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2013年4月29日月曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.495 ver.1.1


田植え間近
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.04.28 07:08撮影
中写真2013.04.29 15:39撮影
下写真2013.04.29 15:40撮影


わが家にも鯉のぼりが上がりました(上写真)。わが家で産後を過ごしている長女と第一子コータローのためにイクメン“おとうちゃん”が買って来たものです。コータローはボスケ夫婦にとっては外孫ですが、わが家滞在期間中に端午の節句(こどもの日)を迎えることになるため、その鯉のぼりをわが家の庭に立てたのです。青空を背景に鯉のぼり、庭が明るくなりました。
農道脇の廃田では多数の黄色く輝くキンポウゲの花が風に揺れています(中写真)。いつも田植え間近なこの季節に咲く花です。この花が咲くと“田植え間近”を感じます。5月5日の田植えを前に、義父母宅の4枚の田んぼの本代かきが昨日終わり、水が湛えられた田んぼは鏡面のように光っています(下写真)。以前に予想されていた明日の雨は未明に降る雨のお湿り程度で終わりそうですが、4枚の田んぼ全てに水を張っても堤(つつみ、農業用水池)は依然として満水状態にあるので、田植えに必要な水の心配は無いようです。

雑草と呼ばせたくない
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.04.29 15:42撮影
中写真2013.04.29 15:43撮影
下写真2013.04.29 15:44撮影


棚田最上段の廃田には、草刈機で刈り払われる“雑草”の範疇には入れたくない“野草”の群生が見られます。最初に、ムラサキサギゴケの群生です(上写真)。ランナーを出して四方八方に広がるため容易に群生状態になるようです。かつて、自宅から車で約30分の県道脇で廃田全体を被うように繁茂するムラサキサギゴケの群生を見たことがあります。グランドカバープランツとして植付けられたかのような見事な群生でした。次に、別名ニョイスミレ(如意菫)とも呼ばれるツボスミレ(坪菫)です(中写真)。繁殖力旺盛であちこちに群生します。花の一つ一つはかわいいものの、地味な群生です。最後に、言わずと知れたレンゲです(下写真)。豆科の植物は、大気中の窒素を直接吸収して根粒に蓄えるので、窒素肥料の代わりになることから、豆科のレンゲを田んぼで栽培し、それを土中に鋤き込んで窒素肥料として使ったそうですが、この廃田のレンゲはその名残です。出来ることなら、耕作中の田んぼにレンゲを再び戻したいものです。

どちらも心地良いようで
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.04.24 07:39撮影
下写真2013.04.26 20:48撮影

またまた、黒柴鈴ちゃん(満2歳半)です。ケージの中に毛布を折り畳んで弾力を持たせてあります。鈴ちゃんの寝床に対しては試行錯誤でいろいろ試された結果、最終的にこの厚く敷かれた毛布が気に入っているようです。それは鈴ちゃんの満足そうな顔を見れば判ります(上写真)。にもかかわらず、ケージの隣りに置かれて毛布が被いかけられた“安楽椅子”、これは人間様用のはずですが、いつの間にか、鈴ちゃんが気持ち良さそうに眠るようになりました。勝手に自分で載ったのですが、この椅子から自力で降りることが出来ないのです。降りる時は鳴いて介助を求めます。情けない黒柴鈴ちゃんです。

ー今週の写真ー
ウワミズザクラ(上溝桜)
撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2013.04.29 15:53撮影
カメラ:Canon IXY DIGITAL 110IS
撮影データ:ISO感度80 中央部重点平均測光 自動露出(F2.8・1/320) 露出補正マイナス0.3 トリミングなし
裏山で、ヤマザクラが終わり、カスミザクラが見頃を過ぎた今、咲き始めたのが、このウワミズザクラです。ブラシのような総状花序が特徴です。これがサクラ? いえいえ、サクラではありません。ウワミズザクラです。

先週のSr.ボスケの動向
0422日(月):ヤマウド発芽/ブログ更新
0423日(火):筍掘り
0424日(水):雨/筍掘り
0425日(木):草刈り/筍掘り/自治会常会
0426日(金):孫検診送迎
0427日(土):筍掘り/兄姉来宅/田んぼ施肥
0428日(日):田んぼ法面草刈り/本代かき

