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2011年8月29日月曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.408 ver.1.1

稲刈り間近
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2011.08.29 06:20撮影
中写真2011.08.29 06:20撮影
下写真2011.08.29 06:54撮影



今朝はデジカメを持参して愛犬鈴ちゃんの散歩に出かけました。早朝の“プチ高原”は深い霧に包まれていて、まるで雲の中にいるようでした。東方にある裏山の海見山が霞んで見えました(上写真)。隣りの谷では、イノシシ侵入防止網が設置してある田んぼで数日前に網の下を潜ってイノシシが侵入したそうです(中写真)。昨年この時期にわが谷の田んぼでもイノシシがたびたび侵入し、その対策に苦慮したことを思い出しました。そんなこともあって、今年は電気柵で囲ったのです。わが谷の田んぼの稲穂は黄色く色付き、垂れ下がるようなりました(下写真)。いよいよ、稲刈り時期になりましたが、晴れていても、昼夜を問わず降って来る“にわか雨”で、田んぼには常に水が堪っていて乾く間が無いようです。一部の田んぼでは稲が倒伏し始めました。これ以上の雨が降ると、コンバインを使った収穫作業は甚だ困難になります。週間予報によると、しばらく晴天が続くようですが、夕立が降らないことを祈るばかりです。雨が降らなければ、もしかしたらこの週末は稲刈りかも知れません。

斑模様のアマガエル
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
写真2011.08.25 06:52撮影

露に濡れた窓ガラスにへばりついていました。これもアマガエルです。緑色の濃淡で細かい斑模様になっています。濡れた窓ガラスの模様に似ていると言えば、似ていますよね。No.404で紹介したアマガエルと同じ個体かも知れません。そうだとすれば、カモフラージュは上達したように思えます。更なる努力を期待します。アマガエル君!

大きくなった黒柴鈴ちゃん
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2011.08.25 06:40撮影
下写真2011.08.29 06:19撮影


黒柴鈴ちゃんは生後9ヶ月を過ぎました。当地に来てもうすぐ5ヶ月です。ずいぶん大きくなりました。体重を計っていない、怖くて計れない(笑)のですが、抱っこした感じでは、15〜16kg、あるいはそれ以上ではないかと思っています。散歩中に自分より前を歩かせないことが、しつけの基本であることは重々承知しているのですが、時間的余裕が無いこともあって、ちゃんとしたしつけが出来ず、朝夕の散歩では、相変わらず、飼い主である私の前に出て、私をぐいぐい引っ張って走っています。カエルを追いかけて側溝や農業用水路の中を突っ走るのが好きで、それに付き合わされる飼い主にとっては、大変な運動になります。こんなに大きくなった鈴ちゃんですが、相変わらず心臓は小さく、まさに“蚤の心臓”のようです。些細なことでも驚き、狼狽え、固まり、胸を触ると心臓の激しい鼓動が伝わって来ます。それから、鈴ちゃんは我が家にやって来て未だ一度も吠えていません。正確には吠えたことはあるのですが、それは眠っている時の寝言でした。見かけは決して“可愛い犬”ではないのですが、本当は穏やかな性格の優しい可愛い黒柴です。

四季の花:19
広島市安佐北区安佐町飯室
写真2011.08.26 14:44撮影

Sra.ボスケ(ボスケ夫人)が隔週金曜日に近くの町で習っている“いけばな”です。添付画像は先週金曜日に習ったものです。花材は、ニューサイラン(新西蘭、栽培)、ナンキンハゼ(南京黄櫨、庭木)、ヒャクニチソウ(百日草、栽培)の3種です。ニューサイランは廃田に植栽されているものです。ナンキンハゼは、5年前に苗木を購入したものですが、今や樹高4〜5mの大木になって庭のシンボルツリーの地位を確保しています。ヒャクニチソウは義父母宅の庭に昔から植えられているものです。

ポケットガイガーで放射線量測定
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2011.08.28 10:16撮影
下写真2011.08.29 07:01撮影


