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2010年8月29日日曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.356 ver.1.0

稲刈り間近
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2010.08.29 14:35撮影
下写真2010.08.29 14:41撮影


依然暑い日が続いていますが、一時の猛暑はやや峠を越えたような感があります。少なくとも朝夕は暑苦しさが無くなりました。いつ頃からか、ツクツクボウシの鳴き声がまたもやあちこちから聞こえるようになりました。田んぼでは黄金色の稲穂が頭を垂れています。義父によると9月4日の稲刈り開始は確定的なようです。今夕、にわかに雲が広がって夕立がやって来そうに見えたのですが、通り過ぎてしまいました。降れば涼しくなるのですが、我慢、我慢。田んぼが乾けば、今週末の刈り入れが楽に出来ます。今夜は秋の虫コオロギが騒がしいほどあちこちで鳴いています。昼間は暑くても確実に秋に近づいているのでしょう。

猪侵入対策その3
上写真2010.08.28 08:05撮影
中写真2010.08.29 06:32撮影
下写真2010.08.28 08:05撮影



あっちを補強すればこっちから侵入、まさに、猪と“イタチごっこ”を続けています。捕獲してしまえば良いのでしょうが、簡単には捕獲許可が下りないようです。稲刈りが終わるまで“イタチごっこ”続けなければなりません。
昨日の朝、ブルーネットの下を潜って猪が田んぼに侵入した跡を見つけました(上写真)。ネットの裾に杭を打っていたのですが、不十分だったようです。それで、対策として真竹を切って来てネットの下に固定しておきました。今朝見ると、猪はほぼ同じ場所でブルーネットに穴を開けて突進し、田んぼを横切ったようです(中写真)。この道路側においては、未だ海苔養殖用の網(下写真)は有効で、猪はこの網を避けてブルーネットを狙ったようです。今日はブルーネットに重ねて海苔養殖用網を張ったそうですが、果たして結果はどうなるでしょうか? 

この時期の外作業
上写真2010.08.28 08:09撮影
下写真2010.08.29 14:37撮影


いつから残暑なのか、とにかく暑い日が続いています。気温が高いと雑草の成長スピードも速いようで、農道脇や水路沿いの法面などの雑草を刈っても1ヶ月も経たないうちに生い茂ってしまいます。そのため、草刈りの共同作業を定期的に行うことになっています(上写真)。
余談になりますが、当地区のような中山間地の田畑を将来にわたって維持するために、このような共同作業などの活動には、有り難いことに、農林水産省の「中山間地域等直接支払制度」により交付金が交付されることになっており、当地区も今年度この制度を申請しています。この制度を申請するためには、農地の管理方法などを取り決めた集落協定を締結しなければならないのですが、Sr.ボスケは非農業者としてこの協定に参加しています。
さて、この炎天下に忘れてはならない作業がもう一つあります。それは薪ストーブのための薪燃料の確保です。田んぼ脇の雑木林で広葉樹の伐採を始めています。主として幹径20cm以上で樹高10m以上のシラカシを対象として切り倒し作業を行っています。今年こそ薪不足に陥らないように十分な量の薪を確保しておかねばと思い、やや焦っています。

「国民の生活が第一」
共同通信社が実施した電話世論調査で、民主党代表選でなって欲しい代表は菅直人が69・9%で、小沢一郎の15・6%を大きく上回ったことが複数のマスコミで金科玉条のように大きく報道されました。こんなマスコミの“世論操作”結果が信じられますか? 不況の今こそ「国民の生活が第一」です。そんな当たり前のことを主張する小沢一郎よりも、消費税増税以外何をやろうとしているのか判らない、口先だけの菅直人を国民の7割が望んでいるそうです。思わず笑ってしまいます。1年前の総選挙で民主党が政権を獲得できたのは「国民の生活が第一」を掲げて戦った小沢一郎幹事長の功績です。国民は忘れていません。「国民の生活が第一」とManifesto 2009の小沢一郎に期待しています。

ー今週の写真ー
アカバナ(赤葉菜)


撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2010.8.29 14:32
カメラ:オリンパス E-1+ZD14-45mmF3.5-4.6Zoom
撮影データ:ISO感度200 パターン測光 絞り優先露出(F6.3・1/100) 露出補正マイナス0.70 トリミングなし
陽当たりの良い湿地に自生するアカバナです。赤花と書く場合もあるようですが、名前の由来からすると赤葉菜でなければなりません。秋になると葉が赤く紅葉するから「赤葉」、それに葉が食用になるから「菜」を付けて赤葉菜です。4枚の花弁の先が二つに割れているのが特徴で、一見すると似ている帰化植物のアカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)の花弁の先は割れていません。

先週からのSr.ボスケの動向
08月23日(月):猪侵入防止柵見回り/猪侵入防止網補強/HP更新
08月24日(火):田んぼ法面草刈り/田んぼ畦草刈り
08月25日(水):来客/猪侵入防止柵設置
08月26日(木):田んぼ畦草刈り/菜園給水
08月27日(金):薪棚設置準備/薪作り作業
08月28日(土):草刈り作業
08月29日(日):買物/HP更新

Sr.ボスケは柴犬が好き! 
小沢さんも柴犬が好きなようですね。
柴犬が好きな人に悪い人はいないと思うのです。
その柴犬の名前は“ももちゃん”だそうですね。
ますます好きにになりそうです。
「国民の生活が第一」

2010年8月23日月曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.355 ver.2.0

暑さが止む?
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2010.08.22 06:16撮影
中写真2010.08.22 06:29撮影
下写真2010.08.00 15:50撮影



今日は二十四節気の一つ“処暑”だそうです。“処暑”とは暑さが止むと言う意味らしいのですが、その実感が全くありません。それどころか、お盆明けの頃に一時聞こえていた、夏の終わりを告げるツクツクボウシの鳴き声がいつの間にか聞こえなくなり、代ってアブラゼミやクマゼミが再び鳴き始める始末です。それにしても本当に暑いですね。昨朝、田んぼに出て見たら、朝霧で向かいの山々が霞んでいて、日中の猛暑を予感させるようでした(上写真)。連日の猛暑で稲穂の実りも早いようで田んぼは黄金色に輝いていました(中写真)。日中は予想通りの猛烈な暑さで、裏山の草木は雨を求めてしなだれているように見えました(下写真)。
3日前に水が抜かれた田んぼはすでに乾き始めています。早ければ来週末(9月4、5日)には稲刈りが始められそうです。夕立でも降ればずいぶん涼しくなるのですが、「稲刈りが終わるまでは雨が降らないで欲しい」というのが農業者の偽らざる心境でしょう。

猪侵入対策その2
上写真2010.08.22 06:14撮影
中写真2010.08.22 06:20撮影
下写真2010.08.22 06:26撮影



猪は強固なはずの海苔養殖用の網までも食いちぎって隣りの田んぼに侵入したことが、21日朝に判りました。隣りの田んぼ所有者は、その日中にガルバリウム波板(幅約60cm×長さ約3m)を30枚購入して強固な柵を設置しました。これで一件落着と思ったのも束の間、翌22日早朝には、今度は無防備だった道路側から隣りの田んぼに猪が侵入して稲穂を食い散らし、義父の4枚の田んぼを次々に横断した跡を見つけました(上写真)。猪の足跡(前の2本の蹄だけ)が乾き始めた田んぼの土にしっかり残っていたので猪に間違いありません(中写真)。電気柵などの恒久的な対策についても検討されていますが、猪侵入防止網としては不十分ながらも、みんなで協力して、取り敢えず道路側延長約100mにわたって手持ちのネットと竹棒を持ち寄って設置しました(下写真)。今朝は、設置された網の下を潜るようにして猪が侵入し隣家の田んぼの中で一暴れした形跡が見つかりました。それでネットと地面の隙間をなくするために、要所要所に竹杭を打ち込むのが炎天下の今日の作業でした。昨夜9時頃トタンが激しく揺すられ倒れたような音を義母が聞いたそうです。おそらくそれは猪の仕業だったのだろうということで、効果のほどは判りませんが、とにかく猪を接近させないために、先ほど、隣家では爆竹を鳴らし我々は金属製のバケツを激しく叩いて轟音を発生させました。猪に食い荒らされた田んぼの稲は異臭があって食べられないそうです。稲刈りを終えるまで20日足らず、何とか猪の食害を防止しなければなりません。