2013年4月22日月曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.494 ver.1.1


鯉のぼりの季節
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.04.22 15:00撮影
中写真2013.04.22 15:19撮影
下写真2013.04.22 15:26撮影


晴れた日の裏山は萌えるような木々の葉から発せられる心地良い香りが漂っています。見頃を迎えたコバノミツバツツジのピンク色が裏山を明るくしてくれます(上写真)。栗林の一角ではヤマウドが芽を出し始めたので、それぞれの株をビニール袋で巻き、中に籾殻を充填ししました(中写真)。高さ40~50cmあるでしょうか、籾殻の中からヤマウドの芽が再度顔を出して来たら、ヤマウドの収穫です。白く柔らかいヤマウドは美味です。義父母宅の菜園法面のシバザクラが満開です。水が張られた田んぼは鏡面のようです。よく見ると、下方の田んぼ脇にいつの間にか鯉のぼりが立てられています(下写真)。もうすぐ端午の節句(こどもの日)ですね。義父母宅の田植えはこの日に予定されています。
週間予報によると、明後日は雨、その後は暖かい晴天が続くようです。明後日の雨は田植えにとっては重要な雨です。しっかり降って田んぼや堤に満々と水を湛えて欲しいものです。

桜シーズンの最後を飾る
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.04.22 14:54撮影
下写真2013.04.22 14:39撮影


裏山のカスミザクラが今朝開花し始めました。当地の桜シーズンの最後を飾るカスミザクラです。枯れ木に花が咲いたように葉の展開より先に白い花が咲くのです(上写真)。けっして派手な桜ではありませんが、風情のある桜です。堤(つつみ)脇の廃田石垣では、八重でややピンク色がかった桜も開花し始めました。ちょっと珍しいヤエノカスミザクラです。こちらの桜は花とほぼ同時期に葉も展開を始めています(中写真)。一方、ソメイヨシノが見頃を過ぎた頃に咲き始めたヤマザクラは今では花も散り葉桜になってしまっています(下写真)。

コバノミツバツツジの次は
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.04.22 14:37撮影
中写真2013.04.18 13:35撮影
下写真2013.04.22 14:44撮影


裏山は今コバノミツバツツジが見頃です。裏山の随所に見られるコバノミツバツツジの株は今まさに満開のものから未だ堅い蕾のままのものまで様々です(中写真)。全体としては裏山のコバノミツバツツジの花期はかなり長く、しばらく楽しめそうです。このコバノミツバツツジに勝るとも劣らないほど派手なのがレンゲツツジですが、残念ながら、わが裏山を隈無く探しても入口付近の山路脇に1株しか自生していないのです(中写真)。大きな花芽の芽鱗がひび割れして中の蕾が飛び出て来そうです。もう一種、忘れてはならないのがヒメヤマツツジです。小振りなツツジですが、枝先の蕾の周りの4枚の小さな葉が開花を待っているように見えます(下写真)。裏山ではそれらしきものは見つけましたが、ヤマツツジの確証が未だ得られていないのです。

ガマズミ3種
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.04.22 14:51撮影
中写真2013.04.22 15:00撮影
下写真2013.04.22 15:09撮影



裏山にはガマズミと名のつくものが3種あります。最初にコバノガマズミです(上写真)。その名の通り葉が小さく、葉の表面に細かい毛が密生しており、短い葉柄にふつう線形の托葉がついています。この時期、小さな花序の蕾が見られます。次にミヤマガマズミです(中写真)。コバノガマズミよりも大きな花序と大きな葉で、その葉の表面には毛が無く艶があります。この時期、葉の側脈が極端に凹んでいて縦皺のように見えます。最後に本家のガマズミです(下写真)。大きな葉で、その表面には毛が密生しています。この時期、葉の縁が裏側に反り返っています。他の2種のように花序の蕾が見えないのは、花期が多少遅いのかも知れません。