No.406で紹介したポケットガイガーKITですが、幸運にも8月18日にネット注文が受け付けられ、23日に届きました。早速、Assembly manualにしたがって組み立てを始めたのですが、「FRISK」ケースの穴開け加工に失敗して「FRISK」を追加購入したり、電線の被覆を外さないままに組立ててしまうなどのハプニングもありましたが、今では放射線量計として立派に(?)機能しています。取り敢えず、24日から毎日、庭で定点測定を続けています(上写真)。測定初日24日の放射線量は0.04μSv/h、その後、0.11μSv/h、0.10μSv/h、0.04μSv/hで推移し、今朝の放射線量は0.09μSv/hでした(下写真)。今後も毎朝の定点測定を続けながら、折にふれ周辺地域の測定も行いたいと思っています。
ところで、放射能汚染が懸念されている「震災がれき」受け入れを表明する市町村が増えているようです。従来の放射性廃棄物の基準値(クリアランスレベル10μSv/年を満たす目安として放射性セシウム合計100Bq/kg)を超えた「震災がれき」は、従来の規定に従って、原発内や六ヶ所村の埋設センターに搬送すべきです。この基準を大幅に緩めて全国にばらまくことを認めてはなりません。汚染がれきの焼却処分に手を挙げた自治体に、広島市が入っているという情報もあります。放射能汚染がさらに拡散する可能性のある汚染がれきの焼却には反対します。

ー今週の写真ー
ミズタマソウ(水玉草)


撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2011.08.22 07:31撮影
カメラ:オリンパス E-1+ZD40-150mmF3.5-4.5Zoom
撮影データ:ISO感度400 パターン測光 絞り優先露出(F8・1/30) 露出補正マイナス0.70 トリミングなし
“水玉草”とは、まさにぴったりの名前が付けられたものですね。白い毛に覆われた果実が露で濡れると、まさに水玉になります。小さな花は、珍しく2数性で、雄しべ、花弁、萼、いずれも2個です。いわゆる“雑草”の類いでしょうが、名前を知ると“野草”に格上げされるはずです。

先週のSr.ボスケの動向
08月22日(月):植物写真撮影/ブログ更新
08月23日(火):ポケットガイガー入手/買物
08月24日(水):原木切倒し/原木搬入
08月25日(木):薪割り/原木搬入/自治会常会
08月26日(金):原木搬入/薪割り
08月27日(土):薪割り/雨
08月28日(日):買物/裏庭整備

Sr.ボスケは柴犬が好き! 
小沢さんも柴犬が好きなようですね。
柴犬が好きな人に悪い人はいないと思うのです。
その柴犬の名前は“ももちゃん”だそうですね。
わが家の愛犬も柴犬で、名前も“ももちゃん”です。
ますます好きになりそうです。
「国民の生活が第一」


2011年8月22日月曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.407 ver.1.0

秋の気配
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2011.08.19 15:42撮影
中写真2011.08.20 18:19撮影
下写真2011.08.21 11:19撮影



ぐずついた天気の一週間でした。秋雨前線が本州南の海上に停滞しているようです。先週金曜日(19日)の午後、雨上がりと共に、ツバメが我が家への引き込み電線に次々に集まって来ました(上写真)。写真を撮った時点で約50羽、その後も集まって日没前には100羽以上になっていました。これから南の国へ長い旅が始まるのでしょう。翌日(20日)の午後もどんよりした曇り空で、時には裏山の片廻山が見えなくなるほどの雲に覆われました(中写真)。昨日(21日)は朝から雨でしたが、小雨の中、田んぼに出てみました。心配していたことが現実になっていました。田んぼのあちこちで、稲穂が大きく波打ち、倒れ始めているのです(下写真)。週間予報によると、この雨模様のぐずついた天気はこの週末までで、日曜日からは晴天が期待出来そうです。稲刈りが予定されている来月上旬までには田んぼが乾いていて欲しいのです。祈る気持ちで日射しを待っています。

ヒマワリ(向日葵)その2
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
写真2011.08.15 07:13撮影

秋雨前線の影響でぐずついた天気が続き、夏の花ヒマワリも、いよいよ終わりに近づいたようです。前号で「ヒマワリは最後にはどっちの方角を向くか?」という問題の正解を「東方向」でしょうと書いたのですが、どうも間違っているかも知れません。写真でお判りのように、ヒマワリの大きな花はその重さに耐え切れず、最後は下向きになるようです。したがって「下方向」が正解のように思います。いかがでしょうか(笑)

