このブログを検索

2010年7月25日日曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.351 ver.1.1

“大暑(たいしょ)”
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2010.07.25 06:07撮影
中写真2010.07.25 14:50撮影
下写真2010.07.25 14:56撮影



一昨日(23日)は二十四節気のひとつ“大暑”でした。梅雨が明けるや否や、連日焼けるような猛暑が続いています。まさに暦通りの暑さです。幸い標高400mの当地では、夜間は窓さえ開けていれば、心地良く眠ることが出来ます。
今日は地区の自治会常会の日でした。毎年7月の常会は早朝(午前7時半)開催されるため、いつもより早く起床しました。下方に雲海が広がり青空には筋雲が漂う、清々しい朝でした(上写真)。午後になると、太陽が照りつけ、連日の猛暑が戻って来ました。堤(つつみ、農業用水池)の水も温んでいるように見え、西の空にはまたまた積乱雲が現れ始めました(中写真)。田んぼの稲は濃い緑色の部分と黄緑色の部分があるように見えます(下写真)。実は、義父によると先日の穂肥散布に偏りがあったのかも知れないということで、田んぼの黄緑色の部分に、昨日、少量の穂肥を集中的に散布したのでした。
夕方になると、空がにわかに曇り始め、またまた夕立に見舞われましたが、おかげで涼しい夜になっています。

ナツハゼとアラゲナツハゼ
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2010.07.25 14:29撮影
下写真2010.07.25 14:30撮影


裏山に自生している和製ブルーベリーのナツハゼとアラゲナツハゼですが、今年も順調に育っています。中でも樹高1mほどの若木で毎年最も早く熟すナツハゼには今年も果実がたわわに実っています。未だ赤褐色ですが桜の花模様に似た萼の跡がはっきりと刻印されています。よく見ると、花模様のある頂部が上を向いた果実は不思議なことにありません(上写真)。一方、ナツハゼと違ってアラゲナツハゼの果実は未だ緑色で、花模様はありませんがほとんど全ての果実の頂部が上を向いています(下写真)。

ナンキンハゼの花
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2010.07.25 16:10撮影
下写真2010.07.25 16:12撮影


我が家の敷地入口付近に4年前に植栽したナンキンハゼは予想以上に成長が早く、今では樹高4〜5mにもなって、わが家の庭のシンボルツリーの座を確保したようです。梅雨が明けた頃から黄色い総状花序が目立ち、甘い香りが漂い、多数のミツバチやクマバチ、ハナムグリなどの昆虫がやって来るようになりました。最近あまり見られなくなったミツバチも、このナンキンハゼの花にはやって来ているようです。「巣箱を置いておけば、もしかしたらニホンミツバチが捕獲できるかも知れない」そんなことを考えています。

四季の花:その3
広島市安佐北区安佐町飯室
2010.07.23 15:09撮影

Sra.ボスケ(ボスケ夫人)が隔週金曜日に近くの町で習っている“いけばな”です。四季折々に咲く花を使って生けています。7月第4金曜日の“いけばな”の花材は、柏葉紫陽花(カシワバアジサイ、栽培)、縞太藺(シマフトイ、ポット栽培)、ヒメアンスリウム(鉢植え)の3種(写真左)、禊萩(ミソハギ、栽培、写真右)です。
カシワバアジサイは数年前に苗木を購入し庭に植えたものですが、今では樹高1.5mの立派な成木に育っています。シマフトイはいけばなを一緒に習っている方に一昨年株分けして貰ったもので、睡蓮鉢で栽培しています。ヒメアンスリウムの鉢植えは先日近くのホームセンターのバーゲンで購入したもので、室内で大事に育てるつもりでいます。ミソハギは数年前に近所の方に戴いたもので、裏山の菜園脇などで見事に増えています。

ー今週の写真ー
ムラサキニガナ(紫苦菜)


撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2010.7.25 14:36
カメラ:オリンパス E-1+ZD14-45mmF3.5-4.6Zoom
撮影データ:ISO感度200 パターン測光 絞り優先露出(F6.3・1/50) 露出補正なし トリミングなし
裏山の半日陰の林縁でムラサキニガナを見つけました。背丈1m以上にもなりますが、薄紫色で直径1cmほどの小さな花は清楚でなかなか趣があります。特に珍しい野草と言う訳ではないのですが、草刈り時には刈り払いを躊躇してしまいます。花が黄色であればヤマニガナですが、ヤマニガナにはこれほどの趣が感じられません。

先週からのSr.ボスケの動向
07月19日(月):鈴林会林道整備作業/HP更新
07月20日(火):買物
07月21日(水):裏山下草刈り/姉夫婦宅
07月22日(木):サツマイモ苗植付け
07月23日(金):裏山下草刈り
07月24日(土):穂肥追肥/林縁草刈り
07月25日(日):自治会常会/共同作業/HP更新

Sr.ボスケは柴犬が好き! 
小沢さんも柴犬が好きなようですね。
柴犬が好きな人に悪い人はいないと思うのです。
その柴犬の名前は“ももちゃん”だそうですね。
ますます好きにになりそうです。
「国民の生活が第一」

2010年7月18日日曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.350 ver.1.0

本格的な夏の到来
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2010.07.18 06:29撮影
下写真2010.07.18 07:25撮影


一昨日の17日に中国地方の梅雨明けが発表されました。昨朝は久しぶりの晴天で、まさに梅雨が明けたことを宣言するような青空でした(上写真)。未だ午前7時を過ぎたばかりだというのに、すでに汗ばむような陽気でした。田んぼの稲はそろそろ穂を実らせる準備の時期に入っているようです(下写真)。午後、義父と一緒に4枚の田んぼに穂肥(ほごえ)を散布しました。穂肥は出穂20日~10日前に施すことになっているので、義父の判断が正しければ、今月末か来月始めには稲穂が出始めるはずです。連日の雨で田んぼの畦や土手の草が繁茂しています。あちこちで草刈機の音が聞こえています。どこの農家でも晴天を待っていたように草刈りを始めたようです。いよいよ本格的な夏の到来です。

夏の林道整備作業
広島市安佐北区安佐町鈴張
2010.07.19 11:39撮影

本日は地区の山林を管理する鈴林会による夏の林道整備作業日でした。午前8時から午後4時まで地区住民のうち約30名がこの作業に参加しました。林道沿いに繁茂した雑草を刈り払い、梅雨の豪雨によって破損した林道を補修し、側溝内に溜まった土砂を除去する作業です。林道補修作業では、仲間内の経験者の指示のもと、間伐を兼ねて付近の立木ヒノキを伐採し、適切な長さに切断した丸太を積んで土留め柵を設置した後、付近の土砂を袋詰めして作った土嚢を内側に積みました。私ボスケはこの作業の土嚢作りのほか側溝清掃で汗を流しました。晩秋には別の林道の整備作業が予定されています。

避難勧告の意味


7月14日に大雨警報が発令され、さらに当地区を含む広い範囲に避難勧告が発令されたことをTVニュースで知りました。早速、インターネットで確認したところ、避難勧告は安佐北区災害対策本部から発令されたもので、安佐北区鈴張については土砂災害の恐れがあるそうで、発令日時は14日8時40分、住民3460名、避難場所は鈴張小学校になっていました。この地区のハザードマップ(下写真、広島県の土砂災害危険箇所図より)で明らかなように、避難住民が移動のために利用するであろう主要道路沿いの至る所に土石流被害が想定されており、避難場所に指定されている小学校でさえも必ずしも安全な場所ではないようです。
そもそも避難勧告とは、災害対策基本法60条に基づいて、対象地域の土地、建物などに被害が発生するおそれのある場合に住民に対して原則市町村長の判断で行われるのだそうです。したがって、対象地域の住民がこの避難勧告を知っていて避難せず被害にあったら“自己責任”になるように思われますが、本当にそうでしょうか? 逆に対象地域の住民が避難勧告に従って避難場所まで移動中に被害にあった場合、避難勧告した市町村長の責任が問われることにならないのでしょうか?