愛犬モモの暑い夏
上写真2010.08.22 23:52撮影
下写真2010.08.23 14:31撮影


愛犬モモは満10歳半の雌の柴犬です。緑内障のため失明寸前のモモですが、眼以外は至って元気です。「元気です」と言っても、一日のうち、少なくとも22時間は眠っているモモですから、元気そうに見えるのは、食事をしている時と、おやつをねだっている時、それに一日1回の散歩をしている時です。家の中をあっちでごろり、こっちでごろり、まさに“行き倒れ”風に、ところ構わず、酷暑にもかかわらず、すやすや眠っています。“寝る子は育つ”、すやすや眠れるのは元気な証拠、この分だと、寿命以上に長生きしてくれそうです。

民主党代表選挙
国民にとって夢も希望も、やる気も感じられない、つまらない、菅直人代表のManifesto 2010は、未だに民主党のHPの中に残っているのですね。菅直人代表をはじめ民主党首脳がManifesto 2010に言及しないので、てっきり消えてしまったのかと思っていました。菅直人首相が何をやろうとしているのか判らないと思っている諸氏は、もう一度じっくりManifesto 2010をご覧になると良いと思います。できれば、Manifesto 2009と比較して見ることをお勧めします。
来る9月1日告示される民主党代表選挙は、菅直人候補が「国民の負担が第一」の、このManifesto 2010を掲げ、対立候補(多分、小沢一郎氏)が、一般国民にとって未だに輝きを失っていない、「国民の生活が第一」のManifesto 2009を掲げて二者択一を迫る、そんな代表選挙であって欲しいと思っています。

ー今週の写真ー
秋の雲?


撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2010.8.18 06:33
カメラ:オリンパス E-1+ZD14-45mmF3.5-4.6Zoom
撮影データ:ISO感度200 パターン測光 絞り優先露出(F6.3・1/1000) 露出補正なし トリミングなし
例年お盆を過ぎれば朝夕涼しさを感じるようになるものです。今年も例外ではなく、お盆明けの8月18日の朝は青空に秋の雲のような雲が漂う清々しい朝でした。ところが、その日を境に暑さは逆戻り、連日の猛暑で、日中の外作業などはほとんど出来ません。気温は日に日に上昇しているように感じられますが、本当の秋はいつ来るのでしょうか? 

先週からのSr.ボスケの動向
08月16日(月):庭草取り/HP更新
08月17日(火):庭草取り/芝生上川砂被覆
08月18日(水):眼科専門動物病院/猪侵入防止柵設置
08月19日(木):原木伐採/芝生草抜き
08月20日(金):原木伐採/キュウリ追肥
08月21日(土):猪侵入防止網設置
08月22日(日):長女試験会場/集落協定役員会
08月23日(月):猪侵入防止柵見回り/猪侵入防止網補強/HP更新

Sr.ボスケは柴犬が好き! 
小沢さんも柴犬が好きなようですね。
柴犬が好きな人に悪い人はいないと思うのです。
その柴犬の名前は“ももちゃん”だそうですね。
ますます好きにになりそうです。
「国民の生活が第一」

2010年8月16日月曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.354 ver.2.3

お盆を過ぎたら
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2010.08.14 10:50撮影
中写真2010.08.15 10:13撮影
下写真2010.08.15 10:13撮影