菜園の産物
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
写真2011.08.17 07:04撮影

わが家の菜園や小型ビニールハウス内で今朝穫れた野菜です。キュウリ、ナス、オクラ、トマト、丸いズッキーニ、写真にはありませんが、ピーマン、万願寺とうがらし、シシトウも穫れています。穫れ立てですからこの上なく新鮮です。それに、放射能汚染の心配は、たぶん、まず無いでしょう。

国産「焚き火グリル」
上写真2011.08.20 17:44撮影
下写真2011.08.20 17:42撮影


先日、「BioLite」という商品名の、携帯電話などに充電可能な発電機能と回転電動ファン付き薪コンロの紹介メールが届きました。発電機能には興味があるのではなく、小枝や落ち葉を燃料にして水を数分で沸騰させる能力を持っている、コンパクトな薪コンロに興味がありました。今年中に製品化されるということで、価格も未定でした。この製品の発売を待つのも良いのですが、もしかしたら国産で面白い薪コンロがあるのではないかと思い、調べてみたらありました。BE-PALの7月号で紹介されていたコンパクト焚き火グリル、B-6君グリルプレートセットです。埼玉県の板金屋である昭和プレスという町工場が作った正真正銘の日本製です。税込み5,600円、通販で注文して届いたコンロは折たたまれていて予想以上に小さなものでしたが、早速、組み立て、庭でお湯を沸かしてみました。ヤカンの水が数分で沸いたかどうかは定かでありませんが、キャンピングガスを使ったコンロよりも趣があってエコ気分で料理が楽しめそうで大いに気に入りました。そのうち、裏山で猪肉でも焼いて食べようかと思っています。その前に、飯盒でご飯を炊き、食後にパーコレータで入れたコーヒーを飲む。すべてこの薪コンロを使って。面白いかも知れませんね。

ー今週の写真ー
蓮の花


撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2011.08.18 06:55撮影
カメラ:オリンパス E-1+ZD40-150mmF3.5-4.5Zoom
撮影データ:ISO感度400 パターン測光 絞り優先露出(F8・1/250) 露出補正マイナス0.30 トリミングなし
蓮の花を間近に見たのは初めてです。今春、地区の共同作業で始めた蓮田で初めて咲きました。蓮の花は早朝に開花して午後には閉じます。撮影では、蓮の花を引き立たせるために露出をマイナス補正して撮りました。前日に付近を草刈りした際に飛び散った塵が花弁に載っているのに気付きました。誠に残念です。

先週のSr.ボスケの動向
08月15日(月):墓参り/ブログ更新
08月16日(火):裏口網戸取替
08月17日(水):草刈り共同作業
08月18日(木):田んぼ法面草刈り
08月19日(金):雨/買物/田んぼ排水路掃除
08月20日(土):雨/薪割り
08月21日(日):雨/原木運搬/薪割り

Sr.ボスケは柴犬が好き! 
小沢さんも柴犬が好きなようですね。
柴犬が好きな人に悪い人はいないと思うのです。
その柴犬の名前は“ももちゃん”だそうですね。
わが家の愛犬も柴犬で、名前も“ももちゃん”です。
ますます好きになりそうです。
「国民の生活が第一」


2011年8月15日月曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.406 ver.1.1

お盆の中日
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2011.08.13 06:33撮影
中写真2011.08.15 07:19撮影
広島市安佐北区可部町浄光台
下写真2011.08.15 16:03撮影



一昨(13日)日の朝はやや涼しく、向かいの山には雲海が広がっていました。まるで秋の朝のような清々しい朝でした(上写真)。今朝(15日)の“プチ高原”は厚い雲に覆われ、向かいの山からこちらを見ると雲海に見えたはずです。田んぼの稲穂はわずかに色づき、頭を垂れ始めていました(中写真)。昨日に続いて今日の午後にも亡父母の墓に出かけました。今日はお盆の中日、まさにお盆の真っ最中だというのに、昨日まで賑わっていた公園墓地には淋しいほど人影がありませんでした(下写真)。少し昔なら墓地はお盆の中日のこの日が最も賑わっていたはずですが、今日はウィークデーの月曜日、役所はともかく、多くの会社では仕事が始まっているのかも知れませんね。今夕一時ですが、激しいにわか雨が降り、この雨の後に、さらに涼しくなりました。昨日頃からツクツクボウシの声が聞こえるようになりました。もう秋はそこまでやって来ているのかも知れません。