祈ツバメの営巣
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
写真2013.04.22 18:00撮影
ここ数日、わが家の玄関とガレージにツバメが出入りし、しばしば止まってジュビジュビさえずっています。玄関では、かつて営巣し、ヒナが巣立って行ったこともありました。その後、ヘビに巣を荒らされてヒナが呑み込まれてしまったという不幸があったため、翌年には残っていた巣を撤去してしまったのですが、それ以来、営巣はしなくなりました。それでも、ツバメが来ないのは淋しいということで、スチール製のガレージに木製の棚と止まり木を取り付けました。ところがやって来るツバメは、木製棚には見向きもせず、梁の下に張られた鉄筋に泥を塗り付けて巣作りを試みましたが、結局、営巣には至っていないのです。今回やって来たツバメは最初から木製棚と止まり木を使っているので営巣の可能性大です。ただし、木製棚の一角には昨年夏に作られたスズメバチの巣が残っています。中にスズメバチがいる様子はありませんが、落としておいた方が良いのか思案中です。

ー今週の写真ー
モクレンに止まった昆虫
撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2013.04.18 13:23撮影
カメラ:オリンパス E-1+ZD40-150mmF3.5-4.5Zoom
撮影データ:ISO感度200 パターン測光 絞り優先露出(F6.3・1/2000) 露出補正なし トリミングなし
数年前にバーゲンで購入したモクレンです。かつて一世を風靡し多くの家の庭に植えられていたモクレンですが、今ではハクモクレンにお株を奪われ探すのに一苦労します。それどころか、モクレンの本家にもかかわらず「紫モクレン」などと言わなければ通じなくなってしまった昨今です。それはともかく、この画像は酷いですよね。どうして盛りを過ぎて枯れかかった花を載せるのでしょうか? それは今週の写真のテーマはモクレンではなく、モクレンに止まっている昆虫だからです。昆虫に全く疎いボスケですが、小さなカミキリムシのように見えます。この虫の羽の色がモクレンの花の色に非常に良く似ていると言う理由で撮ったのです。偶然の一致でしょうか? それとも、保護色でしょうか?

先週のSr.ボスケの動向
0415日(月):筍掘り/ブログ更新
0416日(火):田んぼ畦切り作業
0417日(水):裏山下草刈り
0418日(木):集落協定役員会
0419日(金):筍掘り/裏山下草刈り
0420日(土):筍掘り/雨
0421日(日):筍掘り/来客

2013年4月15日月曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.493 ver.1.2


春の終わり
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.04.11 07:09撮影
中写真2013.04.14 12:13撮影
下写真2013.04.15 15:58撮影


例年よりも早い桜の開花に気を良くしていたのも束の間、先週木曜日(11日)には早朝にみぞれ雪が降る寒さでした(上写真)。さらに土曜日の朝には霜が降り氷が張るほどの寒さで、気温は氷点下1℃でした。先週末も同様の異常な天気でしたから、春の終わりには時としてこんな異変もあるようですね。昨日は一転して穏やかな春の陽気になり、予定していた田んぼの荒代かきが終わりました(中写真)。棚田最上段の廃田でせっかく出掛かったワラビが朝の氷点下の寒さで萎れてしまった様子がよく判ります(下写真)。先週出始めたタケノコを掘り出して見ると、寒さで成長が遅いためでしょうか、短円錐のものが多く見られました。
週間予報によると、明日からしばらくの間、暖かい晴天の日が続きそうです。そうなると、農道沿いや田んぼの畦や法面で雑草が繁茂し始めます。そろそろ草刈り作業が日課になりそうです。

裏山
上写真2013.04.15 15:42撮影
下写真2013.04.15 15:46撮影

裏山のあちこちに自生しているコバノミツバツツジが次々に開花し始めました。裏山がピンク色に染まるほどに繁茂させようと、小株であっても回りのクマザサを手刈りして日を当てるように気を配っています。未だ葉が展開し始めたばかりのナツハゼや芽吹き始めたばかりのアラゲナツハゼについては、コンポート(砂糖煮)の材料になる秋の果実を期待して、回りのクマザサを刈り払って大事に育てています。触ると被れるので注意が必要なヤマウルシやヤマハゼにさえも可能な限り名札を付けて保護しています。それが裏山を“裏山自然植物園”を呼んでいる所以です。
「クマザサは保護の対象にしないのか」と聞かれたら「裏山で保護の対象にしているのは樹木だけです」と応えるつもりでしたが、山渓ハンディ図鑑「樹に咲く花」には、何と「クマザサ」がイネ科ササ属クマザサとしてしっかり入っているではありませんか。それで、ついでに、その図鑑で「クマザサ」について調べて見ました。クマザサが「熊笹」でなく「隈笹」であることはすでに知っていましたが、その分布について「京都府に自生地があるといわれるが、原産地は不明。全国で栽培され、逸出して野生状態のものもある。」そうで、この裏山のクマザサは栽培されていたものが逸出してこの地にやって来て繁茂しているということになります。クマザサさえ無ければ、この裏山は、コバノミツバツツジやナツハゼ、アラゲナツハゼのような落葉低木の天下になっていたでしょうね。

