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2010年8月1日日曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.352 ver.1.3

暑い8月
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2010.08.01 13:07撮影
下写真2010.08.01 13:10撮影


暑い日が続いています。今日から8月、例年お盆を過ぎると何となく涼しくなるので「あと半月の辛抱」と自分に言い聞かせて頑張っています。今日の午前中は曇天で日射しが雲で遮られ、その分、暑さも程々だったのですが、午後からは強い陽射しが戻って来ました。田んぼでは義父の予想通り数日前から稲穂が出始めました。よく見ると稲穂に花が咲いていました(上写真)。田んぼ全体を眺めると、穂肥の偏った散布の影響で、やはり稲の葉色が田んぼの中央と周辺とで違って見えます(下写真)。いずれにしても、お盆過ぎには稲穂が垂れ始め、台風の影響さえ受けなければ、来月上旬に稲刈りができそうです。

ズボラ農業のゴボウ
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2010.08.01 13:17撮影
中写真2006.10.21 14:22撮影
下写真2010.08.01 12:23撮影



当ニュースNo.348の「何の花?」で紹介したアザミの花に似た「ゴボウの花」の果実です。裏山のズボラ菜園脇で、ズボラであるが故に2年間放っておいたら、初めて見る花が見事に咲き、さらに放っておいたら、たくさんの果実が穫れました。ゴボウの花は「アザミの花に似た」と書きましたが、実は、キク科アザミ属の花よりもヤマボクチ属の花(中写真、当地の林縁に自生)に似ています。アザミの場合、葉にも刺があるのですが、葉に刺が全く見られない点でもヤマボクチ属に似ています。
乾いた総苞をよく見ると総苞片の先が釣り針状に曲がっています(下写真)。そばを通ると間違いなく衣服に引っかかりそうです。さらに調べて驚きました。種子を天日干しさせたものは牛蒡子(ゴボウシ)、2年以上の根を水洗いして天日乾燥させたものは牛蒡根(ゴボウコン)と呼ばれて、いずれも漢方薬になるそうです。“怪我の功名”というのでしょうか、ズボラ農業によって思いがけない発見がありました。

バラ科キイチゴ属ブラックベリー
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2010.07.28 06:29撮影
下写真2010.08.01 15:08撮影


陽当たりの良いガレージの南壁に支柱を立て掛けて植えられているバラ科キイチゴ属のブラックベリーが今年は病虫害も被らず、例年に無く多数の果実を実らせています(上写真)。赤茶色で粒状の果実がさらに大きくなって濃黒紫色に変われば収穫時で、簡単にもぎ取れるようになります。そうして今日採った果実が下写真です。甘味よりも酸味の強い果実でブドウの香りがします。毎日収穫して冷凍し、ある程度まとまった頃にコンポートに加工されることになりそうです。調べてみるとブルーベリーの約6倍のアントシアニンが含まれているそうです。果たしてブルーベリーやナツハゼと同様に美味しいコンポートが出来るでしょうか。

保護色と擬態
上写真2010.07.31 13:57撮影
中写真2010.07.05 06:42撮影
下写真2010.07.11 15:29撮影



家の白壁(薄汚れている)に張りついていたニホンアマガエルを捕らえてパパイアの葉の上に載せました(上写真)。アマガエルの背中側の本来の体色は黄緑色ですが、周囲の環境に合わせて体色を変えることができるといわれており、緑白色に見えるのは正に白壁に張りついていた時の体色が未だ残っているからだろうと思えます。このままパパイアの葉の上に止まっていれば、体色がパパイアの葉の色模様にどれほど似て来るか、大いに興味があります。そう言えば、以前、ウッドデッキの上に載っていた斑模様のアマガエルを見たことがあります(中写真)。このアマガエルはどんな場所にいたのでしょうか? これにも大いに興味があります。このように、比較的短時間に周りの環境に合わせて変えた体色のことを“保護色”と言うそうですね。このアマガエルの場合、周りの環境の色模様を如何にして認識し、認識した色に如何にして体色を合わせるのか、さらに興味があります。
一方、“保護色”によく似たカモフラージュに“擬態”があります。当ニュースNo.349で紹介したナナフシ(七節)、さらに紹介を予告していた「ホンコノハムシ」は擬態の好い例でしょう。ホンコノハムシはMoving Leaf(動く葉)という英名の通り、木の葉そっくりです。下写真は20数年前にマレーシアで購入した額入り標本を撮影したものです。葉脈や虫食い跡まで似ていそうです。同じカモフラージュでも“擬態”は、比較的短時間に体色を変える“保護色”とは本質的に異なるカモフラージュで、遺伝子突然変異と自然淘汰の長い歴史の中で出来上がった、正に“自然の造形”と言えそうです。

「Sr.ボスケの縦窓日記」について

当地で田舎暮らしを始めた年の末以来、キッチン西側の縦窓から見える朝の風景や自宅および周辺の四季の変化をデジカメを通して記録しています。「どんな詰まらないものでも継続すると価値が出て来る」という思いで、ほとんど休まずブログ更新を続けて来ました。
Google Analyticsにおける先月1ヶ月間の都市別ユーザー調査結果(左表)によると、このブログの多くのユーザーさんは新期ユーザーすなわち“一見さん”で、大半のリピーターさんは親戚あるいは知人が多いHiroshima(広島市)在住の方々のようです。極めて個人的なブログですから予想していた通りの結果ですが、そんな中で、Machida(東京都町田市だろうと思われます)在住の方のアクセス数が20回で突出しています。過去に遡って調べたところ、今年3月頃から毎月ほとんど15回以上アクセスして頂いており、さらに、当ブログ「ボスケの週刊田舎暮らしニュース」もほとんど毎週ご覧いただいていることが判明しました。町田市にお住まいなら旧い知人に違いないだろうとこれまで思っておりましたが、別件で先日電話した際に確認したところ、一度もご覧いただいていないということでした。ならば、“Machida”さんは? どなたか未だに思い当たりません。“Machida”さん! 誠に恐縮ですが、ご覧いただいていたら、下の「コメント」をクリックして一言発信して頂きたく切にお願い申し上げます。

ー今週の写真ー
稲の花


撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2010.8.1 13:06
カメラ:オリンパス E-1+ZD14-45mmF3.5-4.6Zoom
撮影データ:ISO感度100 パターン測光 絞り優先露出(F6.3・1/250) 露出補正なし トリミングなし
本日午後見た稲の花です。稲の個々の花の開花時間はほんの2時間ほどの短時間だそうです。この短い間に受粉するには好天に恵まれることが必須、その意味で、連日の猛暑は最適だろうと思います。稲の花は、明日、もう一度じっくり観察してみたいと思っています。

先週からのSr.ボスケの動向
07月26日(月):田んぼ畦草刈り/川砂運搬
07月27日(火):ラジコンヘリ防除撮影/倒木処理
07月28日(水):廃田草刈り
07月29日(木):農道脇草刈り
07月30日(金):田んぼ害虫防除/猪侵入防止柵補修
07月31日(土):猪侵入防止柵補修/猪侵入防止柵補修
08月01日(日):猪侵入防止柵補修/HP更新

Sr.ボスケは柴犬が好き! 
小沢さんも柴犬が好きなようですね。
柴犬が好きな人に悪い人はいないと思うのです。
その柴犬の名前は“ももちゃん”だそうですね。
ますます好きにになりそうです。
「国民の生活が第一」