ヒマワリ(向日葵)
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
写真2011.08.15 07:13撮影

ヒマワリ(向日葵)はその名の通り、太陽に向かって咲くと言われています。花が未だ小さいつぼみの時には、そのようにも見えましたが、こんな大きな花になれば、とても陽を追うほどの力は無いようです。むしろ、陽を避けてうつむいているように見えます(写真参照)。その名に恥じないように頑張ったのですが、力尽きて頭を垂れているように見えます。折しも、昨日のラジオ放送で「ヒマワリは最後にはどっちの方角を向くか?」というような問題が出されました。少なくとも我が家のヒマワリは東方向を向いてうつむいています。正解はおそらく「東方向」でしょう。

イノシシ捕獲その2
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
写真2011.08.09 06:35撮影

前号でご紹介した8月6日に引き続き、別のイノシシ捕獲用箱わなで、今度は母子3頭のイノシシが捕らえられました。写真ではちょっと見難いと思いますが、メスの大型イノシシ(さばいた後の肉量約20kg)と“ウリ坊”と呼ばれている子猪2頭がいます。さばいた後に、メスのイノシシからは約20kgの肉が採れましたが、“ウリ坊”からは肉がほとんど採れませんでした。捕獲したからには単に埋設処分するのではなく有効利用するべきとの思いから、次回は“ウリ坊”の丸焼きを試してみようと丸焼き方法を勉強中です。

ポケットガイガーKIT for iPhone

私が使用しているiPadやiPod touchにも接続して使える安価なポケットガイガーKITがあることをツイッターで知りました。製造元は宮城県石巻市の非営利プロジェクト「radiation-watch.org」です。以前からガイガーカウンターに興味を持っていて、先月発表された19,800円(税込)のiGAMMA(アイガンマ)の低価格に驚いたばかりなのに、このポケットガイガーKITは、その名の通り完成された製品ではないものの、何と!税込み3,500円の超激安です。おそらく精度的なものには違いがあるだろうとは思いますが、「とりあえず使ってみたい」と、ウェブ(http://www.radiation-watch.org/p/blog-page.html)を開いてみました。「お申し込みが殺到したため、一時的に受付を停止しております。8月15日ごろに再開する予定ですので、今しばらくお待ち下さい。」ということでした。今日は8月15日、もしかしたらと、試しに「在庫確認&購入画面へ」をクリックしたところ、「もうしわけありません。ただいま在庫を補充中です。次回納品まで、一週間ほどお時間をいただきます」というメッセージが表示されました。とりあえず、ケース用の「FRISK」と9V電池を買って待っています。ちなみに、測定範囲は、線量当量率(0.05uSv/h~10mSv/h)、放射線数(0.01cpm~300000cpm)、測定時間は0.05uSv/hで5分程度だそうです。
このガイガーカウンターを何に使う? 注文して届いたら考えます(笑) 

ー今週の写真ー
ワレモコウ(吾亦紅)


撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2011.08.15 13:01撮影
カメラ:オリンパス E-1+ZD40-150mmF3.5-4.5Zoom
撮影データ:ISO感度400 パターン測光 絞り優先露出(F6.3・1/400) 露出補正マイナス0.30 トリミングなし
山道上に生い茂った雑草の中で見つけたバラ科ワレモコウ属のワレモコウです。刺もなく、バラとは似ても似つかぬ花、これがバラ科に属することに違和感がありますが、強いて類似点を挙げればバラと同様に羽状複葉であることでしょうか。和名の「吾亦紅」は「我もまた紅い」から来ているそうです。山渓名前図鑑「野草の名前:秋冬」によると「吾亦紅」ではなく「割木瓜」だそうです。

