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2011年10月24日月曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.416 ver.1.3

早くも“霜降”
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2011.10.23 16:29撮影
中写真2011.10.24 07:09撮影
下写真2011.10.24 11:42撮影



昨夕、田んぼから裏山を眺めてみましたが、田んぼでは刈り取られた稲の切り株から再び伸びて来たひこばえで緑一色、裏山も緑勝ちで、紅葉は何処へと思ってしまいました(上写真)。今朝は曇り空で、西の空はうろこ雲で広く覆われていました(中写真)。今日の気温もこの時期としては高めで、外仕事では汗ばむほどでした。林縁では“里山林再生整備事業”による刈り払い作業が行われ、一日中、草刈機とチェンソーの作動音が響き渡っていました(下写真)。
今日は暦の上では早くも“霜降”だそうです。参考サイトの「こよみのページ」によると「北国や山間部では、霜が降りて朝には草木が白く化粧をする頃。野の花の数は減り始める、代わって山を紅葉が飾る頃である。」そうですが、週間天気予報によるとこの一週間も未だ暖かい天気が続くようで、“霜降”が感じられるのはもう少し先のようです。

嫌な季節
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
写真2011.10.24 12:31撮影

数日前から、“嫌な虫”が室内に入って来るようになりました。毎年のことながら“嫌な季節”の到来です。そうです! その“嫌な虫”とは何を隠そう「カメムシ」のことです。わが家ではこの「カメムシ」のことを単に「カメ」と呼んでいます。室内の出入りには細心の注意を払っているつもりでも、毎夜、10匹以上の「カメ」を捕獲しています。わが家では「カメ」を捕獲するために、ペットボトル(容量1〜2ℓ)の口の部分をやや斜めに切り取り、中にコップ1〜2杯分の水を入れておきます。これが捕獲容器です。壁や天井に止まった「カメ」を見つけたら、下からこの容器を被せる、あるいは近づけるのです。「カメ」は自ずから水の入った容器の中に落ちて行きます。「飛んで火に入る夏の虫」ならぬ「飛んで水に入る秋の虫」というところでしょう。「カメ」はペットボトルを敵と勘違いし、「臭いを発すれば、敵は嫌がって逃げるだろう」と思って臭いを発しながらペットボトルの中に入って行くという訳です。室内に入って来るカメムシに悩まされている方は、是非ともこの捕獲容器をお使いになることをお勧めします。
ところで、ウィキペディアによると「カメムシ(椿象、亀虫)は、カメムシ目(半翅目)・カメムシ亜目(異翅亜目)に属する昆虫のうち、カメムシ科など陸生昆虫の総称である。標準和名を「カメムシ」とする昆虫は存在しない。悪臭を放つことで知られる。そこから「クサムシ」や「屁こき虫」という俗称がある。」そうです。カメムシについてもっとお知りになりたい方がいらっしゃったら、面白い事実が満載のウィキペディアにアクセスされることをお勧めします。ただし、捕獲容器についてはウィキペディアにも書かれていません。ボスケのオリジナル、すなわち“実用新案”です(笑)

よみがえる里山林に期待
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2011.10.18 06:59撮影
中写真2011.10.22 07:21撮影
下写真2011.10.24 11:43撮影



先週の金曜日(21日)に、期待の大きい“里山林再生整備事業”が開始されました。これに先立ち、この事業とは別に作業の障害となる猪侵入防止用旧柵を撤去しました(上写真)。古い柵の設置に利用されていた廃材のトタン板や看板や鉄柱は重く、これらを全て片付ける作業は重労働でしたが、“事業”の開始までに何とか片付けることが出来ました。“事業”の初日(22日)は主として小径木の雑木の刈り払い作業のようでしたが、作業の進行と共に、林内が明るくなって、“よみがえる里山林”にますます期待が高まって来ました(中写真)。“事業”の二日目(24日)には草刈機の音に混じって時おりチェーンソーの動作音が鳴り響くようになりました。大径木の切倒しも始まったようです。竹薮になっている孟宗竹は未だ残っていますが、竹が伐採されれば景観がずいぶん変わりそうです(下写真)。期待が膨らんで来ます。

