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2011年7月19日火曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.402 ver.1.2

台風一過?
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2011.07.16 06:51撮影
中写真2011.07.17 06:53撮影
下写真2011.07.18 06:39撮影



動きが遅い大型台風の間接的な影響でしょうか、このところ、蒸し暑く寝苦しい夜が続いています。台風北上に伴って、当地でもその直接的な影響が心配されていましたが、強風はすでにかなり治まったように見えます。
この3連休は幸いなことに晴天に恵まれました。連休初日の土曜日の朝は雲一つない青空で、田んぼの向こうに雲海が広範囲に見られました(上写真)。日曜日の朝は雲海こそ見えなかったものの、よく晴れて清々しい朝でした(中写真)。その夜から台風の影響を徐々に受け始めて、連休最終日の昨日は曇天の蒸し暑い一日でした。朝の田んぼは14日に散布した穂肥の効果が表れ始めたのか、青さを増したように見えました(下写真)。いよいよ穂が出始める頃です。この時期を待っているかのように、イノシシがあちこちで出没するようになりました。田んぼは波板トタン柵に電柵が併用されて万全な侵入対策が施されているため、イノシシは隣接する菜園に入って根菜類などを掘り起こすようになりました。困ったものです。
ところで、話は変わりますが、東電福島原発事故による放射能汚染は深刻さを増しています。目に見えない放射能汚染の影響で避難を余儀なくされている原発周辺住民の方々に思いをめぐらすと、脱原発以外の選択肢はあるはずがありません。この期に及んで未だに原発推進を叫んでいる、そんな人がいるとすれば、その人は、きっと、想像力に乏しい金の亡者か、金の亡者に騙されている人に違いありません。

キツネはなぜ履物を持ち去るのか
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
写真2011.07.18 07:04撮影

No.399で取り上げた“サンダル窃盗犯”による被害が、予想以上に大きいことが判って来ました。先月25日の自治会常会の席上、参加者の多くが同様の被害を訴えていました。その気で見ると、路上や側溝にサンダルやスニーカーの片方がよく見つかります。それから後、一昨日の夕方、黒柴鈴ちゃんの散歩で、久しぶりに入ってみた、ほとんど車の通らない道路で、サンダル、スニーカー、革靴の片方ばかり、合計何と!12個も散乱しているのを見つけました。これらの履物窃盗の犯人が、先日わが家のウッドデッキでサンダル窃盗現行犯としてセンサーカメラに写ったキツネと同一犯か否かは定かではありませんが、「キツネ」であることは間違いなさそうです。
それにしても「キツネ」が、何のために何の目的で、履物を持ち逃げ、このように路上に捨て去るのでしょうか? 真相を知りたいものです。試しに「キツネはなぜ履物を持ち去るのか」でグーグル検索してみました。その結果、履物を持ち去られた例は多々あって、多くの場合、犯人はキツネであるとされているようです。実際にキツネが履物を口にくわえて持ち去るのを見た人もいるようです。それでも、「何のために、何の目的で」という疑問に対する納得いく回答は見つかっていません。それは兎も角、No.399に載せたサンダル窃盗現行犯の画像はもしかしたら貴重なものかも知れませんね(笑)

CCD方式スキャナーの効用
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2011.07.15 15:53撮影
下写真2011.07.15 17:29撮影