パパイアの花
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2010.07.18 07:49撮影
中写真2010.07.18 07:49撮影
下写真2010.07.06 07:10撮影



2008年5月20日にネットで購入した矮生パパイアです。成長に合わせて大きなポットに植え替えながら、冬期は室内で管理し、夏には地植えを試みたりして、ここまで大きく育てました。昨年の11月には室内で待望の花が咲きましたが、結実には至りませんでした。先日(7月13日)、再び蕾が出て来ました。この度は夏期で戸外、結実には絶好の時期です(上写真)。冬の花と違って蕾も一回り大きいように見えます。それも1個ではなく大小含めると10個以上ありそうです(中写真)。今朝、最初の1輪が開花していました。両性花です(下写真)。結実を大いに期待しています。

ー今週の写真ー
ヤブコウジ(薮柑子)


撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2010.7.17 14:31
カメラ:オリンパス E-1+ZD35mmF3.5Macro
撮影データ:ISO感度100 パターン測光 絞り優先露出(F6.3・1/20) 露出補正マイナス0.30 トリミングなし
裏山のヒノキ林のあちこちに群生しているヤブコウジの花が咲き始めました。背丈10~20cmの本当に小さな常緑低木です。秋の赤い実の時期には、センリョウ(千両)やマンリョウ(万両)に対して“十両”と呼ばれて珍重されますが、この花も趣があります。

先週からのSr.ボスケの動向
07月12日(月):雨/裏山下草刈り/申請書類作成
07月13日(火):雨/申請書類作成
07月14日(水):大雨洪水警報/申請書類作成
07月15日(木):雨/買物
07月16日(金):裏山下草刈り/買物
07月17日(土):裏山下草刈り
07月18日(日):集落協定役員会/田んぼ追肥
07月19日(月):鈴林会林道整備作業/HP更新

Sr.ボスケは柴犬が好き! 
小沢さんも柴犬が好きなようですね。
柴犬が好きな人に悪い人はいないと思うのです。
その柴犬の名前は“ももちゃん”だそうですね。
ますます好きにになりそうです。
「国民の生活が第一」

2010年7月11日日曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.349 ver.1.4

梅雨前線再北上
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2010.07.11 09:14撮影
中写真2010.07.11 09:15撮影
下写真2010.07.11 09:19撮影



今日は参議院議員選挙の投票日だというのに、“プチ高原”は朝から風雨に見舞われています。投票へは夕方行くことにして、傘を差してでも田んぼ周りの風景を撮って来ようと戸外に出たのですが、道に出る前から足下がびしょ濡れで、とても行けませんでした(上写真)。裏山の菜園では、トマトの雨除けに設置したビニール傘が多少でも役立っているようです(中写真)。この雨の中でオクラの花がひとつ、ズッキーニの雌花が二つ咲いていました。ツタンカーメンの豆とモロッコ豆、どちらも一握りだけですが収穫しました。キッチンの縦窓からモヤに霞んで見えている義父母宅の田んぼ(下写真)では、秋の刈り取り時の排水が楽にできるように、先週木曜日に溝付け作業を終えています。
梅雨前線の北上に伴って各地で集中豪雨による洪水や土石流被害が出ているようですが、当地特にわが家周辺ではその心配は無さそうです。それでも、そろそろ、梅雨が上がって本格的な暑い夏の到来を期待したいところです。

梅雨時の愛犬モモ
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2010.07.07 18:15撮影
下写真2010.07.11 10:23撮影


満10歳を過ぎた愛犬モモは人間の年齢に換算すると65歳です。私ボスケの年齢を追い越してしまいました。最近のモモは眠るのが仕事、一日中ほとんど眠っています。天気の良い日はデッキでまったり(上写真)、身体が熱くなると寝室のひんやりフローリングで冷やします。今日のような雨天の日には寝室やリビングでほとんど一日中眠っています。緑内障で両目がほとんど見えないはずのモモですが、動体視力は未だ衰えていないようで、先日は散歩中に舗装農道上でばたばたしているセミを見つけて近づき、ひとかじり、あっという間に食べてしまいました。今もダイエット中なので、お腹が空いていたのでしょうか、ちょっと可哀想な気もします。セミが可哀想? いやいやモモちゃんが(笑)

