちに彼岸花が咲き始めていました。そう言えば、今日は彼岸の入りですね。二十四節気の“秋分”です。寒さを感じ始める頃ということで、そろそろ日除けのタープも片付けたいと思っています。ストーブ用薪の準備も急がれます。

カエル3種
広島県安芸太田町中筒賀 龍頭峡
上写真2011.09.18 11:52撮影
中写真2011.09.18 12:40撮影
広島県北広島町東八幡原
下写真2011.09.19 10:12撮影



樹木観察会の最中に見つけたカエル3種です。写真さえ撮っておけば、種名についてはネット検索で何とかなるだろうと高を括っていたら、簡単ではありませんでした。上写真と中写真のカエルは、体長が比較的大きなカエルで全身にイボイボがあるので、一見してヒキガエルの仲間だろうと思いました。ネット検索して、アズマヒキガエルとニホンヒキガエルの2種が候補に上がり、中写真のカエルはアズマヒキガエルの高地型が何となく似ているような気がしていますが、目が異常に大きく背模様が特徴的な上写真のカエルに該当するヒキガエルはいないようで、お手上げです。下写真のカエルは、緑色のカエルで鼻孔から鼓膜にかけての黒い筋が見られないので、アオガエル科のモリアオガエルとシュレーゲルアオガエルが候補に挙がり、現地でカエルに詳しいメンバーの方の鑑定結果、目の色が赤みを帯びてない上に、たまたま背中に黄色い斑点が見えていることから、シュレーゲルアオガエルと同定されました。日本に生息するカエルは5科8属38種5亜種しかいないらしいのですが、樹種鑑定とは違った難しさがあるようですね。
今回の樹木観察会に参加された鳥平さんが主宰されている野生生物談話会掲示板(http://bbs.jpdo.com/cgi/sp110ppxap/joyful.cgi)にお訊ねした結果、上写真はカジカガエル、中写真はニホンヒキガエル、下写真はシュレーゲルアオガエルであることが確認されました。Wikipediaで調べて見ると、カジカガエルは渓流に流されないように「指趾の先端には吸盤が発達する」そうです。確かにそのように見えますね。

裏山で見つけたい樹木3種
広島県安芸太田町中筒賀 龍頭峡
上写真2011.09.18 11:49撮影
広島県北広島町東八幡原 長者原湿原
中写真2011.09.19 09:25撮影
広島県北広島町東八幡原 臥龍山
下写真2011.09.19 11:33撮影



広島県北西部で行われた樹木観察会で見た100種以上の木本のうち、わが“裏山自然植物園”に自生していて欲しい樹木が上の写真3種です。
上写真はバイカツツジ(梅花躑躅)です。山渓ハンディ図鑑5「樹に咲く花」によると、バイカツツジは、北海道南部、本州、四国、九州の山地に自生する落葉低木で、直径約2cmの皿形で5裂する白い花冠が梅の花に似ていることから名付けられた和名のようです。花が見られないのは残念ですが、葉の縁に鈍い鋸歯があり、葉裏は粉白色、葉柄に腺毛が多いのが特徴のようです。是非とも花を見てみたい。できれば裏山でそれを見たいのです。中写真はガマズミ属のカンボク(肝木)です。長者原湿原を含む通称“八幡湿原”では随所で見られます。この時期、赤い果実がたわわに実って垂れ下がっています。葉はガマズミと異なり3裂の特徴があるようです。花は散房花序で多数の小さな両性花の周りを白い大きな装飾花が取り囲むヤブデマリの花とよく似ているようです。本州でのカンボクの分布は中部地方以北の内陸部や日本海側の湿潤なところに多いようです。これも裏山に自生していて欲しい樹木です。下写真はフウリンウメモドキ(風鈴梅擬)です。小さなサクランボのような赤い果実が長い柄の先にぶら下がっています。分布は本州、四国、九州で、わが裏山に自生していても良さそうな樹木です。

裏山で見つけたいキイチゴ2種
広島県北広島町東八幡原 臥龍山
上写真2011.09.19 11:06撮影
下写真2011.09.19 11:52撮影


これも樹木観察会において、臥龍山の頂上付近で見つけた、風変わりなキイチゴ2種です。上写真はハスノハイチゴ(蓮の葉苺)です。葉身は大きいものだと20cm以上もあり、蓮の葉のように葉柄が楯状につくことから名付けられたようです。果実は白く、長細い円柱状で、独特の良い香りがあるそうです。是非とも果実を食してみたいものです。山渓ハンディ図鑑3「樹に咲く花」によると、本州の中部地方以西、四国、九州に分布し、山地の樹陰などにまれに生えるそうです。聞くところによると標高1,000m以上の高い所に自生するとか、残念ながら裏山で見つかる可能性はほとんど無いかも知れませんね。下写真はコバノフユイチゴ(小葉の冬苺)です。マルバフユイチゴ(丸葉冬苺)の別名通り、まん丸い葉ですね。裏山で確認されているフユイチゴの仲間は、ミヤマフユイチゴ(深山冬苺)で、現在。狭義のフユイチゴ(冬苺)を探しているところですが、出来ればこのコバノフユイチゴも見つけたいですね。本州、四国、九州の山地の林内などに生えるそうです。可能性はゼロでは無さそうですね。

ー今週の写真ー
三段峡三ツ滝


撮影場所:広島県山県郡北広島町東八幡原
撮影日時:2011.09.18 16:20撮影
カメラ:Canon IXY DIGITAL 110 IS
撮影データ:ISO感度200 パターン測光 プログラム露出(F2.8・1/30) 露出補正なし トリミングなし
国の特別名勝に指定される三段峡最大の滝だそうです。聖湖のダム堰堤から約200m下流に位置しており、樹木観察会の初日の最終地点になっていました。安物のコンデジを使って、しかも小雨降る中で慌てて撮ったにしては、偶然でしょうが、空気感の感じられる良い写真になったかなと自己満足しています。美しいと言われている紅葉の時期にもう一度撮りたいですね。

先週のSr.ボスケの動向
09月12日(月):薪原木伐採/ブログ更新
09月13日(火):コンバイン稲刈り
09月14日(水):天日乾燥稲の脱穀作業
09月15日(木):稲藁束保管作業
09月16日(金):彼岸花植付け
09月17日(土):柿収穫/籾すり作業
09月18日(日):樹木観察オフ会(深入山麓泊)

Sr.ボスケは柴犬が好き! 
小沢さんも柴犬が好きなようですね。
柴犬が好きな人に悪い人はいないと思うのです。
その柴犬の名前は“ももちゃん”だそうですね。
わが家の愛犬も柴犬で、名前も“ももちゃん”です。
ますます好きになりそうです。
「国民の生活が第一」