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2013年6月10日月曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.501 ver.1.2


待望の雨が
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.06.10 16:32撮影
中写真2013.06.10 16:38撮影
下写真2013.06.10 17:34撮影


先週の天気は先々週から一転して晴天続きでした。真夏を思わせるような強い陽射しもあって連日の外作業では難儀しました。今日は晴れ時々曇りの天気で陽射しが幸いにして強くなかったので、前日に引き続き田んぼの畦や法面の雑草の刈り払い作業を行いました(上写真)。これで4枚の田んぼのうち最下段の1枚の草刈りが終わっただけで、未だ次の田んぼの草刈り作業が待っています(中写真)。予報によると、南に下がっていた梅雨前線が台風3号の接近に伴って上昇して来そうです。今夕一時、今にも降りそうな、そんな雲行きになりました(下写真)が、結果的には一滴の雨も降りませんでした。予報によると明日からぐずついた天気が週末まで続くとか。場合によっては台風3号が13日木曜日頃に中国地方を横断する可能性もあるようです。待望の“恵みの雨”でも、台風接近は勘弁してもらいたいものです。

本格的“ズボラ菜園”
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.06.10 16:30撮影
下写真2013.06.10 16:32撮影

No.499でご紹介した「楽々ズボラ菜園」(南洋著)に倣って始めた義父母宅の菜園ですが、夏野菜の植え付けがほぼ終わりました。ハウス内を含めて規格サイズ(1.1m×4.0m)の14の畝床と規格外の3つの三角畑に、野菜苗を植え付け、種を直まきしました。オクラの畝床では、黒マルチを張った畝床に穴を開けて、そこに数粒のオクラの種をまき、ペットボトルのキャップを被せています(上写真)。この写真で左側の畝床には里芋を植付けています。2週間前に植え付けを終えた野菜苗(ナス、唐辛子、ピーマン、パプリカ、カボチャ、トウガン、スイカなど)はそれぞれの畝床でほぼ順調に育っています(下写真)。それより以前にハウス内の畝床に植え付けた8株のトマトと3株のキュウリは、キュウリ1株が萎れて枯れてしまったため急きょ1株を買い増して交換するというハプニングがあったものの、その後は順調に生長しています。トマトには長い支柱を立て、キュウリにはネットを設置しました。草刈機で刈り払った雑草による堆肥作りも進めています。余談ですが、積み上げた枯れ草の内側から野ねずみが顔を出しているのを昨日見つけましたが、堆肥になるまで棲み着くということも無いだろうと大目に見ています。

モリアオガエルの知られざる生息地
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.06.10 09:29撮影
中写真2013.06.10 09:23撮影
下写真2013.06.10 17:48撮影


北隣の谷の堤(つつみ、農業用水池)に毎年モリアオガエルが産卵するという話を聞いて一昨年6月06日にデジカメを携えて確認に出かけた顛末はNo.396で紹介しているので、これは第二弾です。ブログ情報で当地の南南西約40kmの『おおの自然観察の森』でモリアオガエルがいっせいに卵塊をつけているという情報(http://benriyamoku.lolipop.jp/index.php?ブログ%2F2013-06-09)を得て、当地のモリアオガエルの件を思い出し、本日午前、またまたデジカメを持って件の堤(上写真)に向かったのです。堤では、直径20cmぐらいの卵塊が、水面を覆うように茂っていたスギやヒノキ、クヌギ、ナラガシワなどのほかに、水面すれすれに伸びたミヤマガマズミの枝葉にも見られました(中写真)が、モリアオガエルを今度こそ見つけたいという思いで出かけたにもかかわらず、結果は前回と全く同じ、卵塊は10個以上はあったと思うのですが、その卵塊を生んだ親ガエル(モリアオガエル)は見つかりませんでした。ある人曰く「産卵し終えた親ガエルはすでに“用無し”のため、ここには止まっていないに違いない」と。事実、隣県の山口県萩市で捕獲したモリアオガエルに発信機を付けてその産卵後の行動を追跡したところ、「雌の行動の特徴は、産卵が終わると直ちに産卵場所から遠ざかり、その個体を探すのは 非常に困難であった。」という結果が得られています(産卵を終えたモリアオガエルのテレメトリー法による追跡調査 (I) 移動距離)。
本日夕方、裏山(件の堤の南南東約320m)でサワフタギの撮影をしていたところ、視野に入って来たのは緑色のカエルでした(下写真)。眼の前後に線が無いのでニホンアマガエルではない、もしかしてモリアオガエル!と一瞬興奮したのですが、“そうは問屋が卸さない”ようで、やはり、シュレーゲルアオガエルに落ち着きそうです。


キウイフルーツかサルナシか
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.06.10 16:42撮影
中写真2013.06.10 17:42撮影
下写真2013.06.10 17:42撮影


棚田最上段の廃田で5年以上前からキウイフルーツを栽培していますが、この冬に強剪定したため、今年は果実が生るものかどうか不安でした。ところが、心配無用、短い蔓ながら、それなりに多数の果実が生っています(上写真)。裏山で、わが家の敷地に隣接する“緩衝帯”に、これも5年以上前に購入して植え付けたサルナシがあります。蔓が伸び放題で周りの立木に絡み付いていたため、この冬にこれも剪定して、新たに数本の支柱を立ててこれに絡ませておきました。いま多数の小さな果実が下がっています(中写真)。花は終わったものと思っていたら、未だ多数の花が一ヶ所にまとまって咲いていました(下写真)。ところで、キウイフルーツについては5本の雌株だけでなく一緒に雄株を1本植え付けているのですが、サルナシは雌株を1本植え付けただけです。それでもサルナシが毎年多数の果実を実らせるのは、約80m北方にあるキウイフルーツの花粉を受粉して結実しているのだろうと推測しています。何しろ、どちらもマタタビ科マタタビ属ですから。
ところで、「外国生まれのキウイフルーツが良いか、日本固有の種であるサルナシが良いか」ということになると、サルナシに軍配を上げたいのです。確かにキウイフルーツは大玉で、うまく追熟できれば甘いフルーツになるのですが、樹上では熟しにくいために、収穫時期の判定が難しいのです。他方、サルナシは小粒ですが、樹上で完熟するために手軽に食べられるのです。それに美味しいことはお墨付きです。キウイフルーツよりはるかに美味(山渓ハンディ図鑑4「樹に咲く花」p.165参照)だそうです。

ー今週の写真ー
ヤマツツジ(山躑躅)
撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2013.06.10 16:34撮影
カメラ:Canon IXY DIGITAL 110IS
撮影データ:ISO感度200 中央部重点平均測光 自動露出(F4.5・1/125) 露出補正マイナス0.3 トリミングなし
3年前の2010年7月4日に田んぼ北側の林縁で見つけた後、2011年秋の“里山林再生整備事業”によって刈り払われて消滅したかに見えたヤマツツジですが、今年早くも再生し、懐かしい朱色の花を咲かせてくれました。一頃はどこの山にもあったそうですが、今や貴重なヤマツツジです。レンゲツツジと同様に大切に保護したいものです。

先週のSr.ボスケの動向
0603日(月):田んぼ草取り/草刈り作業/ブログ更新
0604日(火):菜園畝作り/支柱用竹採取
0605日(水):田んぼ草取り/キュウリ支柱立て/買物
0606日(木):菜園畝作り
0607日(金):草刈り作業
0608日(土):草刈り共同作業/孫娘宅訪問/孫来宅
0609日(日):玉ねぎ吊り下げ/草刈り作業