四季の花:その2
広島市安佐北区安佐町飯室
2010.07.09 15:06撮影

Sra.ボスケ(ボスケ夫人)が隔週金曜日に近くの町で習っている“いけばな”です。この“いけばな”を通して四季折々に咲く花をご紹介しています。7月第2金曜日の“いけばな”の花材は、姫蒲(ヒメガマ、栽培)、山路の杜鵑草(ヤマジノホトトギス、自生)、山帰来(サンキライ、自生)の3種です。
ヒメガマは自宅裏手の湿地に数年前植栽したもので、花期は未だなのか発育が悪いのか、穂は見当たりませんでした。いずれにしても今回は葉だけを花材に使っています。ヤマジノホトトギスは裏山の沢沿いに咲いていたもので、 花期は8月~10月だそうですから、ちょっと早い開花です。サンキライは和名サルトリイバラ、裏山のあちこちに見られます。西日本ではこの葉で団子を包んで“柴餅”を作ります。この時期の果実は未だ緑色ですが、丸い果実が生っているものを選んで生けています。

“ツタンカーメンの豆”最終章
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2010.07.10 06:25撮影
中写真2010.07.11 08:29撮影
下写真2010.07.11 20:27撮影



ズボラ菜園では“ツタンカーメンの豆”が食べ頃の豆に育ち、成長も終焉を迎えつつあります。一方で、隣りのモロッコ豆が扁平で長い“莢豆”を付けるようになりました(上写真)。今朝、風雨の中、これらの豆を収穫しました。写真左がモロッコ豆、右が“ツタンカーメンの豆”です(中写真)。モロッコ豆の方は、これから毎朝のようにこんな“莢豆”が収穫できそうですが、“ツタンカーメンの豆”の方はこれが最初で最後の収穫になりそうです。
今朝方収穫した“ツタンカーメンの豆”を使って昼前にボスケ夫人が「豆ご飯」1.5合を焚きました。炊き上がった昼食時には未だ赤味はありませんでしたが試食してみました。変わった香りと微妙な味が感じられましたが、一言で「美味しい」と言うよりも、普通の豆ご飯と同様の美味しさで、変わった香りと微妙な味のする“赤飯”という評価に落ち着きそうです。今夜撮った“赤飯”の写真を添付します(下写真)。保温に失敗したのか、赤いと言えば赤い程度の赤飯です(寂)

「消費税増税反対」
消費税増税を看板に掲げておいて「元気な日本を復活させる。」とはどういうことでしょうか? 消費税10%増税によって大多数の国民すなわち一般庶民に元気が出るはずがありません。消費税増税に加えて法人税減税まで目論み、「大企業には減税で優遇し、一般庶民には大増税で過酷な負担を強いる」、こんな政党に将来を託すことは絶対に出来ません。
消費税増税を何としても阻止するために、本日7月11日の参院選では、庶民の生活を親身に考え「消費税増税反対」を主張する政党あるいは候補者に投票しなければなりません。これから投票に行って来ます。

ー今週の写真ー
ナナフシ(七節)


撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2010.7.7 18:12
カメラ:オリンパス E-1+ZD35mmF3.5Macro
撮影データ:ISO感度200 パターン測光 絞り優先露出(F6.3・1/100) 露出補正なし トリミングなし
ガレージ南壁に沿って植栽しているブラックベリーの木にナナフシが止まっていました。見るからに面白い形態の昆虫ですが、調べてみると、世界には約2,500種のナナフシの仲間がいるそうで、その生態、擬態の面白さは格別です。昔々、マレイシアで購入したMoving Leaf (Phylliidae siccifolium)はナナフシ目コノハムシ科のホンコノハムシは木の葉に擬態しており、これもナナフシの仲間です。そのうち、詳しく紹介しようと思っています。

