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2012年3月12日月曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.436 ver.1.4

春の雪
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2012.03.12 06:59撮影
中写真2012.03.12 15:28撮影
下写真2012.03.12 15:43撮影



昨日(11日)昼前から断続的に雪が降り始めました。その日は積雪には至らなかったのですが、今朝起きて見ると、辺り一面真っ白で庭には約5cm積もっていました(上写真)。気温は氷点下2℃、真冬のような寒さでした。それでも春の雪ですね。昼間は時おり陽射しもあって、午後にはほとんど融けてしまいました。田んぼ北側の整備を終えた里山林から眺めると、裏山の上の方には雪が未だ降っているように見えました(中写真)。その足で、今朝の雪が未だ残る裏山に入ってみました。あちこちから聞こえる野鳥のさえずりが春を呼んでいるようでした。予報によると、この寒さは明日までで、その後は暖かい春の陽気が期待できそうです。

桜の冬芽4種
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2012.03.12 14:43撮影
中上写真2012.03.12 14:44撮影
中下写真2012.03.12 14:47撮影
下写真2012.03.12 14:48撮影




午前中雪が降ったこともあって、久しぶりに暇になり裏山で樹木観察する余裕ができました。この時期の裏山では何と言っても冬芽観察です。コバノミツバツツジ、レンゲツツジ、ヒメヤマツツジ、コバノガマズミ、ミヤマガマズミ、ガマズミ、リョウブ、コシアブラ、アカシデ、ビロードイチゴ、カナクギノキ、クロモジ、ムラサキシキブ、ヤブムラサキ、ヤマウルシ、ツノハシバミなどの冬芽を写真に撮りました。「花も葉も無いこの時期の落葉樹、冬芽だけで樹種が判るの?」、お尋ねになるのはごもっともです。確かに冬芽だけで樹種を判定するのは難しいのですが、わが“裏山自然植物園”ではほとんどの樹木に名札を下げているのです。これが大いに役立っています。例えば、桜の4種です。最初は裏山で最もふつうに見られる“桜”ですが、サクラ属ではなくウワミズザクラ属のウワミズザクラです(上写真)。この冬芽の形状は卵形〜水滴形で、ほかの“桜”と違って先端が尖っていないのが特徴でしょうか。次は比較的高所に自生すると言われているサクラ属カスミザクラです(中上写真)。ヤマザクラよりやや遅れて開花する“桜”です。冬芽の形状はややスリムな水滴形で、芽鱗の先端が開かないのが特徴です。その次が裏山では未だ1株しか確認していないサクラ属ヤマザクラです(中下写真)。開花とほぼ同時に赤褐色の葉が展開する“桜”です。冬芽は水滴形で、芽鱗の先がやや外に開くのが特徴です。最後に、5年前に5本だけ特別に植栽したサクラ属ソメイヨシノです(下写真)。未だ幼木で昨年初めて開花を確認しています。冬芽の形状はやはり水滴形で花芽に比べて葉芽はやや細いようですが、写真の冬芽はすべて葉芽と思われます。

待ち遠しいタケノコ
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
写真2012.03.12 15:35撮影

林縁の里山林再生整備事業によって竹林が明るくなり、猪侵入防止柵(通称“万里の長城”)の完成によって竹林内にイノシシが侵入出来なくなりました。そのおかげで今年のタケノコは見つけ易くなり、イノシシに先取りされることも無くなって、タケノコの豊作が大いに期待できそうです。今日昼のTV番組で早くも北九州でのタケノコ掘りが紹介されていました。もしかしたら、当地でも見つかるのでは? と期待して雪の残る竹林に入りましたが、未だ見つけることは出来ませんでした。イノシシならともかく、私、ボスケには地中で成長した小さなタケノコの存在を感知する術はありません。これから頻繁に竹林に入って様子を確認しようと思っています。

「いのちを守る300キロの森づくり」
http://www.youtube.com/watch?v=gDOEs2_ONGM



「4千万本の木を植えた男」で世界に知られた植物生態学者の宮脇昭氏が、東日本大震災によって発生した膨大な量の瓦礫(災害廃棄物)の処理方法として「森の防波堤」を作ることを提案しています。瓦礫と土を混ぜ合わせてマウンドを作り、土地本来の潜在自然植生による主木群を選択し、その苗を植樹して「防潮林」「森の防波堤」を作ることを提案しています。「森の防波堤」は15~20年後にはマウンド上で20m以上の高さになり、マウンドを高くすることでかなりの高さの津波を防ぐことができるようになるとのことです。シンプルで有益、おそらく極めて安価な処理方法のように思えます。
この案は復興構想会議に対し「緑の長城計画」として昨年既に提言されているのですが、何ということか、野田首相は震災瓦礫を広域処理するとして昨日各都道府県に受け入れを要請する方針を明らかにしました。程度の差はあるものの放射能に汚染されている災害廃棄物は可能な限り拡散させないで現地処理するのが原則のはずです。このような震災瓦礫を安易に広域処理しようとする発想は利権目的以外の何ものでもありません。広域処理より現地処理、現地に多くの雇用を生み、津波防止にも有益な「緑の長城計画」こそ早急に進めるべきだと思います。

ー今週の写真ー
シジュウカラ(四十雀)


撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2012.03.12 11:33
カメラ:オリンパス E-1+ZD40-150mmF3.5-4.5Zoom
撮影データ:ISO感度200 パターン測光 絞り優先露出(F6.3・1/400) 露出補正なし トリミングなし
雪が降っているにもかかわらず、シジュウカラがつがい(上がメス、下がオス)でやって来て、枝に止まって何やら啄んでいます。雪ではありません。褒められたことではないのですが、餌づけ用に枝のあちこちに塗り付けたラード(豚脂)を食べているのです。

先週のSr.ボスケの動向
03月05日(月):雨/ブログ更新
03月06日(火):買物
03月07日(水):花桃植栽
03月08日(木):旧猪柵片付け/キウイフルーツ剪定
03月09日(金):旧猪柵片付け
03月10日(土):マダケ伐採
03月11日(日):原木玉切り/マサキ植栽

Sr.ボスケは柴犬が好き! 
小沢さんも柴犬が好きなようですね。
柴犬が好きな人に悪い人はいないと思うのです。
その柴犬の名前は“ももちゃん”だそうですね。
わが家の愛犬も柴犬で、名前も“ももちゃん”です。
ますます好きになりそうです。
「国民の生活が第一」


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