プレジデント&コータロー
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.04.09 07:14撮影
下写真2013.04.14 23:46撮影

この4月7日に長女が出産したコータローの誕生記念樹を何にするか、いろいろ迷った挙げ句、園芸店でたまたま見つけたプルーン(バラ科サクラ属スモモ亜属セイヨウスモモ)の苗木を記念樹に決め、早速、東側の庭に高植えして植付けました(上写真)。その理由は甚だ簡単、その品種名「プレジデント」が気に入ったからです。「アメリカ生まれのプルーン、プルーンの最後を飾る大玉種で、まさにプルーンの王様の品格、90~100gと大玉、青紫色、糖度は16%程度、酸味はやや強く、濃厚な味わい、酸っぱいのが好きな人に人気がある、果肉は黄色で肉質はやや固め、かぶりつきたい方にオススメ、収穫期:9月下旬~10初旬」だそうです。ところが困ったことに、このプレジデントは他家受粉のため別に受粉樹が必要なので、いつか、シュガープルーン、ローブドウサージェン、スタンレイなどの品種の苗木を傍に植えてやらねばなりません。
ところで、件のコータローは? 先週末(12日)夕方、わが家にやって来て、24時間“プレジデント”同様の手厚い扱いを受けています(下写真)。おかげで、これまでそれなりの扱いを受けていた二柴は、出番が全く無く、黒柴鈴ちゃんは扉が開いているにもかかわらずケージ内で“ふて寝”、赤柴モモちゃんは寝室の所定の場所で早々と眠ってしまいました。

タケノコ保存
上写真2013.04.15 16:08撮影
中写真2013.04.15 08:34撮影
下写真2013.04.12 07:45撮影



4月8日に今シーズン初のタケノコを掘り出してから、このところ2日おきにタケノコを掘っています。地表に出ているのは芽だけ(上写真)、こんなタケノコを丸ごと傷つけずに掘り出すにはちょっとした技術を要します。当地に来て早や7年過ぎ、毎年欠かさず掘っていると腕も上がって来ます。タケノコは地下茎から真っ直ぐ上に成長している訳ではなく、どちらかの方向に曲がって成長し、地表に出る前に上を向くのです。地表に出ている芽の周りを手掘りして曲がり方向を読み取り、鍬を入れるのです。読みが外れるとタケノコを傷つけ破損させてしまうのです。その結果は皮を剥かれて鍋に入ったものを見れば一目瞭然です(中写真)。厚着して大きく見えるタケノコも皮を剥くとずいぶん小さくなるものです。皮にはタケノコを柔らかくする成分が入っているので皮付きのまま茹でるのがポイントであるとレシピには書かれていますが、多くのタケノコを1回で茹でるには厚着の皮はやはり邪魔になります。「こんなに大量のタケノコを一気に茹でてどうするの?」と問われそうですが、真空パックすれば余裕で1年は保存出来るそうですから、真空パック器を入手した今年は大丈夫です(下写真)。調べて見ると、真空パックでなくても、砂糖を充分まぶしてジッパー付きビニール袋に入れて冷凍すれば長期保存が可能だそうです。

ー今週の写真ー
オオチョウジガマズミ(大丁子莢迷)
撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2013.04.15 07:25撮影
カメラ:オリンパス E-1+ZD40-150mmF3.5-4.5Zoom
撮影データ:ISO感度100 パターン測光 絞り優先露出(F6.3・1/400) 露出補正マイナス0.3 トリミングなし
昨年5月に近くのグリーンセンターで購入し、庭の一角に植付けたオオチョウジガマズミが、期待通りの赤い蕾をつけ、今朝見たらその一つが開花していました。朝鮮半島の南部と長崎県対馬にしか自生しないというこの木、未だ行ったことの無い朝鮮ですが、この画像の色彩イメージはまさに私の中の“朝鮮”のイメージです。