先週からのSr.ボスケの動向
07月05日(月):若竹伐採作業
07月06日(火):土手芝植栽/買物
07月07日(水):田んぼ溝付け準備/菜園草刈り
07月08日(木):田んぼ溝付け/裏山樹木観察
07月09日(金):トマト日除け傘設置/菜園追肥
07月10日(土):眼科専門動物病院/息子夫婦宅
07月11日(日):兄夫婦来宅/参議院議員選挙投票/HP更新

Sr.ボスケは柴犬が好き! 
小沢さんも柴犬が好きなようですね。
柴犬が好きな人に悪い人はいないと思うのです。
その柴犬の名前は“ももちゃん”だそうですね。
ますます好きにになりそうです。
「国民の生活が第一」

2010年7月4日日曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.348 ver.1.5

半夏生(はんげしょう)
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2010.07.04 06:17撮影
中写真2010.07.04 09:49撮影
下写真2010.07.04 09:43撮影



動かないのにじっとり汗が滲み出るような蒸し暑い朝でしたが、久しぶりに低い雲が去って遠方の山々が見えるようになりました(上写真)。田んぼは稲が見違えるように太い株になって、一面が緑一色になりました(中写真)。この時期、土手の雑草は稲以上に成長が早く、刈っても刈っても伸びて来ます。こんな雑草が繁茂した、林縁に近い田んぼの側溝付近(下写真)では、ホタルが毎夜飛び交っています。飛び交うホタルの光跡を撮ろうと何度か撮影を試みてはいるのですが、3年前に偶然撮れて以来、未だにうまく撮れません。
一昨日7月2日は七十二候のひとつ半夏生(はんげしょう)でした。“半夏生”については次項でうんちくを披露しますが、何となく半分夏が来たような感じがします。本格的な暑い夏はすぐそこまで来ているようですね。

半夏生について
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2010.07.04 16:52撮影
下写真2010.07.04 16:47撮影


半夏生(はんげしょう)は、フリー百科事典Wikipediaによると、雑節の一つで、半夏(烏柄杓)という薬草が生えるころ、またはハンゲショウ(カタシログサ)という草の葉が名前の通り半分白くなって化粧しているようになるころ、と言われています。幸運にも自宅周りで半夏(はんげ)という薬草も半夏生(はんげしょう)という草も見ることができます。
それでは半夏(烏柄杓)という草をご存知ですか? 烏柄杓(カラスビシャク)をご存知ですか? カラスビシャクはサトイモ科ハンゲ属の多年草で、農道脇や畑周りに生える背丈20〜30cmの一見ひ弱な感じの雑草です。隣りの義父母宅の庭に生えていました(上写真)。半夏は漢方での呼び名で、球茎を吐き気止めなどの薬用にするそうです。
それでは半夏生(ハンゲショウ)という草をご存知ですか? ハンゲショウはドクダミ科ハンゲショウ属の多年草で、半夏生の頃に開花し葉が白くなるそうです。ちょうど自宅の庭で咲き始めました(下写真)。葉の表面が白いので「片白草」という別名もあり、「半化粧」と書く場合もあるそうです。余談ですが、猫が好むと言われている落葉つる性木本のマタタビも、花が咲く頃に一部の葉が白くなります。

同じ穴の狢(むじな)
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2010.05.26 07:25撮影
下写真2008.06.05 13:05撮影


タヌキはイヌ科、アナグマはイタチ科であるにもかかわらず、タヌキとアナグマは実によく似ています。それで昔は両者を狢(むじな)と呼んで特に区別しなかったそうです。実は5月下旬から裏山の菜園や自宅の庭を荒らすタヌキ(上写真)は、その後、再確認したところ、一昨年田んぼで見つけた獣(下写真)と同種のアナグマであることが判りました。タヌキの顔は丸く、アナグマの顔は逆三角形で濃淡の縦縞が顕著、よく見ると違いが判ります。アナグマはタヌキと同じ巣穴に棲むことがあるため、よく混同されるそうです。それで、“同じ穴の狢(むじな)”という諺があるようですね。
ところで、タヌキの肉は臭くて食べられないそうですが、アナグマの肉は美味しいそうです。「タヌキ汁」にして食べられるのはタヌキではなくてアナグマのようですね。