14日は隣町にある亡父の先祖の墓と亡母の先祖の墓に兄と一緒に参り、15日午前中は亡父母がかつて住んでいた町に程近い霊園(上写真)にある亡父母の墓に、息子夫婦と一緒に参って来ました。それにしても暑いお盆になりました。例年ならこの頃になれば朝夕は多少涼しく感じるものですが、未だにその兆候が感じられません。確たる根拠も無く“地球温暖化”という言葉を発するのは好きではありませんが、思わず、発してしまいそうな連日の暑さです。義母から面白い話を聴きました。昔、お祖父さんに「いつまでも暑いねえ」と言ったら、お祖父さんから「暑いのう、田んぼの稲がよう育つよ」という言葉が返って来たそうです。かつての農業者はそう言う心境にあったということですね。田んぼを見ると、すべての稲穂が頭を垂れるようになりました(中写真)。稲穂にとっては収穫量を左右する今が一番重要な時のようです。幸い、今のところ水量も十分、気温も十分、この谷の稲穂は順調に育っています(下写真)。約10日後には、いよいよ水を抜いて田んぼを乾かすことになります。早ければ、9月の第1土・日曜日には刈り入れ作業が出来るかも知れません。田んぼがぬかるまないように、来月上旬まで大雨が降らないことを願っています。

猪侵入対策
上写真2010.08.12 09:28撮影
中写真2010.08.12 10:17撮影
下写真2010.08.13 06:59撮影



先月末に田んぼの畦がイノシシに掘り返されました。猪がどこから侵入したかは未だに定かでないのですが、林縁に設置されている猪侵入防止柵を補強したにもかかわらず、お盆前の12日朝、またもや田んぼに猪が侵入した形跡を見つけました(上写真)。義父と隣りの田んぼ所有者と一緒に林縁の猪侵入防止柵を点検しました(中写真)が、明らかな異常箇所は発見出来ませんでした。猪が林縁側から侵入していないとすれば、侵入防止策を全く講じていない農道側からの侵入を疑わなければなりません。そんなことから、12日午後に、農道側約50m間について猪侵入防止ネット(ブルーネット)の設置を終えました(下写真)。これでひとまず安心かと思われたのですが、昨日(8月15日)夕方義父から聞いたところによると、今度は隣りの田んぼに猪の侵入した形跡を所有者が見つけたそうで、その田んぼに隣接する林縁に設置した侵入防止ネットが破られていたそうです。もちろん、そのネットはすぐさま補強されたそうですが、今月末頃になれば黄金色に実った稲穂を狙って猪がさらに強引に侵入して稲穂を食い荒らしてしまうおそれが出て来ました。本日の情報ですが、隣りの田んぼにまたまた猪が侵入したというので、今夕、現場に行ってみました。猪は何と!ブルーネットを破って侵入していました。対策として、強固な海苔養殖用の網が追加設置されていました。

ニホンアマガエル
上写真2010.08.08 18:19撮影
下写真2010.08.11 20:56撮影


またまたまた、カエルの話題です。
ベランダに3匹のニホンアマガエルが居着いていることは前号でお伝えしました。今号もさらにこのニホンアマガエルについてです。もしかしたらSr.ボスケはかなりのカエル好きかも知れませんね。とりあえず、アマガエルを横から見たマクロ画像をご覧下さい(上写真)。カエルは頭でっかちで2等身ぐらいに見えます。これがかわいく感じる秘密でしょうか。体色は緑一色に見えますが、緑に灰色の斑模様が入っているのが本来の体色だそうです。 夜はガラス窓に張りついていて、光を求めて集まって来る小昆虫を食べています(下写真)。先日は飛び立とうとして羽根を羽ばたかせた、そのアマガエルの頭部と同じぐらいの大きさのコガネムシを突然襲ったのを目撃しました。もちろん捕らえることなどできる訳がありません。いずれにしても、このアマガエルが昼間パパイアの葉陰に隠れていたアマガエルとはとても想像出来ないほどの素早い動きでした。