先週のSr.ボスケの動向
0408日(月):筍掘り/田んぼ畦草刈り/ブログ更新
0409日(火):タイヤ交換/田んぼ畦切り
0410日(水):砂場用穴掘り
0411日(木):みぞれ雪/筍掘り
0412日(金):コータロー家族来宅
0413日(土):田んぼ畦切り作業/裏山来客
0414日(日):代かき・畦草刈り/筍掘り

2013年4月8日月曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.492 ver.1.5


“清明 (せいめい)”
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.04.07 07:40撮影
中写真2013.04.08 16:40撮影
下写真2013.04.08 16:51撮影


こよみのページによると4月5日頃が二十四節気の一つ“清明”で、「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれる也(暦便覧)」、すなわち、“清明”とは「清浄明潔」の略で、空は晴れ渡り、百花が咲き競う季節になりました。わが家の庭では、クリスマスローズの他に各種スイセンが花盛りです。赤やピンクや青いアネモネも咲いています。オダマキやスズランもそのうち咲きそうです。
昨日は天候の変化の激しい一日でした。時おり吹く風は冷たく、晴れていながら小雨が降る、表現しようの無い異常な天気でした。この朝、広島市南区に住む長女が出産のため病院に入ったという連絡を受けた後、小雨降る中、黒柴鈴ちゃんの散歩に出かけ、西の空に虹を見ました(上写真)。今日はよく晴れました。前日の雨で散ってしまうかに見えたソメイヨシノは、時おり吹く風で花びらが舞い始めたものの、満開状態を維持して眼を楽しませてくれました(中写真)。田んぼには水が入り始め、これを待っていたかのようにカエルの鳴き声が聞こえて来ました(下写真)。裏山では木々が一斉に芽吹き始めました。いつの間にかヤマザクラがすでに見頃になっています。コバノミツバツツジが咲き始めました。ザイフリボクも、コバノガマズミも、ミヤマガマズミも、蕾が膨らんで来ました。
週間予報によると、曇天は明日だけ、その後は晴れマークが連続し、気温も高めに推移しそうです。いよいよ百花繚乱の季節到来です。

山菜の季節
上写真2013.04.08 16:45撮影
下写真2013.04.08 16:52撮影


先日遅ればせながら草を刈った棚田最上段の廃田に、この朝、期待通りワラビが生え始めました。未だ長さ10cm足らずで採るには早過ぎるので撮影だけに止めました(上写真)。晴れていながら雨が降る異常な天気だった7日の午後に、今シーズン初めてタケノコを掘りました(下写真)。比較的大きなものが4~5本と小さなものがこれも4~5本ありました。早速、近所2軒に配り、わが家では夕食にタケノコご飯にして、義父母にも食べてもらいました。山菜と言えば、タラの芽も気になります。以前に比べてその数は減少したものの、自宅裏手にはタラノキがあちこちに生えており、次の雨で食べ頃になりそうです。タラの芽はやはり天ぷらが一番です。栗林の一角ではヤマウドが生えて来ます。未だその兆候は見られませんが、地面から頭をもたげて来たら、肥料袋で囲い籾殻を満たして陽光を遮ります。そうすれば、柔らかいヤマウドを作ることが出来ます。柔らかいヤマウドのきんぴらも美味ですよ。

孫ふたり
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.04.07 12:34撮影
下写真2013.04.05 18:43撮影
昨年嫁いで広島市南区に住む長女が昨日(4月7日)出産しました。生まれた赤ちゃんは体重2,896gの元気な男の子でした。早朝に産気づき、予め予約していた近くの産婦人科で、午前10時前に無事出産した長女は6日間の入院後、赤ちゃん(コータロー)と共に、約1ヶ月間、わが家で過ごすことになっています。
昨年1月24日には長男夫婦に初めての子が誕生しています。体重2,870gの女の子でした。名前はサキちゃんです。母乳だけで育ち、この日で満1歳と2ヶ月余になりました。先週金曜日(5日)から3日間、母親と一緒にわが家に滞在しました。“四つ足”で這って赤柴モモちゃんを追いかけ廻していました。時には黒柴鈴ちゃんのケージの中に入ろうとすることもありました。今、伝い歩き中で、近いうち“二足歩行”が出来るのではないかと思っています。それよりも、この子にはもっと重大な“断乳”の試練が待っています。6月に断行される予定です。がんばれ サキちゃん!


