春分の日を過ぎて
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2013.03.21 15:21撮影
中写真2013.03.24 07:19撮影
下写真2013.03.24 08:20撮影
今年の春分の日は3月20日でした。当日は珍しく小雨でしたが、翌日からよく晴れて陽射しが無い日はありません。外仕事にもって来いの日が続いています。26日に予定されている田んぼ進入路舗装のための下準備は22日に完了しました(上写真)。春らしい天気のおかげで庭の草花や花木は次々と開花し始めました。あちこちでスイセンの花が賑やかです(中写真)。淡いピンク色のシデコブシの花も咲き始めました。濃いピンク色や紫色のアネモネの花も咲き出しました。ライラックの蕾も大きく膨らんでいます。いよいよ春本番です。それにしてもここ一ヶ月は例年に無く晴天日が多く、太陽光発電パネル設置以来、最高の売電量(331kWh/月)を記録しました。広島市のソメイヨシノは22日に開花したそうです。当地での開花も秒読み段階に入っています。
連日の晴天のおかげで、毎年ワラビが生えて来る栗林以外に周辺一帯のクマザサの刈り払いも順調です(下写真)。このような晴天が続けば、ワラビも例年より早く生え始めるのではないかと期待しています。林縁の竹林では柵の向こうでイノシシがタケノコを掘り始めたそうです。山菜シーズンが早くやって来そうです。
今朝の週間予報では27-28日の2日間の雨の予想が、今夕の予報では28日1日だけの雨に変わっていました。堤(つつみ、農業用水池)には水が今のところ満々と湛えられていますが、田植えまで残り40日、水不足にならない程度に晴天が続いて欲しいと願っている次第です。
新サクラ3種
上写真2013.03.24 08:13撮影
中写真2013.03.24 08:14撮影
下写真2013.03.23 08:03撮影
前号の“サクラ3種その後”でご紹介したソメイヨシノは広島市中心部では22日に開花し始め、東京では同じ日に満開を迎えたというのに、当地では未だに開花寸前の状態が続いています(上写真)。一方、早咲き品種のトウカイザクラは20日に開花し始め、昨日(24日)には五分咲きまで及んでいます(中写真)。きれいな桜ではあるのですが、やはりソメイヨシノに比べるとインパクトに欠けるような気がして、王者ソメイヨシノの開花を今や遅しと待ち望んでいるのです。暖地サクランボは予想以上に早くあっという間に最盛期を過ぎてしまいました。ということで、暖地サクランボは“サクラ3種”から外れ、代わって登場したのが「仙台しだれ桜」です。この冬にSra.ボスケ(ボスケ夫人)が枝を剪定して樹形を整えました。この時期、枝先に真っ赤な蕾が小規模な複総状花序を形成しています(下写真)。いつ頃咲き始めるのでしょうか、ソメイヨシノの開花後はこの花に注目が集まります。
ダンコウバイとアブラチャン
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2013.03.23 10:36撮影
下写真2011.03.23 10:38撮影
裏山に自生しているダンコウバイ(檀香梅、上写真)とアブラチャン(油瀝青、下写真)、和名は全く違っていますが、いずれもクスノキ科クロモジ属です。開花時に両者を識別するのはちょっと難しいのですが、よく見ると、花序の下に柄があるのがアブラチャンで、柄が無いのがダンコウバイです。花序を形作る小花の数が多く派手に見えるのがダンコウバイ、小花の数が少なく地味な感じに見えるのがアブラチャンとも言えそうです。樹形に付いても同様で、同じ株立ちでも太く派手に見えるのがダンコウバイ、ほっそりとして地味ながらも品があって自然樹形が美しいと言われているのがアブラチャンです。葉が展開すると間違うことは無さそうで、先割れスプーンのように浅く3つに裂ける葉が独特で、シルエットを見ただけで本種と判る(林将之著「葉で見わける樹木」参照)のがダンコウバイで、アブラチャンは一般には不分裂葉です。ところが、裏山にはアブラチャンの株の中に、3裂した葉が混じっていて混乱しているところです。
裏山シーズン開幕準備
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2013.03.24 08:17撮影
中写真2013.03.25 08:32撮影
下写真2013.03.25 08:52撮影
“裏山自然植物園”では現在アセビの白い花が満開状態です。先のダンコウバイとアブラチャンよりも圧倒的に数が多い、同属のクロモジも咲き始めました。ツツジ、ガマズミ、ウツギ、ナツハゼなどの開花には未だ間がありますが、樹木観察し易いように、下草のクマザサを刈り払っています。自宅敷地から裏山が見渡せるように邪魔になる一部の植林ヒノキを切り倒しました。数えて見ると20本を超えていました。早速、皮を剥いて、蔓性植物用支柱や休息用ベンチ、柵などに使いたいと思っています。
ー今週の写真ー
リョクガクバイ(緑萼梅)
撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2013.03.19 16:08撮影
カメラ:Canon IXY DIGITAL 110IS
撮影データ:ISO感度80 中央部重点平均測光 自動露出(F8・1/160) 露出補正マイナス0.7 トリミングなし
萼の色はふつう赤っぽいのに、この梅の萼の色はほとんど薄緑色で、その上さらに小枝まで薄緑色のため、遠くから見ると緑っぽい梅に見えます。萼が緑色の梅だから緑萼梅(リョクガクバイ)と呼ばれています。中国原産の梅で日中友好のシンボルになっているようです。萼が緑色の梅だからと、萼緑梅(ガクリョクバイ)と命名していれば、すなわち“学力倍”となる縁起の良い花木として受験者に持て囃されていたに違いありません。尽くも残念です。
先週のSr.ボスケの動向
03月18日(月):雨/ブログ更新
03月19日(火):田んぼ進入路舗装下準備作業
03月20日(水):猪柵周辺整備共同作業
03月21日(木):田んぼ進入路舗装下準備作業
03月22日(金):田んぼ進入路舗装下準備作業
03月23日(土):廃田クマザサ刈り
03月24日(日):裏山クマザサ刈り/ヒノキ倒伐