「南米大陸一周165日の旅」紹介
NHK BS-hiで昨日から5夜連続で始まった、素晴らしく魅力的な旅番組です。世界各国から集まった旅好きが改造トラックに乗り込んで南米大陸を一周する実際のアドベンチャーツアに同行して取材した番組のようです。エクアドルのキトを出発、アマゾン源流を経由してペルーに入り、インカ帝国の空中都市マチュピチュへはインカトレイルを3泊4日かけてトレッキングで辿ります(昨夜15日放映済)。その後、ペルー南部のチチカカ湖経由でボリビアに入り、銀山があった古都ポトシで錫鉱石を採掘中の坑道を見学、ウユニ塩湖を楽しみ、さらに、アルゼンチンで“月の谷”と呼ばれるタランパヤ自然公園群を巡り、チリで氷河に覆われ活火山ビジャリカに登頂します(本夜16日放映済)。
明日は「第3回 風と虹のパタゴニアを越えて~アルゼンチン・チリ・ウルグアイ~」、明後日は「第4回 歓(よろこ)びの色 哀(かな)しみの色~ブラジル~」、木曜日は最終回で「第5回 大河アマゾンとギアナ高地~ブラジル・ベネズエラ~」の予定になっています。
昨今の地上波TVには明らかに“世論操作”を意図した番組が多く心穏やかに視聴できる番組が少ない一方で、NHK BS-hiには他にも「世界ふれあい街歩き」という同様にお薦めの旅番組があります。

ー今週の写真ー
完熟トマト


撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2010.8.12 07:09
カメラ:オリンパス E-1+ZD14-45mmF3.5-4.6Zoom
撮影データ:ISO感度200 パターン測光 絞り優先露出(F5.6・1/25) 露出補正なし トリミングなし
玄関向かいに設置されている小さなビニールハウス、その中で完熟トマトが穫れています。触ると今にも落下しそうな、腐る直前まで熟れた、そんなトマトに最高の甘さがあります。スーパーマーケットでは決して手に入りません。大玉よりも中玉の完熟トマトの味がより濃厚でお薦めです。

先週からのSr.ボスケの動向
08月09日(月):裏山菜園草取り/アスパラ畑整備
08月10日(火):墓掃除/舗装林道草刈り
08月11日(水):墓掃除/田んぼ法面等草刈り
08月12日(木):猪侵入防止網設置/買物
08月13日(金):兄夫婦来宅/墓参り
08月14日(土):墓参り/会食
08月15日(日):市内往復
08月16日(月):庭草取り/HP更新

Sr.ボスケは柴犬が好き! 
小沢さんも柴犬が好きなようですね。
柴犬が好きな人に悪い人はいないと思うのです。
その柴犬の名前は“ももちゃん”だそうですね。
ますます好きにになりそうです。
「国民の生活が第一」

2010年8月8日日曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.353 ver.1.3

立秋
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2010.08.08 06:43撮影
中写真2010.08.08 06:46撮影
下写真2010.08.08 06:48撮影



昨日8月7日の立秋にタイミングを合わせたかのように、今朝はいつもよりも気温が低めで心地良い朝でした。田んぼに出てみると、朝露に濡れた稲穂がやや黄色味を帯びて頭を垂れ始めていました(上写真)。田んぼの土手のあちこちで薄紫色のアキノタムラソウ(秋の田村草)が立秋を告げているように見えました(中写真)。そう言えば、すでに3日前にツクツクボウシの鳴き声を聞いています。長かった猛暑もやっと終わりが見えて来た、そうあって欲しいものです。当地ではお盆の準備が始まっており、墓所に灯ろうが設置されました(下写真)。墓に飾るための色とりどりの盆灯ろうが店先に並び始めています。次の日曜日はお盆の中日です。お盆を過ぎれば、次の大きなイベントの稲刈りが待っています。米穀データバンクによる2010年産米の作況指数予測は全国平均102で豊作、広島県は100で平年並みと5日発表されていますが、果たして当地の作況はどんなものでしょうか、義父に訊いてみたいと思います。

アマガエルの避暑
上写真2010.08.07 12:03撮影
中写真2010.08.07 12:33撮影
下写真2010.08.07 12:34撮影



またカエルの話題です。
ベランダには3匹のニホンアマガエルが居着いています。網戸越しに多くの小昆虫が集まる夜、それらを捕食しているのです。およそ10日前に見つけて以来、一回りも二回りも大きくなったように見えます。それでは、これらのカエルは昼間どうしているのでしょうか? 答えは添付した3枚の画像の通り、それぞれ熱い日射しを避けて思い思いに避暑を決め込んでいました。1匹はウッドデッキ上で物干スタンドの足の狭い陰に隠れていました。もちろん、陰の動きに合わせて時おり移動していたようです。夕方見ると、大きく移動してデッキの端の柱の陰にいました。他の2匹はいずれも鉢植えのパパイアの葉陰に隠れていました。1匹は葉の上に載って、もう1匹は葉柄に張りついてじっとしていました。肝心の“保護色”についてですが、3匹いずれも体色を変えているようには見えないのです。敵はいないと安心し切っているのか、それとも、この暑さでボケたのでしょうか?