ー今週の写真ー
ヤマザクラ(山桜)
撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2013.04.08 08:18撮影
カメラ:オリンパス E-1+ZD40-150mmF3.5-4.5Zoom
撮影データ:ISO感度100 パターン測光 絞り優先露出(F6.3・1/160) 露出補正マイナス0.3 トリミングなし
ソメイヨシノが未だ満開状態だというのに、裏山の山桜がいつの間にか見頃を迎えていました。ソメイヨシノと同様に昨年よりも2週間ばかり早いようです。それにしても山桜の花は趣があっていいですね。山中に孤立して咲き、群生することが無いが故に、人々の“花見”の対象にはなり得ませんが、もしかしたら、ソメイヨシノよりも好まれるのではないでしょうかね。

先週のSr.ボスケの動向
0401日(月):ジャガイモを植付け/ブログ更新
0402日(火):雨
0403日(水):裏山下草刈り
0404日(木):田んぼ畦の草刈り
0405日(金):サキちゃん母子来宅
0406日(土):雨
0407日(日):コータロー君誕生/サキちゃん母子帰宅

2013年4月1日月曜日

ボスケの週刊田舎暮らしニュースNo.491 ver.1.3


“三月は去る”
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.04.01 07:10撮影
中写真2013.04.01 09:45撮影
下写真2013.04.01 15:05撮影


4月に入ったというのに今朝はずいぶん冷え込みました。霜が降りて屋根瓦が白く見えます。手水鉢の水が凍っていました。この寒さを予想していたので前夜から薪ストーブを焚いていました。縦窓から見える義父母宅のソメイヨシノは未だ三分咲き程度です(上写真)。電線にスズメが止まっているのを珍しく思って見ていたら、ツバメがやって来ました。メスを追ってオスがやって来ました。やっとペアが出来たようです(中写真)。近いうちに巣作りを始めるでしょうが、棚を作って準備しているわが家のガレージに今年こそ居着いて欲しいものです。雨の前に植えたいと義父母に頼まれて昼前からボスケ夫婦はジャガイモの植付けを始めました。ほくほく男爵芋としっとりメークイン、合計約250個の植付けを終えたのは夕方5時近くでした。予報によると明日の雨は午後からのようです。自宅裏手の枯れ沢に丸木橋を掛けたいと今朝ヒノキの立木を1本切り倒し長さ2mの丸太を4本揃え、皮むきを終えたところでした。明日雨が降り出す前の午前中に橋掛け作業をやりたいと思っています。今週末には孫娘がやって来ます。あいにくまた雨の予報が出ていますが、降れば田んぼの水張り準備になるでしょう。

アレロパシー(他感作用)
上写真2013.03.30 12:22撮影
下写真2013.03.30 12:40撮影

ヨモギ摘み楽しみにしている姉夫婦が先週金曜日にやって来ました。例年なら自宅裏手の栗林か竹林脇で、繁茂する場所を探して摘むところですが、今年は何と! 土手の全面がヨモギで被われているところを見つけました。4人でほんの30分足らずの短時間で摘んで、中ぐらいの段ボール箱2個分、重量で約1kgを収穫しました。ヨモギだけがこんなに全面を被っているような場所は珍しいのではないかと思ったのですが、広島工業大学のHPの「学園草花シリーズ」中に下記のような記事がありました。
ヨモギは、種子でも繁殖しますが、通常は、地中で地下茎を伸ばして繁茂します。セイタカアワダチソウと同様に、地下茎などから他の植物の発芽を抑制する物質を分泌します。これをアレロパシー(他感作用)といいます。
また一つ偉くなりました(笑)