秋の野草3種
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2011.10.24 07:16撮影
中写真2011.10.24 07:17撮影
下写真2011.10.24 07:17撮影



廃田となった棚田の石垣の隙間から、秋の野草がいつ頃からか見られるようになりました。アキノキリンソウはキク科の多年草です(上写真)。同じ黄色でこれによく似たキンミズヒキ(バラ科の多年草)はいつの間にか姿を消しています。これまで繁茂していた、やや濃い紫色のアキチョウジ(シソ科ヤマハッカ属の多年草)にとって替わって、同じシソ科ヤマハッカ属の多年草、薄紫色のヤマハッカが咲き出しました。キク科のヤクシソウは大株で多数の頭花が集まって咲いています(下写真)。咲き終わると頭花は下向きになって弱々しそうに見えるのですが、実は、寒さに強く、霜が降りても咲いているはずです。

TPP(環太平洋経済連携協定)加盟を許してはなりません!

ともすれば、TPPは日本の“農業問題”だけであるかのように過小評価される傾向があります。TPPを推進しようとするマスコミや政府に騙されてはなりません。TPPの最大の問題は「関税の撤廃」にあるのではなく「非関税障壁の撤廃」にあります。国民の健康や幸せな生活を守っている法令や制度が「非関税障壁」であるとして撤廃を強いられることになるのです。「国民の生活が第一」などの国民のための諸政策は、米国にとっては「非関税障壁」意外の何ものでもないのです。
TPP加盟を許してはなりません! TPP交渉への参加を許してはなりません! 野田首相らはTPP交渉参加の決定を急いでいます。時間がありません。とりあえず、TPP(環太平洋経済連携協定)とは何かを学びましょう。下記urlは参考になります。
http://luna-organic.org/tpp/tpp.html

ー今週の写真ー
イヌガヤ(犬榧)


撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2011.10.22 10:06撮影
カメラ:オリンパス E-1+ZD14-45mmF3.5-5.6Zoom
撮影データ:ISO感度800 パターン測光 プログラム露出(F6.3・1/16) 露出補正なし トリミングなし
自宅裏手のヒノキの倒木の間に生えているイヌガヤの枝先に褐色の柔らかそうな球果が付いているのを発見しました。色こそ違うものの、グミに似た柔らかい果実は美味しそうにも見えます。薄皮を千切って中から滲み出て来る、やや粘りのある透明な液体を舐めてみました。甘い液でした。ウィキペディアでは「実は苦く、食用にはならない」と言い、「かのんの樹木図鑑」によると「割ると淡いヤニの香りが漂う。甘みがあり食べられるらしい」とか、いろいろです。岡山理科大学総合情報学部生物地球システム学科植物生態研究室(波田研)の「植物雑学事典」によると「ハイイヌガヤの外果皮は秋に紅色に熟し、食べられるという。イヌガヤは食べられないので、果実を食べることができれば良い区別点であるが、なかなか果実にはお目にかかれない」とか。拙味覚によると、本種はイヌガヤではなくハイイヌガヤということになりそうです。真偽のほどは???

先週のSr.ボスケの動向
10月17日(月):猪侵入防止用旧柵撤去/ブログ更新
10月18日(火):旧柵トタン搬出/姉夫婦宅
10月19日(水):堆肥運搬/薪作り
10月20日(木):旧柵トタン搬出
10月21日(金):里山林再生整備事業/むかご採取/雨
10月22日(土):買物/林縁確認
10月23日(日):柿収穫/来客

Sr.ボスケは柴犬が好き! 
小沢さんも柴犬が好きなようですね。
柴犬が好きな人に悪い人はいないと思うのです。
その柴犬の名前は“ももちゃん”だそうですね。
わが家の愛犬も柴犬で、名前も“ももちゃん”です。
ますます好きになりそうです。
「国民の生活が第一」