よく晴れます
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2013.03.06 07:18撮影
中写真2013.03.09 07:33撮影
下写真2013.03.11 16:26撮影
5日の朝には前夜降った湿った雪でうっすらと雪化粧していましたが、よく晴れて暖かい一日になりました。この日は二十四節気の一つで「冬眠していた虫が穴から出て来る頃」の意の“啓蟄(けいちつ)”でした。虫もこの雪にちょっぴり驚いたかも知れません。翌日の6日もよく晴れましたが、黄砂の影響でしょうか西の空は霞がかかっていました(上写真)。さらに翌日も、その翌日も、その翌日(9日)もよく晴れました。西の空は相変わらず黄砂で霞んでいました(中写真)。地球規模で毎年発生し、空中を移動する砂塵の飛来ですから、これは自然現象です。止むを得ないはずですが、むしろ、PM2.5と絡めて中国を非難する風潮を問題にすべきだろうと思います。昨日(10日)は午前中雨の予報にもかかわらずお湿り程度で終わり、夕方には陽射しさえありました。このところ本当によく晴れていろいろと助かっています。荒起こし作業を待っていた田んぼもほとんど乾いたようです。今日もよく晴れました。連日の晴天で桜(ソメイヨシノ)の蕾も膨らんだように見えます。ウェザーマップの「さくら開花予想2013」によると広島地方の桜の開花は3/25-31になりそうです。
和洋の采振木(ザイフリボク)
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2013.03.11 16:48撮影
下写真2013.03.11 16:58撮影
裏山には数本のザイフリボクが自生しています。この時期、赤い冬芽の芽鱗が開いて白い毛が現れ始めています(上写真)。5月頃、枝先に白い花をつけます。白い細長い5枚の花弁が“采配”に似ているので「采振木」と名付けられたそうで、10月頃に濃紫色の球形果実を付けます。他方、わが家には、これと極めてよく似た庭木で、「ジューンベリー」という商品名で売られている果樹があります。この時期の赤い冬芽も先のザイフリボクにそっくりです(下写真)。もちろん白い花も非常によく似ています。それもそのはず、和名はセイヨウザイフリボク(西洋采振木)です。在来のザイフリボクと違って、その名の通り6月に、しかも濃赤色の球形果実を多数付けます。完熟した果実はほんのり甘い上品な味で美味です。それでは在来のザイフリボクはどんな味? 残念ながら、果実は高所に、しかも疎らに生るため、採取が難しく、試食のタイミングをいつも逃して、野鳥に取られてしまい、未だにその味を知らないのです。同じ理由からでしょうか(笑)、山渓ハンディ図鑑「樹に咲く花」離弁花1にも食用の有無の記載がありません。
梅桃桜
上写真2013.03.11 14:48撮影
中写真2013.03.04 16:56撮影
下写真2013.03.03 17:12撮影
開花時期について、梅は2月、桃は3月、桜は4月というイメージが、私、ボスケにはあります。ところが標高400mを超える当地では、開花時期が下界とはやや異なり、例年、梅が3月、桃が桜と共に4月に咲くのです。さて、今年の開花はどうでしょうか? 棚田最上段の廃田にある古木の梅の木は、今日見た所、蕾が大きく膨らんで、今週末には開花しそうに見えました(上写真)。さて、次に桃の花はどうでしょうか? 3月3日の桃の節句には間に合わなかった孫娘誕生記念樹の花桃ですが、枝先に薄緑色の葉芽が見え、蕾も膨らんで赤いものが見え始めていました(中写真)。梅の木と同じ棚田最上段にある桜(ソメイヨシノ)の古木は、膨らんでは見えても蕾は固そうで、開花は未だ先のように見えましたが、同じ桜でも、数年前に舗装林道脇に移植した、早咲きのトウカイザクラの蕾は大き膨らんで張り裂けそうに見えていました(下写真)。数日後には開花するような、そんな予感がします。
季節外れか?クリスマスローズ
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
上写真2013.03.10 07:23撮影
下写真2013.03.11 17:00撮影
玄関前の軒下の一角に以前から数種類のクリスマスローズが植えられていました。冬でも緑色の大きな葉を広げているので殺風景な冬の庭を何とか庭らしく保ってくれるというのが第一の理由で植えられたのです。園芸店ではしばしば珍しい種類のクリスマスローズがポット苗で売られており、かなり高い値札が付いています。わが家のものは残念ながらそんな高価なものは無さそうですが、この一角が気に入ったのか、こぼれた種が発芽して多数の実生株に育っていました。この度、玄関前の庭の再構築を行った際、その実生株の多さにあらためて驚きました。発芽して花が咲くまでに3年以上かかるそうで、今年はその3年目ということか、多数の株に花が付いています。実生ですから親株と同じ花が咲くとは限らないということで、それぞれの花の特徴を見るのも面白そうです。
わが家のクリスマスローズは春のこの時期に一斉に開花しているのに、なぜ“クリスマスローズ”と呼ばれるのか不思議でしたが、本場のイギリスでクリスマスローズの原種「ヘレボレス・ニゲル」は確かにクリスマスの時期に咲くそうですから、“季節外れ”という訳では無さそうです。
ー今週の写真ー
杉の雄花
撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2013.03.07 06:56撮影
カメラ:オリンパス E-1+ZD14-45mmF3.5-5.6Zoom
撮影データ:ISO感度400 パターン測光 絞り優先露出(F5.6・1/30) 露出補正マイナス0.7 トリミングなし
自宅向かいの舗装林道脇に植えられている一本杉がどういう訳か今年、花粉を活発にまき散らしています。風が吹くと煙のようにモクモクと沸き上がります。かつて「花粉源から直接飛来する花粉は“花粉症”を発症させない」という説があったような無かったような、そんな説を固く信じていたのですが、この説が脆くも崩れ去りました。この一週間、さらさら鼻水と眼のかゆみに悩まされている私、ボスケの花粉症の原因はこの一本杉の花粉、これ以外には考えられないのです。
先週のSr.ボスケの動向
03月06日(水):啓蟄 (けいちつ)
03月07日(木):共同作業
03月08日(金):ウグイス初鳴/実兄来宅
03月10日(日):娘夫婦来宅
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