ニホンヒキガエル
上写真2010.08.05 08:34撮影
下写真2010.08.05 08:34撮影


またまたカエルの話題です。5日の朝、ブルーベリーの防鳥網に絡まっているガマガエルを見つけました。防鳥網は3cm網目でオレンジ色、径0.5mmのポリエチレン製糸で編まれています。ガマガエルは夜中にこの防鳥網を潜る際に絡まったようです。夜中じゅうもがいたためか、何本もの糸が絡み合って、何本かの糸が皮膚に食い込んでいました。早速、先が尖っていない鋏を使って慎重に解き放してやりました。ガマガエルは絡み合った糸からやっと自由になったのですから当然一目散に逃げ去ると思っていたのですが、表情を変えること無く、もちろん御礼の口上もなく、しばらくしてから、ゆっくりと歩き始めました。上写真はその時に撮ったものですが、よく見ると未だ首から前足の辺りに糸が食い込んでいます。この糸を切り取ってやっても全く動じること無く、以前と同じ速度でゆっくりと去って行きました。調べて見ると「ガマガエル」は通称で学名は「ニホンヒキガエル」か「アズマヒキガエル」のようです。Wikipediaによると、ニホンヒキガエルは「鼓膜は小型で、眼と鼓膜の間の距離は鼓膜の直径とほぼ同じ」だそうです。ちょっと判り難いのですが、下写真の中心部にある鼓膜らしきものを見て、これが「ニホンヒキガエル」であることを自分なりに納得しました。

四季の花:その4
広島市安佐北区安佐町飯室
2010.08.06 14:30撮影

Sra.ボスケ(ボスケ夫人)が隔週金曜日に近くの町で習っている“いけばな”です。添付画像は先週金曜日に習ったもので、左はSra.ボスケが生け、右は先生に生けて頂きました。花材は、夏水仙(ナツズイセン、自生)、無窮花(ムクゲ、栽培)、菖蒲(アヤメ、栽培)の3種(写真左)、姥百合(ウバユリ、自生)、女郎花(オミナエシ、栽培)、縞芒(シマススキ、栽培)の3種(写真右)です。
ナツズイセンは廃田の草地で見つけたもの、ムクゲは義父母宅の庭に昔から植栽されているもの、アヤメは5年前の引っ越し時に旧宅から持ち込み義父母宅屋敷の一角で育てています。ウバユリは栗林や竹薮にシダなどと一緒に自生しており、オミナエシは数年前に園芸店で購入し裏山の菜園脇に植えたもの、シマススキは一緒に習っている生徒さんの一人から当日貰ったものです。

ー今週の写真ー
苦瓜


撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2010.8.7 06:45
カメラ:オリンパス E-1+ZD14-45mmF3.5-4.6Zoom
撮影データ:ISO感度200 パターン測光 絞り優先露出(F6.3・1/80) 露出補正なし トリミングなし
リビングルーム西側出窓の外に、日除け用にとして今年は苦瓜(ゴーヤ)を植付けた3個のポットを置いています。最初の内に咲き出したのは雄花ばかりで、これでは果実は穫れそうにないと諦めかけていたところ、背丈が伸びた最近になって、ミニチュア苦瓜を伴った雌花が咲くようになりました。当初期待していた日除けの役目は充分果たされているとは思えませんが、もしかしたら、苦瓜の収穫がそれなりに楽しめそうに思えて来ました。ただし、連日の猛暑ですから、大変ですがポットへの水やりは1日たりとも欠かすことが出来ません。

