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2013年3月4日月曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.487 ver.1.4

弥生三月
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.03.04 11:47撮影
中写真2013.03.04 15:03撮影
下写真2013.03.04 17:23撮影


今朝の気温は氷点下3℃の寒い朝でした。これが真冬なら、そのうち雪が降っても良さそうな(良くはないですが)そんな寒さでしたが、前日も同様で、太陽が昇り始めると気温が徐々に上昇して暖かい一日になりました。それもそのはず、すでに“弥生三月”です。春です。そろそろ田植え準備の始まりです。荒起こし作業に先立ち、今日は田んぼの一部に残っている溜まり水を排出させるための溝切り作業を行いました(上写真)。
昼前に義父母宅の菜園脇のあちこちで早くもフキノトウを見つけました(中写真)。Sra.ボスケ(ボスケ夫人)は明日採取してフキ味噌を作るつもりのようです。
今日は日没まで一日中よく晴れました(下写真)。屋根上の太陽光パネルは18kWhを超える電力を獲得してくれ、浴室のバスタブは太陽熱温水器のお湯で満たされています。週間予報によると、これから一週間は晴天が続きそうです。晴天なら今週は義母から頼まれたジャガイモの植え付け準備作業を予定しています。

冠羽の見えないミヤマホオジロ
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
写真2013.03.02 09:44撮影
一昨日の朝、Sra.ボスケ(ボスケ夫人)が一風変わったホオジロを見つけました。つがいでやって来て地面で何やら啄んでいたのです。ミヤマホオジロに似ているものの冠羽が無いのです。眉の黄色いホオジロということで、鳥630図鑑で調べて、キマユホオジロという鳥に行き着きました。これが本当にキマユホオジロなら、「まれな旅鳥として渡来し、個体数は少ない。長崎県対馬や石川県舳倉島などの日本海側の島で記録されている。低木の林、林縁や農耕地で見られている」らしく、大発見になるかも知れないと、鳥平さんの「三重野生生物談話会画像掲示板」http://www.jpdo.net/cgi/sp110ppxap/joyful.cgiに数枚の写真をアップして問い合わせました。その結果は、残念ながら、キマユホオジロではなくミヤマホオジロということでした。その根拠は、鳥平さんによると「オスの顎の下が黄色で、さらにその下が黒色、キマユホオジロは、この黒色が無く、また、キマユホオジロは、耳の後ろに明らかな白斑があるのに、この個体にははっきりした白斑が見られない」ということでした。鳥平さんからは更に「ミヤマホオジロ、カシラダカは冠羽を寝かせてる場合があるので、要注意です」という追加コメントも頂きました。

桃の節句
上写真2013.03.04 14:49撮影
中写真2013.03.04 14:54撮影
下写真2013.03.03 13:40撮影
昨日(3月3日)は「ひな祭り」でした。孫娘にとっては生まれて2度目です。昨年の「ひな祭り」時には孫娘は未だ生後1ヶ月余で、喜んだのは回りの大人たちばかりでしたが、今回は違っていました。親子水入らずの「ひな祭り」で、送られて来た写真を見ると、孫娘は「花より団子」、ご馳走を前にして泣き叫ぶ孫娘、それから、おひな様の前で“雛あられ”を頬張る孫娘(上写真)でした。
「ひな祭り」は、すなわち「桃の節句」ですが、桃の花は未だ未だ見られませんね。孫娘の誕生を記念してわが家の庭に植えた花桃も、蕾がほころぶのは未だかなり先のようです(中写真)。棚田最上段の廃田に植えられている梅の古木、その蕾がやっとほころび始めたところです(下写真)。

種の多様性
写真2013.03.04 14:50撮影
写真2013.03.04 15:09撮影
写真2013.03.04 15:11撮影
写真2013.03.04 15:13撮影
写真2013.03.04 15:15撮影
裏山にはクスノキ科クロモジ属、すなわちクロモジの仲間が5種も自生しており、それぞれ特徴的な冬芽を見せています。写真は上から、ダンコウバイ、アブラチャン、カナクギノキ、ヤマコウバシ、そしてクロモジのいずれも冬芽です。これら5種が互いにごく近い場所に生えていることは、この地域が種の多様性豊かな環境にあることを示しているのです。




種の多様性はクロモジ属だけではありません。バラ科キイチゴ属では、クサイチゴ、クマイチゴ、ナガバモミジイチゴ、ナワシロイチゴ、ビロードイチゴ、ミヤマフユイチゴの6種、ブナ科コナラ属においても、アベマキ、アラカシ、クヌギ、コナラ、シラカシ、ナラガシワの6種がこの狭い“裏山”に自生しているのです。スイカズラ科ガマズミ属では、ガマズミ、コバノガマズミ、ミヤマガマズミ、ヤブデマリの4種、ツツジ科スノキ属では、ナツハゼ、アラゲナツハゼ、カンサイスノキ、アクシバの4種、ツツジ科ツツジ属では、コバノミツバツツジ、ヒメヤマツツジ、ヤマツツジ、レンゲツツジの4種、モチノキ科モチノキ属では、アオハダ、イヌウメモドキ、イヌツゲ、ソヨゴの4種、ウルシ科ウルシ属では、ツタウルシ、ヌルデ、ヤマウルシ、ヤマハゼの4種が自生しています。
原発事故による放射能汚染が環境に深刻な影響を及ぼしていますが、この地域の種の多様性豊かな環境を放射能汚染から守り、後世に残す努力を続けたいと思う今日この頃です。

ヤマハゼとヤマウルシ
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.03.04 12:17撮影
中写真2013.03.04 12:17撮影
下写真2013.03.04 12:18撮影


ヤマハゼとヤマウルシはいずれもウルシ科ウルシ属で、ヤマハゼは暖地を好む南方系、ヤマウルシは北方系と言われていますが、わが裏山では両種が共存しています(上写真)。上写真で手前がヤマハゼ、約2m離れて向こうに見えるのがヤマウルシです(わが“裏山自然植物園”ではかぶれの危険性がある樹木のラベルには赤色を塗って注意を促しています)。両種は見かけがよく似ていて識別に難儀しますが、このように両種が近接していればその違いがよく判ります。この時期は冬芽の比較が出来ます。中写真がヤマハゼ、下写真がヤマウルシです。こうして見るとその違いは一目瞭然ですね。

ー今週の写真ー
ソシンロウバイ(素心蝋梅)
撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2013.03.04 12:11撮影
カメラ:Canon IXY DIGITAL 110IS
撮影データ:ISO感度80 中央部重点平均測光 自動露出(F8・1/320) 露出補正なし トリミングなし
数日前に開花したソシンロウバイです。花弁が透明感のある黄白色、清楚な感じの可愛い花です。ロウバイの花は三重になっている内側の花だけが暗紫色なのに対して、ソシンロウバイは内側の花も外側と同じ色、すなわち単色なのです。どう見てもソシンロウバイの方が美しく見えるのですが、我が家のソシンロウバイは何しろ花数が極端に少ないのでやや地味過ぎます。

先週のSr.ボスケの動向
0225日(月):自治会常会/ブログ更新
0226日(火):玄関前レンガ布設作業
0227日(水):買物/玄関前レンガ布設作業
0228日(木):薪材集め/薪作り
0301日(金):生産区打ち合せ
0302日(土):庭整備作業
0303日(日):田んぼ水抜き作業/サルナシ棚作り

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