先月5日に広島市植物公園で行われた樹木図鑑作家の林将之氏の講演会「葉っぱスキャンと樹木の見分け方について」に参加した報告については、すでにNo.396でご紹介しています。この講演会で非常に興味があったのは「葉のスキャン法」です。林将之氏の著書「葉で見わける樹木」でも記されているのですが、使用するスキャナは「市販のフラットヘッドタイプのイメージスキャナ。CCD方式のセンサーであれば、安価なモデルで十分。CIS方式の薄型スキャナは、ピントの合う深さが浅いので不向き」だそうです。通常、裏山の樹木撮影において、葉などの接写には、マクロレンズを付けた一眼デジカメで撮影しています。現場撮影では葉が風で揺れるのでピント合わせには根気が必要ですが、それでも、ピントがうまく合わないことが多いものです。葉などを採取して持ち帰り室内で撮影する場合もありますが、風で揺れることは無くても、接写用三脚を使って撮影するなどで面倒な割に思ったほど良好な画像が撮れません。そんなことから、もしも、スキャナを使って葉(出来れば、花や果実も)がクリアに撮れれば嬉しい限りで、裏山の樹木目録の作成には最も相応しい手法に思えました。
「安価なモデルで十分」というアドバイスを信じて、最も安価なCCD方式フラットベッドスキャナーを価格コムで探してみました。その結果、候補に上がったのがエプソンColorio GT-S630です。最安値のAmazonの7,770円(送料無料)を他機とのスペック比較の結果、光学解像度4,800dpiで、余計なフィルムスキャナ無しの本機に決めました。
付属CDのソフトウェアをパソコンにインストールした後、電源ケーブルをコンセントへ、USBケーブルをパソコンにつないで、スキャン準備完了です。最初に、裏山に自生し、青い果実がついたナツハゼーアラゲナツハゼ中間種(?)を採取して、原稿台に載せました。原稿カバーを最大25mmの高さまで引き上げられるので、立体物のスキャンには好都合です。カバーを閉じた後に、電源ボタンを押すと緑色の電源ランプが点灯します。続いて、パソコンのディスプレイ上のEPSON Scanを起動させ、[スキャン]ボタンをクリックすると、全自動モードでスキャンされます。スキャンが終わると、スキャン画像はJPG画像としてピクチャフォルダに入ります。このJPG画像を別ソフトを使って最適な大きさ(640×480)に切り取りました(上写真)。さらに、ナツハゼーアラゲナツハゼ中間種(左)、ナツハゼ(右上)およびアラゲナツハゼ(右下)を比較のため並べてスキャンしてみました(下写真)。3種の違いが期待以上によく判る画像が簡単に出来上がりました。本機は費用対効果の高い、裏山の樹木目録作成中のSr.ボスケにとって最適の機種のように思え、大いに満足しています。

カブトムシ
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2011.07.17 14:45撮影
中写真2011.07.17 14:45撮影
下写真2011.07.17 14:53撮影



田んぼを横断する農道の突き当たり付近の林縁のクヌギの木の幹に、数日前カブトムシがいるのを発見しました。一緒に、コガネムシやスズメバチもいたので、採取を思い止まって望遠レンズで撮影しました。カブトムシは、上方で仲良くつがいで(上写真)、下方でメスだけ単独で(中写真)、いずれも樹液を吸っているように見えました。よく見ると、オスよりもメスの方がやや大きいように見えました。Wikipediaによると「体長はオス30-54mm(角を除く)、メス30-52mmほどである。」そうなので、大きさの違いは単純に個体差のようですね。
このクヌギの幹にはあちこち孔が開いています。この孔で思い出したのは、No.397でご紹介したオオスズメバチの集まる廃田上り口付近のコナラの幹です。多数の孔があって始終オオスズメバチが出入りしていたので、スズメバチが営巣しているものと思っていたあのコナラです。恐る恐るその場所に行って見ました。しばらく見ないうちに、多数のスズメバチに代って多数のコガネムシが見られました。期待通り、ここにもカブトムシがいました(下写真)。スズメバチが営巣する樹洞だと思っていたこの幹は、樹液が出ていて昆虫たちの格好の餌場になっているのでした。そのうち、カブトムシがもっと集まり、もしかしたらクワガタもやって来るかも知れません。この場所がスズメバチの営巣場所でなければ、夜間には活動しないと言われているスズメバチは、夜間にはこの場所にいないはずです。カブトムシやクワガタを採集するなら夜間が最適ということになります。

ー今週の写真ー
アキノタムラソウ(秋の田村草)


撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2011.07.17 6:56撮影
カメラ:オリンパス E-1+ZD14-45mmF3.5-5.6Zoom
撮影データ:ISO感度200 パターン測光 絞り優先露出(F8・1/100) 露出補正マイナス0.30 トリミングなし
立秋には未だ早く、梅雨が明けて間もなくで、“秋の”野草は早いような気がしますが、これは“ハルノタムラソウ”でもなく“ナツノタムラソウ”でもない、正真正銘のアキノタムラソウです。不思議なもので、この野草が咲き始めると何となく秋を感じ、何となく心細くなってしまいます。

先週のSr.ボスケの動向
07月11日(月):電柵設置作業/樹木伐採/ブログ更新
07月12日(火):裏山樹木名札付替
07月13日(水):裏山菜園草刈り/裏山樹木名札付替
07月14日(木):穂肥散布作業/裏山樹木名札付替
07月15日(金):自宅庭整備/裏山樹木名札付替
07月16日(土):裏山樹木名札付替/買物
07月17日(日):農道沿い草刈り/裏山樹木名札付替

Sr.ボスケは柴犬が好き! 
小沢さんも柴犬が好きなようですね。
柴犬が好きな人に悪い人はいないと思うのです。
その柴犬の名前は“ももちゃん”だそうですね。
わが家の愛犬も柴犬で、名前も“ももちゃん”です。
ますます好きになりそうです。
「国民の生活が第一」