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2011年8月1日月曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.404 ver.1.2

今日から8月
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2011.07.31 06:37撮影
中写真2011.07.31 11:10撮影
下写真2011.08.01 16:48撮影



昨日の朝気づいたのですが、義父母宅の田んぼでは稲の穂が出ていて、多くの籾の間から雄しべが出ているのが見えました(上写真)。稲が開花し始めたのです。その後、3つの谷にまたがる猪侵入防止柵の新期設置のための予定ルートを歩いた際、高所から畑地区の集落を望むことが出来ました(中写真)。田んぼの緑に囲まれた穏やかな田舎の雰囲気が感じられる風景です。夕方になって、“プチ高原”の下方で県道に近いところの民家に立ち寄ってみました。畑で栽培されている黒大豆は順調に育っているようです。田んぼの法面の雑草はきれいに刈り払われていました(下写真)。お盆を前にしてお墓の手入れも始まっていました。そう言えば、道路沿いの店先には色とりどりの盆灯ろうが見られるようになりました。早いもので、来週の今日は立秋、お盆まで残り2週間、お盆を過ぎれば、もう秋ですね。林縁で昨日早くもヤマジノホトトギスを見つけました。貴重な自生のキキョウも咲いていました。

アマガエルの季節:その2
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
写真2011.07.30 11:13撮影

水道の蛇口に取付けられているメッシュ模様のホースに、アマガエルが載っているのを見つけました。本来、緑色のはずのアマガエルですが、緑色の部分はむしろ少なく、淡褐灰色に濃褐灰色の斑模様が目立っていました。遠目に見ると、その存在がやや判り難くなっており、アマガエルは確かにカモフラージュの努力をしているようにも見えます。アマガエルのより一層の努力を期待しています。

初めて見るノグルミ
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2011.08.01 15:49撮影
下写真2011.08.01 17:25スキャン


“プチ高原”の下の方の、たまたま通った農道脇で見慣れない樹木(樹高5〜6m)を見つけました。松ぼっくりに似た果実と羽状複葉が特徴の、少なくとも裏山では未だ見たことがない樹木です(上写真)。自宅に戻って、記憶を頼りに林将之著「葉で見わける樹木(増補改訂版)」で調べたものの、的確な種名が見当たらなかったので、もう一度現地に赴き、軽トラの荷台上に立って、果実のついた枝葉を撮影し、そのサンプルを採取して来ました。奇数羽状複葉で小葉の柄がほとんど無く、小葉が主脈を挟んで非対称であること(下写真)から、クルミの仲間の可能性を考え、山渓ハンディ図鑑3「樹に咲く花:離弁花1」で調べてみました。その結果、クルミの仲間で松ぼっくりに似た果穂が特徴のノグルミに到達しました。久しぶりの新樹種の発見に気を良くした一日でした。

“万里の長城”計画
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2011.07.31 11:01撮影
下写真2011.07.31 11:11撮影


万里の長城とは、言わずと知れた、中国において、外敵の侵入を防ぐために長年にわたって築かれた総延長8,851.8kmとも言われている途轍もなく長い城壁の遺跡です。ここで言う“万里の長城”とは、3つの谷からなる当地区において、総面積10haに及ぶ田んぼを猪の侵入から守るために、今年度、行政の協力を得て設置が予定されている猪侵入防止柵(半恒久的、鉄筋格子、総延長3〜4km?)のことです。当地区では、年々猪被害が増加しており、固定ワナや箱ワナを設置して捕獲に努めている一方で、多くの田んぼ周辺には電気柵を設置して猪の侵入防止対策も講じていますが、この“万里の長城”計画によって猪被害を根絶しようと意気込んでいます。昨日は地区の有志9名が参加して柵設置予定ルートの下見が行われました(写真参照)。今秋から始まる設置作業においては、設置ルートの刈り払い、鉄筋格子の運搬、設置作業に、相当な労働力が必要となりそうですが、猪被害の根絶が大いに期待されているところです。

赤柴と黒柴
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2011.07.30 11:54撮影
下写真2011.07.30 11:54撮影


機会あるごとに何度か紹介していますが、わが家には埼玉県に住んでいた頃の2000年から飼い始めた同居犬の赤柴モモちゃん(メス、満11歳半、上写真)と、今年3月末に埼玉県からやって来た黒柴鈴ちゃん(メス、生後もうすぐ9ヶ月、下写真)がいます。モモちゃんは家中どこでも自由に行ける全くの同居犬です。一方の鈴ちゃんは、別に差別している訳では無いのですが、未だにケージ暮らしです。というのも、モモちゃんは5年前に緑内障を発症して今ではほとんど失明状態のため、目の見えないモモちゃんが鈴ちゃんの存在をどのように感じているか未だによく判りません。それで、若い鈴ちゃんが失明状態のモモちゃんにちょっかいを出したら、モモちゃんはどのように反応するか、大変な恐怖を感じるのではないかと、それが心配で、未だに鈴ちゃんをケージから出せないのです。時おり、ケージの内外で鼻を近づけ合う動作があって、お互い嫌った様子が見られないので、いずれ近い将来、鈴ちゃんを外に出してやろうとは思っています。性格はずいぶん違うような気がします。モモちゃんは繊細、それに比べて鈴ちゃんは臆病な反面、若い所為もあってか大雑把で大胆です。
“ふたり”の寝姿をご覧下さい。モモちゃんはカーペットの上で鼻を隠して、鈴ちゃんは冷たい石板の上で大胆に眠っています。

ー今週の写真ー
コマツナギ(駒繋)


撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2011.08.01 16:18撮影
カメラ:オリンパス E-1+ZD14-45mmF3.5-5.6Zoom
撮影データ:ISO感度200 パターン測光 絞り優先露出(F6.3・1/250) 露出補正0.30 トリミングなし
農道脇の土手にコマツナギが咲き始めました。その茎が馬を繋ぎ止めることが出来るほど丈夫なのでコマツナギと呼ばれるようになったとか。ススキを背景にすると、夏を通り過ぎてすでに秋の風情を感じてしまいます。

先週のSr.ボスケの動向
07月25日(月):堤土手草刈り/裏山樹木名札付替/ブログ更新
07月26日(火):廃屋敷地草刈り/裏山樹木名札付替
07月27日(水):雨/裏山下草刈り
07月28日(木):ヘリ害虫防除/裏山樹木名札付替
07月29日(金):廃屋敷地草刈り/裏山樹木名札付替
07月30日(土):カブトムシ採り/裏山下草刈り
07月31日(日):猪柵設置箇所下見/猪柵予定ルート刈り払い

Sr.ボスケは柴犬が好き! 
小沢さんも柴犬が好きなようですね。
柴犬が好きな人に悪い人はいないと思うのです。
その柴犬の名前は“ももちゃん”だそうですね。
わが家の愛犬も柴犬で、名前も“ももちゃん”です。
ますます好きになりそうです。
「国民の生活が第一」