先週のSr.ボスケの動向
08月08日(月):買物/ブログ更新
08月09日(火):イノシシ3頭捕獲/姉夫婦宅
08月10日(水):薪用原木切倒し
08月11日(木):ヘリ害虫防除/薪用原木切出し
08月12日(金):薪用丸太運搬/地上防除
08月13日(土):来客/裏山樹木観察
08月14日(日):亡父母墓参り

Sr.ボスケは柴犬が好き! 
小沢さんも柴犬が好きなようですね。
柴犬が好きな人に悪い人はいないと思うのです。
その柴犬の名前は“ももちゃん”だそうですね。
わが家の愛犬も柴犬で、名前も“ももちゃん”です。
ますます好きになりそうです。
「国民の生活が第一」


2011年8月8日月曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.405 ver.1.3

早くも立秋
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2011.08.08 07:08撮影
中写真2011.08.08 07:15撮影
下写真2011.08.08 16:48撮影



今日は酷く暑い一日でしたが、暦の上ではすでに立秋です。田んぼの稲の穂が垂れ始め、何となく黄色く色づいて来たように見えました(上写真)。当地よりもやや低い位置にある隣りの谷では、今月末には稲刈りが始められるかも知れないという話を聞きました。共同作業で維持管理している蓮田では、大きな葉がさらに大きくなって陽光を一杯受けているように見えました(中写真)。8月には咲くと言われていたので探してみたのですが、花が見当たりません。れんこんの収穫も楽しみですが、お釈迦様と関係の深い美しい蓮の花にも期待しており、開花を心待ちしています。裏山に入ると蝉の声がうるさいほどに聞こえて来ます(下写真)。さすがにツクツクボウシは未だですが、その声を聞く前に、そろそろ薪の調達を始めなければと、心忙しくなって来ました。

“裏山自然植物園”
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2011.08.08 16:44撮影
下写真2011.08.08 16:45撮影


裏山の雑木林(標高420-460m、約1000坪)ですが、2年前に木本類に付けた名札が色褪せて読めなくなったので、この春から新しい名札に付け替える作業を行っていました。付け替え終わった名札は約100種で約500枚になりました。これを機に、舗装林道からの入口付近に“裏山自然植物園”と書いた看板を立てました(上写真)。“裏山植物園”ではなく、裏山に自然に生えている植物(木本類だけですが)の名前が判るように名札を付けただけという意味で“裏山〈自然〉植物園”としたのです。思い起こせば6年前、この地にやって来た時点では、木本類には全く疎かったど素人のSr.ボスケが、ネットの掲示板「このきなんのき」と林将之著「葉で見わける樹木」、それに山渓ハンディ図鑑「樹に咲く花」を頼りに、無謀にも、ブログ「Sr.ボスケの樹木目録」を更新しつつ、名札を付け始めたのでした。同定作業を始めて見ると論外に面白く、楽しくなって時間も忘れて没頭するようになりました。吊り下げた名札約100種500枚はまさにその成果です。これを機会に、この地区の裏山である片廻山に自生する樹木に対してより一層の興味を抱いていただけるよう、主としてこの地区の人たちに名札を付けたこの雑木林を開放するに至ったのです。この看板はその証なのです。

丸いズッキーニ
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2011.08.08 18:23撮影
下写真2011.08.08 16:53撮影


やっと果実(直径10cm、高さ12cm)が生りました。カボチャと見間違うほどよく似ています(上写真)。未だ味のほどは判りませんが、これが丸いズッキーニです。キュウリによく似た本来の細長いズッキーニを比較のために隣に置いて撮りたかったのですが、先月の台風による強風で倒れて全滅してしまいました。カボチャのように地を這うのであれば問題ないのですが、ズッキーニは人の助け無しには生きられないと思えるような変な野菜です。オクラのように直立して上向きに伸びながら大きな葉を広げ、開花して果実を太らせるのです(下写真)。その果実はオクラのものとは比べ物にならないほど大きく重いため、放っておくと果実の自重で茎が間違いなく折れてしまうのです。それにしても、昆虫によくある擬態ではないかと思えるほど、果実はカボチャによく似ています。この“擬態”は丸いズッキーニにとってどんなメリットがあるのでしょうかね。

