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2013年4月15日月曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.493 ver.1.2


春の終わり
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.04.11 07:09撮影
中写真2013.04.14 12:13撮影
下写真2013.04.15 15:58撮影


例年よりも早い桜の開花に気を良くしていたのも束の間、先週木曜日(11日)には早朝にみぞれ雪が降る寒さでした(上写真)。さらに土曜日の朝には霜が降り氷が張るほどの寒さで、気温は氷点下1℃でした。先週末も同様の異常な天気でしたから、春の終わりには時としてこんな異変もあるようですね。昨日は一転して穏やかな春の陽気になり、予定していた田んぼの荒代かきが終わりました(中写真)。棚田最上段の廃田でせっかく出掛かったワラビが朝の氷点下の寒さで萎れてしまった様子がよく判ります(下写真)。先週出始めたタケノコを掘り出して見ると、寒さで成長が遅いためでしょうか、短円錐のものが多く見られました。
週間予報によると、明日からしばらくの間、暖かい晴天の日が続きそうです。そうなると、農道沿いや田んぼの畦や法面で雑草が繁茂し始めます。そろそろ草刈り作業が日課になりそうです。

裏山
上写真2013.04.15 15:42撮影
下写真2013.04.15 15:46撮影

裏山のあちこちに自生しているコバノミツバツツジが次々に開花し始めました。裏山がピンク色に染まるほどに繁茂させようと、小株であっても回りのクマザサを手刈りして日を当てるように気を配っています。未だ葉が展開し始めたばかりのナツハゼや芽吹き始めたばかりのアラゲナツハゼについては、コンポート(砂糖煮)の材料になる秋の果実を期待して、回りのクマザサを刈り払って大事に育てています。触ると被れるので注意が必要なヤマウルシやヤマハゼにさえも可能な限り名札を付けて保護しています。それが裏山を“裏山自然植物園”を呼んでいる所以です。
「クマザサは保護の対象にしないのか」と聞かれたら「裏山で保護の対象にしているのは樹木だけです」と応えるつもりでしたが、山渓ハンディ図鑑「樹に咲く花」には、何と「クマザサ」がイネ科ササ属クマザサとしてしっかり入っているではありませんか。それで、ついでに、その図鑑で「クマザサ」について調べて見ました。クマザサが「熊笹」でなく「隈笹」であることはすでに知っていましたが、その分布について「京都府に自生地があるといわれるが、原産地は不明。全国で栽培され、逸出して野生状態のものもある。」そうで、この裏山のクマザサは栽培されていたものが逸出してこの地にやって来て繁茂しているということになります。クマザサさえ無ければ、この裏山は、コバノミツバツツジやナツハゼ、アラゲナツハゼのような落葉低木の天下になっていたでしょうね。

プレジデント&コータロー
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.04.09 07:14撮影
下写真2013.04.14 23:46撮影

この4月7日に長女が出産したコータローの誕生記念樹を何にするか、いろいろ迷った挙げ句、園芸店でたまたま見つけたプルーン(バラ科サクラ属スモモ亜属セイヨウスモモ)の苗木を記念樹に決め、早速、東側の庭に高植えして植付けました(上写真)。その理由は甚だ簡単、その品種名「プレジデント」が気に入ったからです。「アメリカ生まれのプルーン、プルーンの最後を飾る大玉種で、まさにプルーンの王様の品格、90~100gと大玉、青紫色、糖度は16%程度、酸味はやや強く、濃厚な味わい、酸っぱいのが好きな人に人気がある、果肉は黄色で肉質はやや固め、かぶりつきたい方にオススメ、収穫期:9月下旬~10初旬」だそうです。ところが困ったことに、このプレジデントは他家受粉のため別に受粉樹が必要なので、いつか、シュガープルーン、ローブドウサージェン、スタンレイなどの品種の苗木を傍に植えてやらねばなりません。
ところで、件のコータローは? 先週末(12日)夕方、わが家にやって来て、24時間“プレジデント”同様の手厚い扱いを受けています(下写真)。おかげで、これまでそれなりの扱いを受けていた二柴は、出番が全く無く、黒柴鈴ちゃんは扉が開いているにもかかわらずケージ内で“ふて寝”、赤柴モモちゃんは寝室の所定の場所で早々と眠ってしまいました。

タケノコ保存
上写真2013.04.15 16:08撮影
中写真2013.04.15 08:34撮影
下写真2013.04.12 07:45撮影



4月8日に今シーズン初のタケノコを掘り出してから、このところ2日おきにタケノコを掘っています。地表に出ているのは芽だけ(上写真)、こんなタケノコを丸ごと傷つけずに掘り出すにはちょっとした技術を要します。当地に来て早や7年過ぎ、毎年欠かさず掘っていると腕も上がって来ます。タケノコは地下茎から真っ直ぐ上に成長している訳ではなく、どちらかの方向に曲がって成長し、地表に出る前に上を向くのです。地表に出ている芽の周りを手掘りして曲がり方向を読み取り、鍬を入れるのです。読みが外れるとタケノコを傷つけ破損させてしまうのです。その結果は皮を剥かれて鍋に入ったものを見れば一目瞭然です(中写真)。厚着して大きく見えるタケノコも皮を剥くとずいぶん小さくなるものです。皮にはタケノコを柔らかくする成分が入っているので皮付きのまま茹でるのがポイントであるとレシピには書かれていますが、多くのタケノコを1回で茹でるには厚着の皮はやはり邪魔になります。「こんなに大量のタケノコを一気に茹でてどうするの?」と問われそうですが、真空パックすれば余裕で1年は保存出来るそうですから、真空パック器を入手した今年は大丈夫です(下写真)。調べて見ると、真空パックでなくても、砂糖を充分まぶしてジッパー付きビニール袋に入れて冷凍すれば長期保存が可能だそうです。

ー今週の写真ー
オオチョウジガマズミ(大丁子莢迷)
撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2013.04.15 07:25撮影
カメラ:オリンパス E-1+ZD40-150mmF3.5-4.5Zoom
撮影データ:ISO感度100 パターン測光 絞り優先露出(F6.3・1/400) 露出補正マイナス0.3 トリミングなし
昨年5月に近くのグリーンセンターで購入し、庭の一角に植付けたオオチョウジガマズミが、期待通りの赤い蕾をつけ、今朝見たらその一つが開花していました。朝鮮半島の南部と長崎県対馬にしか自生しないというこの木、未だ行ったことの無い朝鮮ですが、この画像の色彩イメージはまさに私の中の“朝鮮”のイメージです。

先週のSr.ボスケの動向
0408日(月):筍掘り/田んぼ畦草刈り/ブログ更新
0409日(火):タイヤ交換/田んぼ畦切り
0410日(水):砂場用穴掘り
0411日(木):みぞれ雪/筍掘り
0412日(金):コータロー家族来宅
0413日(土):田んぼ畦切り作業/裏山来客
0414日(日):代かき・畦草刈り/筍掘り

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