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2010年12月13日月曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.371 ver.1.3

冬景色
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2010.12.09 07:21撮影
中写真2010.12.12 11:35撮影
下写真2010.12.12 12:00撮影



先週9日木曜日朝には初雪があり、1~2cmの積雪で辺り一面が雪化粧しました(上写真)が、翌日にはほとんど融けてしまいました。昨日の日曜日は地面が凍り付くほどの寒い朝でしたが、日中は小春日和の陽気になり、張っていた堤の氷も融けていました(中写真)。それでも景色はすっかり冬景色です。“冬景色”と言えば、文部省唱歌の「冬景色」を思い出します。水辺の朝を歌った一番の歌詞はさておき、田園の昼を唱った二番の歌詞(♪烏啼きて木に高く、人は畑に麦を踏む。げに小春日ののどけしや。かえり咲の花も見ゆ♪)は、「麦を踏む」風景こそ見られませんが、こんな風景を歌ったものだろうと勝手に想像しています(下写真)。昨年12月16日に初雪があり、19日には30cmの積雪になっていました。果たしてこの冬の積雪予想はどんなものでしょう? 戦々恐々としています。

美しい冬芽
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2010.12.10 14:26撮影
中写真2010.12.10 14:30撮影
下写真2010.12.10 14:28撮影



冬芽ハンドブックを手にしてから、冬の裏山散策が楽しくなりました。シルバー世代にとって、現地での樹木観察には、通常でも老眼鏡は必需品ですが、一般に冬芽は長さ数mm〜1cm前後で小さいため、詳細に観察するには、老眼鏡だけでなく虫眼鏡も必要になってきます。記録に残すため、デジカメはもちろん必携です。長さの計測に適当なスケールも使います。幸いにも自宅裏山だけを観察フィールドにしているボスケにとって、手軽にサンプルを採取して自宅でゆっくり観察できるので、虫眼鏡やスケールを携行しないこともあります。マクロレンズを搭載した一眼デジカメを使えばファインダを通して詳細観察できるため、虫眼鏡は不要になります。
上写真は「三大美芽」のひとつに数えられているネジキの冬芽です。長さ3〜4mmの極小の冬芽です。赤くて艶があってシンプルな冬芽ですね。中写真は、これも赤く艶があって「三大美芽」に含まれているザイフリボクの冬芽です。長さ約7mmで、芽鱗が開き始めていて中から白い毛がはみ出ています。下写真は長さ10mmを超える豪華なレンゲツツジの冬芽です。初夏に直径5cm以上の大きな花が2~8個も咲く花芽です。

野獣の糞
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2010.12.12 12:05撮影
下写真2010.12.10 12:05撮影


農道脇の石の上に、野獣の糞が載っていました。里山では決して珍しくはないものですが、いつも、タヌキ?、キツネ?、アナグマ?などと適当に想像するだけで、確証が得られたことがありません。糞をよく見ると何種類かの種子が含まれていることは確かで、これらの種子のもとの果実が判れば、それをヒントに野獣の種類を絞り込めないかと思っているのです。とりあえず、この糞を水で洗って観察し、場合によっては見つけた種子を撒いて発芽させてみたい、今度こそやってみようと思っています(実は2年前にも同じことを思って実現していません)。

未だある山仕事
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2010.12.12 12:01撮影
中写真2010.12.12 11:48撮影
下写真2010.12.12 11:47撮影



田んぼ北側の雑木林(上写真)における立木伐採には、薪用の原木を調達する以外に、林床に少しでも多くの陽光を差し入れるという目的もあります。特に標高の低い林縁付近に生えていて陽光を拒んでいるシラカシ、アラカシなどの常緑広葉樹が主要な伐採対象木になっています(中写真)。これらの常緑樹がチェーンソーによって上手く切り倒され、林床が明るくなっていくのは心地良いのですが、倒木後の運搬作業が遅れていて原木丸太が現場に散乱しています。何しろ、道路までほんの100m足らずとは言え、動力運搬車の使えない山の斜面の現場から、丸太を肩に担いで運び出す作業はかなりの重労働です。“無理は禁物”ということで、天候と体調が好条件の時の仕事になっています。

ー今週の写真ー
フユノハナワラビ(冬の花蕨)


撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2010.12.12 11:32撮影
カメラ:オリンパス E-1+ZD14-45mmF3.5-5.6Zoom
撮影データ:ISO感度100 パターン測光 絞り優先露出(F8・1/320) 露出補正なし トリミングなし
黄金色で何とも表現し難いグロテスクな感じのフユノハナワラビです。陽当たりの良い棚田最上段の草地のあちこちに生えています。これは花に相当する胞子葉だそうで、本来の葉は見えません。ハナヤスリ科ハナワラビ属で“冬の花蕨”と言ってもワラビ(コバノイシカグマ科ワラビ属)には全く似ていません。

先週のSr.ボスケの動向
12月06日(月):薪割り作業/HP更新
12月07日(火):丸太運搬/買物
12月08日(水):薪割り作業
12月09日(木):初雪
12月10日(金):冬芽観察
12月11日(土):ビニールハウス補強
12月12日(日):猪肉懇親会

Sr.ボスケは柴犬が好き! 
小沢さんも柴犬が好きなようですね。
柴犬が好きな人に悪い人はいないと思うのです。
その柴犬の名前は“ももちゃん”だそうですね。
わが家の愛犬も柴犬で、名前も“ももちゃん”です。
ますます好きになりそうです。
「国民の生活が第一」