先週からのSr.ボスケの動向
08月02日(月):猪侵入防止柵補修
08月03日(火):猪侵入防止柵補修/菜園散水
08月04日(水):裏山下草刈り
08月05日(木):原木伐採準備/裏山下草刈り
08月06日(金):ヒノキ間伐
08月07日(土):買物/丸太皮剥ぎ/丸木橋作り
08月08日(日):写真撮影/HP更新

Sr.ボスケは柴犬が好き! 
小沢さんも柴犬が好きなようですね。
柴犬が好きな人に悪い人はいないと思うのです。
その柴犬の名前は“ももちゃん”だそうですね。
ますます好きにになりそうです。
「国民の生活が第一」

2010年8月1日日曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.352 ver.1.3

暑い8月
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2010.08.01 13:07撮影
下写真2010.08.01 13:10撮影


暑い日が続いています。今日から8月、例年お盆を過ぎると何となく涼しくなるので「あと半月の辛抱」と自分に言い聞かせて頑張っています。今日の午前中は曇天で日射しが雲で遮られ、その分、暑さも程々だったのですが、午後からは強い陽射しが戻って来ました。田んぼでは義父の予想通り数日前から稲穂が出始めました。よく見ると稲穂に花が咲いていました(上写真)。田んぼ全体を眺めると、穂肥の偏った散布の影響で、やはり稲の葉色が田んぼの中央と周辺とで違って見えます(下写真)。いずれにしても、お盆過ぎには稲穂が垂れ始め、台風の影響さえ受けなければ、来月上旬に稲刈りができそうです。

ズボラ農業のゴボウ
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2010.08.01 13:17撮影
中写真2006.10.21 14:22撮影
下写真2010.08.01 12:23撮影



当ニュースNo.348の「何の花?」で紹介したアザミの花に似た「ゴボウの花」の果実です。裏山のズボラ菜園脇で、ズボラであるが故に2年間放っておいたら、初めて見る花が見事に咲き、さらに放っておいたら、たくさんの果実が穫れました。ゴボウの花は「アザミの花に似た」と書きましたが、実は、キク科アザミ属の花よりもヤマボクチ属の花(中写真、当地の林縁に自生)に似ています。アザミの場合、葉にも刺があるのですが、葉に刺が全く見られない点でもヤマボクチ属に似ています。
乾いた総苞をよく見ると総苞片の先が釣り針状に曲がっています(下写真)。そばを通ると間違いなく衣服に引っかかりそうです。さらに調べて驚きました。種子を天日干しさせたものは牛蒡子(ゴボウシ)、2年以上の根を水洗いして天日乾燥させたものは牛蒡根(ゴボウコン)と呼ばれて、いずれも漢方薬になるそうです。“怪我の功名”というのでしょうか、ズボラ農業によって思いがけない発見がありました。

バラ科キイチゴ属ブラックベリー
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2010.07.28 06:29撮影
下写真2010.08.01 15:08撮影


陽当たりの良いガレージの南壁に支柱を立て掛けて植えられているバラ科キイチゴ属のブラックベリーが今年は病虫害も被らず、例年に無く多数の果実を実らせています(上写真)。赤茶色で粒状の果実がさらに大きくなって濃黒紫色に変われば収穫時で、簡単にもぎ取れるようになります。そうして今日採った果実が下写真です。甘味よりも酸味の強い果実でブドウの香りがします。毎日収穫して冷凍し、ある程度まとまった頃にコンポートに加工されることになりそうです。調べてみるとブルーベリーの約6倍のアントシアニンが含まれているそうです。果たしてブルーベリーやナツハゼと同様に美味しいコンポートが出来るでしょうか。