夏の花?
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2011.08.07 07:05撮影
中写真2011.08.08 07:06撮影
下写真2011.08.08 07:06撮影



廃田の石垣の傍に毎年この時期に咲くナツズイセンが咲き始めました(上写真)。いつの間にか花茎が伸びて、気がついた時はすでに花が咲いている、彼岸花によく似ていますが、夏の花です。ヒマワリも咲き始めました(中写真)。先月の台風で軒並み倒れてしまったのですが、何とか起こして支柱に結びつけたら、今では高さ2mにもなって期待通り大輪の花になりそうです。これも夏の花です。わが家の敷地の石垣の下に咲いている一輪の赤いコスモスを見つけました(下写真)。これも夏の花? コスモスは和名「秋桜」ですから、やはり秋の花でしょうね。

イノシシ捕獲
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2011.08.06 13:29撮影
下写真2011.08.06 15:18撮影


先月下旬からイノシシがあちこちに出没しています。義父母宅でも庭に植えられているユリの根が軒並み掘り返されました。幸い、この地区の大半の田んぼは電柵で囲まれているので、イノシシの田んぼへの侵入は何とか免れていますが、地区の5ヶ所に設置されている、どのイノシシ捕獲用箱わなにも、イノシシが接近している兆候が見られています。そんな折の一昨日(8月6日)朝、北部の谷の林縁に設置された箱わなにイノシシが捕らえられたという情報が入りました。その時は所用があって現場で確認することは出来ませんでしたが、捕獲され、止めを刺されたイノシシを、午後、処理場に行って確認しました(上写真)。よく判りませんが、体重は40〜50kgぐらいでしょうか、メスのイノシシでした。当日は近くの田んぼでイノシシが侵入した痕跡が見つかっています。どのようにしてイノシシが田んぼに入ったか、周囲を調べて見たところ、すぐ脇の堤(つつみ、農業用水池、下写真)の水際を歩いた足跡を見つけました。イノシシは堤の土手に設置されているトタン柵を越えて田んぼに直行したようです。翌日、行って見たら、その田んぼにはすでに電柵が張られていました。

怖い「放射能土壌調査結果」

福島第一原発事故をうけて、市民への情報共有を目的とした活動を始めた任意の市民グループ、RDP(放射能防御プロジェクト)によって実施された首都圏150ヶ所の放射能土壌調査結果の発表会見が、本日(8月8日)参議院議員会館B104で行われました。その模様はインターネットのニコニコ生放送と岩上安身氏のIWJ(Independent Web Journal)で生中継され、土壌調査結果のマップと分析結果表はRDPのホームページ(http://www.radiationdefense.jp/)で公表されています。
チェルノブイリの区分と比較されたその結果は、予想されていたこととは言え、震えるほどの空恐ろしさを感じるものでした。採取された土壌のセシウム分析結果を示すマップ(画像参照)中、赤い丸印は、埼玉県三郷市早稲田の植え込みから採取された土壌で、セシウム合計919,100Bq/㎡が得られています。この値は、チェルノブイリの区分で特別放射線管理区域(義務的移住区域、農地利用禁止)に相当するものです。オレンジ色の丸印は、チェルノブイリの区分で高汚染区域(移住の権利が認められる)に相当するもので、東京都の南東部から千葉県北西部、茨城県南西部にかけてまとまった形で5ヶ所あります。黄色の丸印はチェルノブイリの区分で汚染区域(不必要な被ばくを防止するために設けられている区域)に相当するもので、東京都の東部、千葉県北西部、埼玉県南東部、茨城県南西部に広範囲に見られます。緑色の丸印は37,000Bq/㎡以下で、チェルノブイリの区分では汚染区域外、星印は検出限界(1Bq)以下を示しています。
本来なら東電あるいは国によって積極的に行われるべき汚染調査が、市民グループによって実施されたことを、東電あるいは国は恥じるべきです。この調査結果を基にして、組織的に、より詳細な調査を早急に実施して、適切な対策を提示するよう、東電あるいは国に要求すべきです。

ー今週の写真ー
カワラナデシコ(河原撫子)


撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2011.08.06 15:07撮影
カメラ:オリンパス E-1+ZD14-45mmF3.5-5.6Zoom
撮影データ:ISO感度200 パターン測光 絞り優先露出(F6.3・1/800) 露出補正マイナス0.30 トリミングなし
隣りの谷の田んぼの土手で偶然見つけました。以前から探していた自生のカワラナデシコです。定期的に草が刈られている、陽当たりの良い環境の場所に自生するそうです。このカワラナデシコを絶滅させないためには、このような里山環境が将来にわたって維持されることが必要です。

先週のSr.ボスケの動向
08月01日(月):猪柵予定ルート役所確認/ブログ更新
08月02日(火):キウイ棚周辺草刈り
08月03日(水):キウイ棚周辺草刈り
08月04日(木):日除けタープ再設置/縁者宅訪問
08月05日(金):買物/裏山草刈り
08月06日(土):猪捕獲/報告用写真撮影
08月07日(日):庭整備/買物

Sr.ボスケは柴犬が好き! 
小沢さんも柴犬が好きなようですね。
柴犬が好きな人に悪い人はいないと思うのです。
その柴犬の名前は“ももちゃん”だそうですね。
わが家の愛犬も柴犬で、名前も“ももちゃん”です。
ますます好きになりそうです。
「国民の生活が第一」


2011年8月1日月曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.404 ver.1.2

今日から8月
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2011.07.31 06:37撮影
中写真2011.07.31 11:10撮影
下写真2011.08.01 16:48撮影



昨日の朝気づいたのですが、義父母宅の田んぼでは稲の穂が出ていて、多くの籾の間から雄しべが出ているのが見えました(上写真)。稲が開花し始めたのです。その後、3つの谷にまたがる猪侵入防止柵の新期設置のための予定ルートを歩いた際、高所から畑地区の集落を望むことが出来ました(中写真)。田んぼの緑に囲まれた穏やかな田舎の雰囲気が感じられる風景です。夕方になって、“プチ高原”の下方で県道に近いところの民家に立ち寄ってみました。畑で栽培されている黒大豆は順調に育っているようです。田んぼの法面の雑草はきれいに刈り払われていました(下写真)。お盆を前にしてお墓の手入れも始まっていました。そう言えば、道路沿いの店先には色とりどりの盆灯ろうが見られるようになりました。早いもので、来週の今日は立秋、お盆まで残り2週間、お盆を過ぎれば、もう秋ですね。林縁で昨日早くもヤマジノホトトギスを見つけました。貴重な自生のキキョウも咲いていました。

アマガエルの季節:その2
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
写真2011.07.30 11:13撮影

水道の蛇口に取付けられているメッシュ模様のホースに、アマガエルが載っているのを見つけました。本来、緑色のはずのアマガエルですが、緑色の部分はむしろ少なく、淡褐灰色に濃褐灰色の斑模様が目立っていました。遠目に見ると、その存在がやや判り難くなっており、アマガエルは確かにカモフラージュの努力をしているようにも見えます。アマガエルのより一層の努力を期待しています。

初めて見るノグルミ
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2011.08.01 15:49撮影
下写真2011.08.01 17:25スキャン


“プチ高原”の下の方の、たまたま通った農道脇で見慣れない樹木(樹高5〜6m)を見つけました。松ぼっくりに似た果実と羽状複葉が特徴の、少なくとも裏山では未だ見たことがない樹木です(上写真)。自宅に戻って、記憶を頼りに林将之著「葉で見わける樹木(増補改訂版)」で調べたものの、的確な種名が見当たらなかったので、もう一度現地に赴き、軽トラの荷台上に立って、果実のついた枝葉を撮影し、そのサンプルを採取して来ました。奇数羽状複葉で小葉の柄がほとんど無く、小葉が主脈を挟んで非対称であること(下写真)から、クルミの仲間の可能性を考え、山渓ハンディ図鑑3「樹に咲く花:離弁花1」で調べてみました。その結果、クルミの仲間で松ぼっくりに似た果穂が特徴のノグルミに到達しました。久しぶりの新樹種の発見に気を良くした一日でした。