何の花?
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2010.06.30 16:09撮影
下写真2010.07.01 06:24撮影


これ(上写真)は何の花でしょうか? 実に奇妙な花ですが、一見、アザミの花に似ています。裏山のズボラ菜園脇で二年越しにやっと咲き始めたのです(下写真)。葉は長さ40〜50cmありそうです。茂り過ぎて菜園の邪魔になり始めたのですが、種が採れるようになるまで、もう少し自由にさせておくつもりです。花の名前は、縦窓日記(http://d.hatena.ne.jp/Bosque/20100701)で判ります。

“ツタンカーメンの豆”その8
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
2010.07.04 15:30撮影

ズボラ菜園に植えた“ツタンカーメンの豆”の成長著しく、紫色の莢(さや)は10~20個に増えました。“莢豆”としては食べ頃になりましたが、目的は“赤飯風豆ご飯”ですから、莢の中の豆が大きくなるまで待たなければなりません。それでも、うまくいけば、次号に“赤飯風豆ご飯”の写真が載せられるかも知れません。隣りのモロッコ豆はやっと白い花が咲き始めました。未だ莢は見られませんが、モロッコ豆も頑張っています。

「国民の生活が第一」vs「国民の負担が第一」
「国民の生活が第一」のスローガンの下、昨年9月に総選挙を戦い、政権を奪取した民主党のManifesto 2009は、今までの政党の“政権公約”には見られない、具体的で判りやすい素晴らしいマニフェストです。それに比べて、今度の菅直人代表のManifesto 2010は、国民にとって夢も希望も、やる気も感じられない、つまらないマニフェストです。Manifesto 2010はもともと不必要なもので、必要なのはManifesto 2009の中間評価に基づくManifesto 2009改訂版の提示です。
官僚が作った“つまらないマニフェスト”だから、誰もまじめに内容を議論しようとしないのです。それでいて、マニフェストでは曖昧にしておいて、野党自民党と共に消費税増税を主張する菅内閣は「国民の負担が第一」のあきれた内閣です。
来る7月11日の参院選で菅首相が示唆する勝敗ラインの54議席を民主党が超えれば当然ですが、たとえ下回ったとしても、自民党あるいは他の野党と連立を組んで、消費税増税を進めることは間違いなさそうです。
Manifesto 2009を掲げて戦う“民主党”には引き続き頑張って欲しいのですが「消費税増税」を認めるわけにはいきません。来る7月11日の参院選では、とりあえず「消費税増税反対」「国民の生活が第一」を主張する候補者に投票するつもりです。

ー今週の写真ー
ムギワラトンボ(麦藁蜻蛉)


撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2010.6.29 09:59
カメラ:オリンパス E-1+ZD70-300mmF4-5.6Zoom
撮影データ:ISO感度400 パターン測光 絞り優先露出(F6.3・1/500) 露出補正なし トリミングなし
ムギワラトンボは漢字で書くと「麦藁蜻蛉」ですが、ますます判らなくなりそうです。「麦藁」自体、60歳を超えた私の記憶にもほとんど残っていないのですから、子供たちにとっては全くお手上げでしょう。ムギワラトンボはシオカラトンボのメスだそうです。
トンボは一度止まるとしばらく動かないので撮影は楽です。

先週からのSr.ボスケの動向
06月28日(月):タヌキ除け竹柵補修/雨
06月29日(火):雨/カラス捕獲/タヌキ除け竹柵補修
06月30日(水):イチジク下草刈り/裏山樹木観察
07月01日(木):廃田草刈り/買物/ホタル撮影失敗
07月02日(金):廃田草刈り
07月03日(土):雨/ブログ更新
07月04日(日):林縁草刈り/HP更新

Sr.ボスケは柴犬が好き! 
小沢さんも柴犬が好きなようですね。
柴犬が好きな人に悪い人はいないと思うのです。
その柴犬の名前は“ももちゃん”だそうですね。
ますます好きにになりそうです。
「国民の生活が第一」