保護色と擬態
上写真2010.07.31 13:57撮影
中写真2010.07.05 06:42撮影
下写真2010.07.11 15:29撮影



家の白壁(薄汚れている)に張りついていたニホンアマガエルを捕らえてパパイアの葉の上に載せました(上写真)。アマガエルの背中側の本来の体色は黄緑色ですが、周囲の環境に合わせて体色を変えることができるといわれており、緑白色に見えるのは正に白壁に張りついていた時の体色が未だ残っているからだろうと思えます。このままパパイアの葉の上に止まっていれば、体色がパパイアの葉の色模様にどれほど似て来るか、大いに興味があります。そう言えば、以前、ウッドデッキの上に載っていた斑模様のアマガエルを見たことがあります(中写真)。このアマガエルはどんな場所にいたのでしょうか? これにも大いに興味があります。このように、比較的短時間に周りの環境に合わせて変えた体色のことを“保護色”と言うそうですね。このアマガエルの場合、周りの環境の色模様を如何にして認識し、認識した色に如何にして体色を合わせるのか、さらに興味があります。
一方、“保護色”によく似たカモフラージュに“擬態”があります。当ニュースNo.349で紹介したナナフシ(七節)、さらに紹介を予告していた「ホンコノハムシ」は擬態の好い例でしょう。ホンコノハムシはMoving Leaf(動く葉)という英名の通り、木の葉そっくりです。下写真は20数年前にマレーシアで購入した額入り標本を撮影したものです。葉脈や虫食い跡まで似ていそうです。同じカモフラージュでも“擬態”は、比較的短時間に体色を変える“保護色”とは本質的に異なるカモフラージュで、遺伝子突然変異と自然淘汰の長い歴史の中で出来上がった、正に“自然の造形”と言えそうです。

「Sr.ボスケの縦窓日記」について

当地で田舎暮らしを始めた年の末以来、キッチン西側の縦窓から見える朝の風景や自宅および周辺の四季の変化をデジカメを通して記録しています。「どんな詰まらないものでも継続すると価値が出て来る」という思いで、ほとんど休まずブログ更新を続けて来ました。
Google Analyticsにおける先月1ヶ月間の都市別ユーザー調査結果(左表)によると、このブログの多くのユーザーさんは新期ユーザーすなわち“一見さん”で、大半のリピーターさんは親戚あるいは知人が多いHiroshima(広島市)在住の方々のようです。極めて個人的なブログですから予想していた通りの結果ですが、そんな中で、Machida(東京都町田市だろうと思われます)在住の方のアクセス数が20回で突出しています。過去に遡って調べたところ、今年3月頃から毎月ほとんど15回以上アクセスして頂いており、さらに、当ブログ「ボスケの週刊田舎暮らしニュース」もほとんど毎週ご覧いただいていることが判明しました。町田市にお住まいなら旧い知人に違いないだろうとこれまで思っておりましたが、別件で先日電話した際に確認したところ、一度もご覧いただいていないということでした。ならば、“Machida”さんは? どなたか未だに思い当たりません。“Machida”さん! 誠に恐縮ですが、ご覧いただいていたら、下の「コメント」をクリックして一言発信して頂きたく切にお願い申し上げます。

ー今週の写真ー
稲の花


撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2010.8.1 13:06
カメラ:オリンパス E-1+ZD14-45mmF3.5-4.6Zoom
撮影データ:ISO感度100 パターン測光 絞り優先露出(F6.3・1/250) 露出補正なし トリミングなし
本日午後見た稲の花です。稲の個々の花の開花時間はほんの2時間ほどの短時間だそうです。この短い間に受粉するには好天に恵まれることが必須、その意味で、連日の猛暑は最適だろうと思います。稲の花は、明日、もう一度じっくり観察してみたいと思っています。

先週からのSr.ボスケの動向
07月26日(月):田んぼ畦草刈り/川砂運搬
07月27日(火):ラジコンヘリ防除撮影/倒木処理
07月28日(水):廃田草刈り
07月29日(木):農道脇草刈り
07月30日(金):田んぼ害虫防除/猪侵入防止柵補修
07月31日(土):猪侵入防止柵補修/猪侵入防止柵補修
08月01日(日):猪侵入防止柵補修/HP更新

Sr.ボスケは柴犬が好き! 
小沢さんも柴犬が好きなようですね。
柴犬が好きな人に悪い人はいないと思うのです。
その柴犬の名前は“ももちゃん”だそうですね。
ますます好きにになりそうです。
「国民の生活が第一」