“万里の長城”計画
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2011.07.31 11:01撮影
下写真2011.07.31 11:11撮影


万里の長城とは、言わずと知れた、中国において、外敵の侵入を防ぐために長年にわたって築かれた総延長8,851.8kmとも言われている途轍もなく長い城壁の遺跡です。ここで言う“万里の長城”とは、3つの谷からなる当地区において、総面積10haに及ぶ田んぼを猪の侵入から守るために、今年度、行政の協力を得て設置が予定されている猪侵入防止柵(半恒久的、鉄筋格子、総延長3〜4km?)のことです。当地区では、年々猪被害が増加しており、固定ワナや箱ワナを設置して捕獲に努めている一方で、多くの田んぼ周辺には電気柵を設置して猪の侵入防止対策も講じていますが、この“万里の長城”計画によって猪被害を根絶しようと意気込んでいます。昨日は地区の有志9名が参加して柵設置予定ルートの下見が行われました(写真参照)。今秋から始まる設置作業においては、設置ルートの刈り払い、鉄筋格子の運搬、設置作業に、相当な労働力が必要となりそうですが、猪被害の根絶が大いに期待されているところです。

赤柴と黒柴
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2011.07.30 11:54撮影
下写真2011.07.30 11:54撮影


機会あるごとに何度か紹介していますが、わが家には埼玉県に住んでいた頃の2000年から飼い始めた同居犬の赤柴モモちゃん(メス、満11歳半、上写真)と、今年3月末に埼玉県からやって来た黒柴鈴ちゃん(メス、生後もうすぐ9ヶ月、下写真)がいます。モモちゃんは家中どこでも自由に行ける全くの同居犬です。一方の鈴ちゃんは、別に差別している訳では無いのですが、未だにケージ暮らしです。というのも、モモちゃんは5年前に緑内障を発症して今ではほとんど失明状態のため、目の見えないモモちゃんが鈴ちゃんの存在をどのように感じているか未だによく判りません。それで、若い鈴ちゃんが失明状態のモモちゃんにちょっかいを出したら、モモちゃんはどのように反応するか、大変な恐怖を感じるのではないかと、それが心配で、未だに鈴ちゃんをケージから出せないのです。時おり、ケージの内外で鼻を近づけ合う動作があって、お互い嫌った様子が見られないので、いずれ近い将来、鈴ちゃんを外に出してやろうとは思っています。性格はずいぶん違うような気がします。モモちゃんは繊細、それに比べて鈴ちゃんは臆病な反面、若い所為もあってか大雑把で大胆です。
“ふたり”の寝姿をご覧下さい。モモちゃんはカーペットの上で鼻を隠して、鈴ちゃんは冷たい石板の上で大胆に眠っています。

ー今週の写真ー
コマツナギ(駒繋)


撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2011.08.01 16:18撮影
カメラ:オリンパス E-1+ZD14-45mmF3.5-5.6Zoom
撮影データ:ISO感度200 パターン測光 絞り優先露出(F6.3・1/250) 露出補正0.30 トリミングなし
農道脇の土手にコマツナギが咲き始めました。その茎が馬を繋ぎ止めることが出来るほど丈夫なのでコマツナギと呼ばれるようになったとか。ススキを背景にすると、夏を通り過ぎてすでに秋の風情を感じてしまいます。

先週のSr.ボスケの動向
07月25日(月):堤土手草刈り/裏山樹木名札付替/ブログ更新
07月26日(火):廃屋敷地草刈り/裏山樹木名札付替
07月27日(水):雨/裏山下草刈り
07月28日(木):ヘリ害虫防除/裏山樹木名札付替
07月29日(金):廃屋敷地草刈り/裏山樹木名札付替
07月30日(土):カブトムシ採り/裏山下草刈り
07月31日(日):猪柵設置箇所下見/猪柵予定ルート刈り払い

Sr.ボスケは柴犬が好き! 
小沢さんも柴犬が好きなようですね。
柴犬が好きな人に悪い人はいないと思うのです。
その柴犬の名前は“ももちゃん”だそうですね。
わが家の愛犬も柴犬で、名前も“ももちゃん”です。
ますます好きになりそうです。
「国民の生活が第一」