春の花
広島市安佐北区安佐町鈴張プチ高原
上写真2013.04.01 13:42撮影
中写真2013.04.01 13:42撮影
下写真2013.04.01 15:08撮影


3月~5月が春だとすれば、4月はまさに“春たけなわ”ということで、タイトルの「春の花」で間違いは無い筈ですが、正月からすでに“新春”とか“初春”とか“迎春”とか、さんざん“春”を使ったので、今日のような汗ばむ陽気の下では「春の花」よりも「初夏の花」が相応しいように思えます。
前置きはさておき、本日4月1日に撮った野草(山野草?)から厳選した3種をご紹介します。最初は中部地方以西の日当りの良い場所に生えるフウロケマンです(上写真)。毎年決まって義父母宅の石垣の隙間に生えて来ますが、今年は桜や梅などと同様に例年より2週間程度早いように思います。続いて、対生する葉を蓮座に見立てたホトケノザです(中写真)。花がよく似ていて名前を混同することもあるヒメオドリコソウと共に、しばしば群生することもあって珍しくもない“雑草”ですが、絵になる“野草”でもあります。最後に、西日本を代表する紅紫色の美しいスミレ、シハイスミレです(下写真)。裏山や田んぼ北側の林縁で、いずれも日当りの良い山路脇に生えています。山渓ハンディ図鑑6「日本のスミレ」によると「・・・・・。栽培家の話によると、野山にはたくさんあるのに、栽培するのは至難の部類に入るそうだ。スミレの中では人間嫌いの仲間だろう。・・・」と記述されています。確かに、こんなに美しいのに園芸店で売られているのを見たことがありません。

転入大歓迎
広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
写真2013.03.31 15:33撮影
昨日午後、本当は何となく予想していましたが、思わぬ来客がありました。広島市に単身赴任中だったご主人(まっしゅさん)から先々月14日に姉妹ブログの「縦窓日記」にコメントをいただき、当地鈴張地区への引っ越しを考えておられることを知ったのが縁でご主人と親しくなりました。先月の27日に奥様とふたりのお子さん(小学2年生と幼稚園児)が住み慣れた神奈川県伊勢原市を離れ、ご主人に合流して田舎暮らしを始められました。お住まいはわが家の裏山(海見山)の裏手(実際は向こうが表です)にあり、ここから道なりに5-6kmの近距離です。詳細はご主人(まっしゅさん)のブログRun-Ho!で判ります。
それはともかく、ボスケ夫婦はこのご家族がこの地でどんな田舎暮らしを始められるか興味津々なのです。実は約30年前に当時住んでいた東京から兵庫県の山奥に引っ越して、ボスケ一家(長男3年生・長女1年生)は、結果的には半年間の短期間に終わりましたが、過去にも“田舎暮らし”を経験したことがあるのです。その意味で、ボスケ一家の30年前を見るようで他人事ではない親しみを感じているのです。
いずれにしても、過疎化の中にあって若いご家族がこの鈴張地区に転入されたことは嬉しい限りで大歓迎です。おふたりのお子さんが自然の中で元気に成長されることを願っております。

ー今週の写真ー
ツノハシバミ(角榛)
撮影場所:広島市安佐北区安佐町“鈴張プチ高原”
撮影日時:2013.03.31 11:34撮影
カメラ:Canon IXY DIGITAL 110IS
撮影データ:ISO感度80 中央部重点平均測光 自動露出(F4.9・1/200) 露出補正マイナス0.3 トリミングなし
やっと見つけました。ツノハシバミの雌花序と雄花序のツーショットです。固い逆V字形の冬芽だった雄花序が葉の展開前に開花して垂れ下がっています。雌花序は咲くと芽鱗の先端に赤い柱頭だけを出すのです。高いところで咲いているので観察が難しかったので、近いうち採取して詳細観察して見ようと思います。

先週のSr.ボスケの動向
0325日(月):自治会常会/ブログ更新
0326日(火):田んぼ進入路舗装作業
0327日(水):小雨/休養日
0328日(木):裏山植林ヒノキ伐倒/桜開花
0329日(金):買物
0330日(土):姉夫婦来宅/ヨモギ摘み
0331日(日):薪原木調達/まっしゅさん一家来宅