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2010年7月4日日曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.348 ver.1.5

半夏生(はんげしょう)
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2010.07.04 06:17撮影
中写真2010.07.04 09:49撮影
下写真2010.07.04 09:43撮影



動かないのにじっとり汗が滲み出るような蒸し暑い朝でしたが、久しぶりに低い雲が去って遠方の山々が見えるようになりました(上写真)。田んぼは稲が見違えるように太い株になって、一面が緑一色になりました(中写真)。この時期、土手の雑草は稲以上に成長が早く、刈っても刈っても伸びて来ます。こんな雑草が繁茂した、林縁に近い田んぼの側溝付近(下写真)では、ホタルが毎夜飛び交っています。飛び交うホタルの光跡を撮ろうと何度か撮影を試みてはいるのですが、3年前に偶然撮れて以来、未だにうまく撮れません。
一昨日7月2日は七十二候のひとつ半夏生(はんげしょう)でした。“半夏生”については次項でうんちくを披露しますが、何となく半分夏が来たような感じがします。本格的な暑い夏はすぐそこまで来ているようですね。

半夏生について
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2010.07.04 16:52撮影
下写真2010.07.04 16:47撮影


半夏生(はんげしょう)は、フリー百科事典Wikipediaによると、雑節の一つで、半夏(烏柄杓)という薬草が生えるころ、またはハンゲショウ(カタシログサ)という草の葉が名前の通り半分白くなって化粧しているようになるころ、と言われています。幸運にも自宅周りで半夏(はんげ)という薬草も半夏生(はんげしょう)という草も見ることができます。
それでは半夏(烏柄杓)という草をご存知ですか? 烏柄杓(カラスビシャク)をご存知ですか? カラスビシャクはサトイモ科ハンゲ属の多年草で、農道脇や畑周りに生える背丈20〜30cmの一見ひ弱な感じの雑草です。隣りの義父母宅の庭に生えていました(上写真)。半夏は漢方での呼び名で、球茎を吐き気止めなどの薬用にするそうです。
それでは半夏生(ハンゲショウ)という草をご存知ですか? ハンゲショウはドクダミ科ハンゲショウ属の多年草で、半夏生の頃に開花し葉が白くなるそうです。ちょうど自宅の庭で咲き始めました(下写真)。葉の表面が白いので「片白草」という別名もあり、「半化粧」と書く場合もあるそうです。余談ですが、猫が好むと言われている落葉つる性木本のマタタビも、花が咲く頃に一部の葉が白くなります。

同じ穴の狢(むじな)
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2010.05.26 07:25撮影
下写真2008.06.05 13:05撮影


タヌキはイヌ科、アナグマはイタチ科であるにもかかわらず、タヌキとアナグマは実によく似ています。それで昔は両者を狢(むじな)と呼んで特に区別しなかったそうです。実は5月下旬から裏山の菜園や自宅の庭を荒らすタヌキ(上写真)は、その後、再確認したところ、一昨年田んぼで見つけた獣(下写真)と同種のアナグマであることが判りました。タヌキの顔は丸く、アナグマの顔は逆三角形で濃淡の縦縞が顕著、よく見ると違いが判ります。アナグマはタヌキと同じ巣穴に棲むことがあるため、よく混同されるそうです。それで、“同じ穴の狢(むじな)”という諺があるようですね。
ところで、タヌキの肉は臭くて食べられないそうですが、アナグマの肉は美味しいそうです。「タヌキ汁」にして食べられるのはタヌキではなくてアナグマのようですね。

何の花?
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2010.06.30 16:09撮影
下写真2010.07.01 06:24撮影


これ(上写真)は何の花でしょうか? 実に奇妙な花ですが、一見、アザミの花に似ています。裏山のズボラ菜園脇で二年越しにやっと咲き始めたのです(下写真)。葉は長さ40〜50cmありそうです。茂り過ぎて菜園の邪魔になり始めたのですが、種が採れるようになるまで、もう少し自由にさせておくつもりです。花の名前は、縦窓日記(http://d.hatena.ne.jp/Bosque/20100701)で判ります。

“ツタンカーメンの豆”その8
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
2010.07.04 15:30撮影

ズボラ菜園に植えた“ツタンカーメンの豆”の成長著しく、紫色の莢(さや)は10~20個に増えました。“莢豆”としては食べ頃になりましたが、目的は“赤飯風豆ご飯”ですから、莢の中の豆が大きくなるまで待たなければなりません。それでも、うまくいけば、次号に“赤飯風豆ご飯”の写真が載せられるかも知れません。隣りのモロッコ豆はやっと白い花が咲き始めました。未だ莢は見られませんが、モロッコ豆も頑張っています。

「国民の生活が第一」vs「国民の負担が第一」
「国民の生活が第一」のスローガンの下、昨年9月に総選挙を戦い、政権を奪取した民主党のManifesto 2009は、今までの政党の“政権公約”には見られない、具体的で判りやすい素晴らしいマニフェストです。それに比べて、今度の菅直人代表のManifesto 2010は、国民にとって夢も希望も、やる気も感じられない、つまらないマニフェストです。Manifesto 2010はもともと不必要なもので、必要なのはManifesto 2009の中間評価に基づくManifesto 2009改訂版の提示です。
官僚が作った“つまらないマニフェスト”だから、誰もまじめに内容を議論しようとしないのです。それでいて、マニフェストでは曖昧にしておいて、野党自民党と共に消費税増税を主張する菅内閣は「国民の負担が第一」のあきれた内閣です。
来る7月11日の参院選で菅首相が示唆する勝敗ラインの54議席を民主党が超えれば当然ですが、たとえ下回ったとしても、自民党あるいは他の野党と連立を組んで、消費税増税を進めることは間違いなさそうです。
Manifesto 2009を掲げて戦う“民主党”には引き続き頑張って欲しいのですが「消費税増税」を認めるわけにはいきません。来る7月11日の参院選では、とりあえず「消費税増税反対」「国民の生活が第一」を主張する候補者に投票するつもりです。

ー今週の写真ー
ムギワラトンボ(麦藁蜻蛉)


撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2010.6.29 09:59
カメラ:オリンパス E-1+ZD70-300mmF4-5.6Zoom
撮影データ:ISO感度400 パターン測光 絞り優先露出(F6.3・1/500) 露出補正なし トリミングなし
ムギワラトンボは漢字で書くと「麦藁蜻蛉」ですが、ますます判らなくなりそうです。「麦藁」自体、60歳を超えた私の記憶にもほとんど残っていないのですから、子供たちにとっては全くお手上げでしょう。ムギワラトンボはシオカラトンボのメスだそうです。
トンボは一度止まるとしばらく動かないので撮影は楽です。

先週からのSr.ボスケの動向
06月28日(月):タヌキ除け竹柵補修/雨
06月29日(火):雨/カラス捕獲/タヌキ除け竹柵補修
06月30日(水):イチジク下草刈り/裏山樹木観察
07月01日(木):廃田草刈り/買物/ホタル撮影失敗
07月02日(金):廃田草刈り
07月03日(土):雨/ブログ更新
07月04日(日):林縁草刈り/HP更新

Sr.ボスケは柴犬が好き! 
小沢さんも柴犬が好きなようですね。
柴犬が好きな人に悪い人はいないと思うのです。
その柴犬の名前は“ももちゃん”だそうですね。
ますます好きにになりそうです。
「国民の生活が第一」

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